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ステレンボシュのワイナリーへ自力で行く。さよなら南アフリカ(Day361-362)

南アフリカ共和国13日目
1R(南アフリカランド)≒8.5円

91 Loop Boutique Hostelの朝食

今朝も宿の無料の朝食のパンケーキ。これが美味しすぎて4日連続で頼んでしまった。

途中2日間だけ、手持ちの食材を減らそうとキッチン付の宿に移ったのだが、女性専用ドミトリー6人部屋で3段ベッド2つ、同室の人は体格のいい地元の黒人女性ばかり。民度が低く、夜中にチェックインしてきたのに平気で電気つけるわ、明け方に電話がかかってきたらベッドで1時間以上喋るわ、太ってて登れないからと私が予約した下の段のベッドを平気で使うし、いびきがうるさい。食材を使い切ったら元のホテルに戻って来た。
しかし戻ろうと思ったのは、この無料パンケーキが忘れられなくてというのが本音である。

ケープタウンの鉄道駅からステレンボシュへ

同じ宿のTKさんとSCさんに「明日は何するんですか?」と聞かれたので「ローカル列車でステレンボシュのワイナリーに行く。」と言ったら「僕たちもついて行っていいですか?」と言われた。

まいったな・・・
地図を見て鉄道で行けるかもと思っただけで、ネットに全く情報がないので行ける確信がない。ひとりなら着けなくても(まぁいいか。)で終わるが、2人をアテンドしないといけないとなると責任が重い。

「ネットに情報がないし、列車で行けるか分からないですよ。」と伝えたが「それは全然いいですよ。12時半位からでいいですか?」と軽い返事。本当に軽い感じなのでほっとしたが、午前中に出ないと着けない気がするが。しかし断り切れずOKする。

12時半に鉄道駅に行く。電光掲示板はあるが何も表示されていないし、路線図も料金表もない。
行き先を人に聞くしかチケットを買う方法がないのだ。
チケット窓口で「ステレンボシュに行きたい。」と言うと、チケット売り場のおばさまに「ない。」と言われた。あっそ。っと、すぐ諦めようとしたらSCさんが、ワーホリを1年していたという英語力でおばさまから詳しく行き方を聞き出してくれた。

どうやら直行便はないが、途中で1度乗り換えたら行けるらしい。
こういう時、アフリカで出会った男性は皆、率先して自分から駅員や周囲の人に聞いて回って段取り良く手配してくれたものだが、TKさんは後ろの方に立ってぼーっとしていて全くその気配はない。今日の行き方もステレンボシュに何があるのかも全く調べてもいない笑
その代わり「何でもいいですよ。」と全く文句を言わないタイプだし、どこに行っても素直に「凄い!!」と感動してくれるので、彼の人柄でその辺はカバーしているのだろう。
彼もワーホリで1年カナダにいたらしいので私より英語が話せると思うのだが、その後も彼の英語を聞くことはなかった。

ツアーだと1万円近くするワイナリー巡り。この13ランドのチケットでどうかワイナリーに辿り着けますように。

ケープタウンの鉄道駅はホームが何十本もあり、かなりの広さ。どこから乗っていいか分からない。ホームにいる駅員に聞いても「分からないからインフォメーションセンターで聞け。」と言われたのでその通りにする。本当に着くかな、頼りなさ過ぎる。

「列車も駅も治安が悪いからスマホと財布はしまえ。」と周囲の人らに注意された。金額の安い乗り物だとそうだろう。しかし地元の人らは爆睡状態で気を抜きまくっているが。

乗換のベルビル駅

13時半。
1時間列車に乗り、ベルビルという乗換駅で全員降ろされた。ここからステレンボシュに行くにはどこのホームなのか周囲の人に聞いたら、このホームから2時間後に出ると言う。・・・チケット買う時にそんなに待つとか教えてくれないものなのか。そんなに待てないので降りてBoit(タクシーアプリ)を呼ぶことにする。

ベルビル駅の外。早速ホームレスたちがたむろしている。Boltを呼ぶためにスマホを鞄から出していたら「何してるんだしまえ。」とまた通りがかりの地元の人に注意された。ここは相当治安が悪そうだ。

Boltタクシーは直ぐ来てくれたのだが、道が事故で大渋滞。
全然動かないのでワイナリーが閉まる16時半までに辿り着けそうにない。しかしこのBoltドライバーのおじさんが凄くいい人だった。
「ワイナリーが閉まっちゃうから、ここから最寄りのワイナリーに行き先を変えていいかな?」と言うと受け取る料金が減るのに快くOKしてくれた。Uberだと乗車してからは行き先は追加は出来ても変更は出来なかったと思うのだが、Boltだと出来るのか。知らなかった。

Boltの目的地の設定を変更し、渋滞の道路を途中で降り、GoogleMapで慌てて検索した最寄りのワイナリーへ向かう。ドライバーに支払う料金も大幅に減ったが、嫌な顔ひとつされず観光客として歓迎してくれた。

Kaapzicht Wine Estate(ワイナリー)

ステレンボシュベルベルの中間地点に口コミのいいワイナリーがあった。あって良かった。
私ひとりだとベルベルをぶらぶらして戻るところだが、他の2人の貴重な旅の時間を無駄にしたくないからだ。

ワイナリーは閉館時間も近く、私たちの貸し切り状態。まあ普通午前中に来るだろうし。
おしゃれ過ぎるインテリアにTKさんは「僕、ワイナリー初めてです!!」と喜びまくっていた。落ち着いて知的な雰囲気のSCさんと対照的で笑ってしまった。

Kaapzichtワイナリー。もっと早くに着いていたらゆっくり説明を聞くとこだが、時間がないので早速試飲4種セットを頼む。95ランド。

ワイナリーだからだろうか。
透き通った味のワインは美味し過ぎてびっくりした。ジョージアでも各家庭で作ったワイナリーへ行ったが、こっちの方がエグみがない。しかもジョージアより安かった。

食事はチーズ盛り合わせしかないとのことでそれを頼んだ。76ランド。
自分が1年に食べる量以上のチーズが来た。
「ワイナリーに行ったって日本に帰ったら自慢できますかね♪」とTKさんはご機嫌だ。「別に自慢になんかならないと思う。」とSCさんは鋭く突っ込んでいる。二人共性格が良く、一緒にいて楽しかった。
結局、交通費を除くと1500円以下でワインとチーズが楽しめてしまった。

日が暮れてきた。ケープタウンから少し離れたらこんな景色なんて信じられない。アフリカの土地は自然豊かだなと思う。
ここからまたBoltを呼んでケープタウンに戻る。こんな所まで来るか心配だったがすぐにつかまった。

Eastern Food Bazaar

ケープタウンに着いたら夜だったので、腹ごしらえをする。様々な食事が並んでいて好きなものがあるカウンターで注文するタイプのお店。

ラム肉のカレーシチューみたいなものを頼んだら、とてもひとりで食べきれる量ではなく失敗した。食パン半斤をくり抜いてたっぷりラムカレーが入っている。95ランド。これで3人分だろう・・・他の2人も残していた。
店を出るとホームレスに「お腹がぺこぺこなんだ。頼む、少しでいいからお金をくれ。」としつこく追いかけられた。この時残した食事を思い出し、罪悪感でいっぱいになった。本当は残したものをホームレスの人にあげたかったのだが、同行の2人が嫌がるかもと思い出来なかった。

その後は昨日と同じタップビールが置いてあるバーへ行って3人で飲む。
この日は私のケープタウンの最終日だ。西アフリカ縦断の最後は、この旅仲間たちのお陰で楽しい日となった。


南アフリカ共和国14日目。

ケープタウン国際空港へ向かう

朝9時にホテルを出て空港に向かう。ケープタウンには空港行きのバスはない。
地元の人に聞くと、昔はあったが「儲からない。」とタクシー業界の猛反発にあい、バスは空港に停まらないようになったらしい。

しかしGoogleMapで見ると空港を数百メートル過ぎたところ迄はバスで行けそうなので、そこまで行ってからUberで空港に戻る。そんな行き方をする人は私しかいないのか、このバス停で降りたのは私だけだった。千円以上も節約出来たのに。

ケープタウン国際空港到着。大きくて綺麗な空港。ここから次のアフリカ大陸の地、モロッコへ行く。
直行便は高かったのでドーハ経由。航空券代は5万9千円。

久しぶりのラウンジ。ずっとアフリカの食事だったため、久々の洋食メニューはかなり美味しく感じた。

13時発のドーハ行きの飛行機に乗る。モロッコは同じアフリカ大陸なのに、安い航空券を取るために凄い遠回りだ。金額もイタリアやイギリス行きの方が安くて速いのがあったのだが、エジプト→東アフリカ縦断→・・とアフリカ大陸を続けて訪問しているため、この後もアフリカ大陸にあるモロッコに行きたかったのだ。

23時半、9時間かけてドーハ到着。長い、長すぎる。同じアフリカ大陸移動なのに、安いからってカタール経由は失敗したと思う。
ここから1時半の飛行機に乗り換えて、カサブランカに到着するのは7時間後の7時半。(時差1時間)

明日からはまたひとりでのモロッコ旅が始まる。

ケープタウンのライオンズヘッドと喜望峰へ。文句を言いたい人との再会(Day359-360)

南アフリカ共和国11日目
1R(南アフリカランド)≒8.5円

今朝は晴れたのでケープタウンを散歩する。

 The Company’s Garden – Rose Garden

ケープタウン国立美術館の前にあるローズガーデン。

今はバラは咲いていなかったけどリスがたくさんいた。美しい庭園と演奏されている陽気な音楽で癒される。

普通の市民図書館があったので入ってみる。ポートエリザベスであったみたいなステンドグラスはなかった。

スーパーのフードコートでランチ

昨日のインド料理はハーフサイズを頼んだのに全然食べきれなかった。
外食は私のお腹では食べきれないので、近くのスーパーで好きなものをパックに入れてグラム料金の所を見つけた。

美味しいのか、凄く混んでいる。

これで600円位。何種類も欲張っていれた。ブロッコリーを入れるより生ハムをいっぱい入れたらかなりお得だろう。

教会も散歩。前回来た時は閉まっていたが今日は中に入れた。中は一部カフェになっている。

City Sightseeing Downtown Tour Office

歩いているとヨハネスブルクで見た、赤い二階建てのバスが停まっているコーヒーショップがあった。

そのコーヒーショップの奥にがツアー会社になっていて、喜望峰ツアーやワイナリーツアーがあった。

525ランドで明日の喜望峰へのバスツアーを申し込んでおいた。この時南アフリカランドのレートが跳ね上がっていて8,300円となかなかの金額。予約はHPからした予約した方が直接予約するより安い。
本当は人数を募ってレンタカーで安く自分たちのペースで好きなように周りたかったが・・・南アフリカは日本と同じ右ハンドルなので、楽々運転出来るだろう。
しかしケープタウンで全く日本人など見掛けないし、1人ならレンタカーは高すぎるので諦めた。

午後から鉄道で自力で少し離れたところにあるステレンボシュのワイナリーへ行こうと思い鉄道駅へ来てみた。ツアーだと凄く高い。
鉄道はどこまで乗っても13ランドと破格だった。だが今からだと遅過ぎて到着しない気がして、後日に行くことにした。

運命の(?)再会

鉄道駅からホテルに戻る。ホテル近くの道で私の顔をじっと見ながらこっちに向かって歩いてくる東洋人がいる。知り合いか?と思って見ると・・・

「みきぷさんですか?」

・・・?!

なんと3ヶ月以上前にエジプトのカイロで同じ宿だったTKさんだった。

彼とは一瞬キッチンで会っただけなのでエジプトでは連絡先を交換していなかったが、ずっと会いたかった。それは私の物真似をしていたと、他の旅人から聞いていたからだ。
私はそこにいた若い男の子に「どうしてアフリカに来るのにドル持って来ていないんですか?!(は?あほですか?)」とツッコミまくっていたのだが、その物真似をしていたそうだ。
陸路でアフリカを南下するなら、ほとんどの国のビザが、国境では現金払いオンリーなのにどうするつもりか不思議でしょうがなく、そりゃ突っ込むだろう。

2、30代の若い子が私の物真似って・・・差し詰め「口うるさいおばさん」って感じだろう。
ここで会ったが百年目・・・( ̄ー ̄)仲良くなったタイミングで「私の物真似をされていたそうですね♪」と聞いてみてやる。どんな顔をするだろう笑

TKさんはカイロで会った時同様、ソフトで感じのいい人だった。さっきケープタウンに着いて、もう一人、一緒に旅をしている女性のSCさんと2人で私と同じホテルにチェックインするところだと言う。そして彼と話をしていると、リビングストンでもボツワナでも会った女性のWさんとも偶然会った。彼女もさっきケープタウンに着いたそう。

なんてことだ。ここで4人も日本人が揃ってしまった。皆を誘ってレンタカーを借りたら、楽しく安く行けただろう。しかしさっきツアーを申し込んでしまった。私はなぜいつもこんなタイミングが悪いんだろう。

Lion’s Head

彼らとは一度別れ、天気が良くて夜景が綺麗そうなので、ケープタウン到着直後に登ったテーブルマウンテンの横にあるライオンズヘッドに登ってみる。

バスで麓まで行き、GoogleMapを見ながらトレッキングコースを登る。ホームレスもいたが、地元の犬を連れた人たちもたくさんいたので、その人たちに紛れて登る。

美しいな・・・やはりケープタウンは。

途中で暗くなりそうだったので頂上までは登らず、途中で引き返して来た。夜景が見れたので満足。麓のバス停まで真っ暗闇の中歩いたが、他の人らはUberを呼んでいたので本当はこの辺りも治安が悪くて歩いてはいけないのかも知れない。

夜はリビングストンで会ったWさんと、ホテルのテラスで一緒に食事をした。
彼女にはボツワナでナミビア砂漠ロードトリップに誘ってもらっていたが、私は行かなかった。その後3人での旅がどうだったか聞いたら、同行の韓国人カップルが途中で喧嘩別れし、雰囲気最悪のまま旅の途中で全員解散になってしまったそうだ。

あの時もし私がナミビア砂漠行きを選んでいたら、そうなっていたのか・・・旅は人生に似てると前に記載したが、もう一つの選択肢の結果を垣間見れた。


喜望峰ツアーに行く

次の日。
朝の9時半に喜望峰ツアーのチケットを購入したツアー会社の前に行く。
「一緒に行きませんか」と誘ったら、TKさんも彼の同行者のSCさんも乗ってきて一緒に行くことになった。

赤いツアーバス。ウォーターフロントがスタート地点だったらしく、空いてる席がほとんどなくて選びようもなかったが、このツアーは進行方向右側が行きも帰りも絶景だった。左側に座って失敗した。

往路はガイドが、エミューなどの動物を見つける度にバスを停めて教えてくれた。
12時に最初のスポットに到着。結構な距離だったのでレンタカーならしんどかったかも知れない。

New Cape Point Lighthouse

最初はライトハウス、灯台のある絶景スポットを登る。

年配の人用にケーブルカーもあったが、今回はちゃんと足で登ってみた。

テーブルマウンテンからとはまた違った景色。

ここで昼食。ここのレストランは高いと口コミで見ていたので、スーパーで購入した持ってきたピザパンを食す。

Cape of Good Hope

喜望峰へ行く。ここの入場料はツアー代に含まれていない。

バスで喜望峰まで行く人と、トレッキングコースで喜望峰へ行く人らに分かれた。45分のコースだと言うのでトレッキングコースにする。

参加者はバスツアーの半分位だろうか。途中ガイドがトカゲや亀を見つけては紹介してくれ、楽しいコースだった。風が強いが、岩肌の道を歩き絶景だらけ。トレッキングコースにして良かった。

45分後、崖を降りて来てCape of Good Hope、喜望峰に着いた!
ここはアフリカ大陸の最西南端だ。1ケ月以上掛けて縦断してきた西アフリカ縦断の最終地。ここを縦断の最終地としている旅人は多い。
最初に到着したエチオピアから、あんなこともこんなことも、キツイこともあったなぁと色々な想いが込み上げてくる。一緒にいたTKさんやSCさんを見ても同じように感じていたようだ。TKさんなんて4ヶ月もアフリカにいたのだからなおさらだろう。

ボウルダーズ・ビーチ

ツアーの最終地、保護区にいる野生のペンギンがいるボウルダーズ・ビーチへ行く。
ここも入場料が掛かるので3人とも節約して中には入らず、周囲の道を歩くことにした。

砂浜に群れているペンギンは見れなくても、周囲の道端に子育て中のペンギンが沢山いた。授乳中だったりしてかわいい。陸お地にいるのがお母さんペンギンで海にいるのがお父さんペンギンで魚を捕まえてきてくれているんだろうな。

帰りは乗った場所でなく、ウォーターフロントで全員降ろさされた。17時着。丸1日のツアーだった。
ここからホテルまでは20分位歩く。
ケープタウンのホームレスたちはアグレッシブで、1人で歩いているといつもホームレスに絡まれるのだが、男性も入れて3人だとそこまで絡まれなかった。やはりアフリカ旅はひとりじゃない方が楽だよな・・・と思う。

ケープタウンのバーで飲む

途中にあったハングリーライオン(ファーストフード)でお腹を膨らまし、3人でバーに飲みに行く。他の2人も大のお酒好きということで、意見が完全一致。

このバーは生ビールが置いていた。この量で500円弱だから日本で飲むよりだいぶ安い。
2人のこれまでの旅の話を聞いて話が盛り上がった。

2人はザンジバル島で出会ったらしいが、私の2日前に同じホテルに滞在していたらしい。2人ともザンジバルでは毎日大雨に降られ、洗濯物も乾かず・・・といった私と同じような経験をしていた。
私がモシに行かずに2日早くザンジバル島に行っていたら2人と合流して一緒にナミブ砂漠を周っていたかもしれない。ちょっとのタイミングで運命って変わるなぁと、この時もしみじみ思った。

TKさんの方から「エチオピアの宿では日本人男性だけで7人もいて、凄く楽しかったんですよね~」と話題を出してきた。
「そこで私の物真似してたらしいですね♪」と切り出したら少し、かなり?焦っていた笑
「いや、もうひとりの若い方です!あいつが真似してました!」と私が突っ込んでいた若い子の方のせいにする。皆で大笑いし、その子に3人で飲んでいる写真を送っておいた。彼もびっくりだろう。

旅は誰と出会うかで街の印象が変わる。ケープタウンの夜はとても楽しいものになった。

ケープタウン観光、テーブルマウンテンに登る。日曜日のケープタウンは危険だった(Day355-8)

南アフリカ共和国7日目
1R(南アフリカランド)≒8.5円

ケープタウン到着早々、街から見えるテーブルマウンテンへ登りに行くことにする。

テーブルマウンテンへ

宿から歩くと麓まで3kmなので、麓までは市バスで行く。GoogleMapで経路が出るのでどこから乗ったらいいかは分かるが、チケットが現金不可でICカードが要るみたい。

私はリビングストンで会ったSさんからICカードを売ってもらっていたので、それを使うことにする。購入するのもどこに売っているか不明だったしチャージ方法も調べるのが面倒。チャージしたり使用したりする際、表示されるするのが金額でなくポイントでいくらチャージしたらいいかも不明だったので助かった。Sさんはかなりチャージしてしまったらしく、残りはかなりの回数乗れるらしい。

の107、106番のバスで最寄りのバス停から乗る。前のドアにINとOUT時にカードをかざす機械があるが、クレカのマークもあったので、タッチ決済のクレカでも乗れるのかもしれない。

テーブルマウンテンの麓に到着。ここからはロープウェイの入口まで無料のシャトルバスが出ている。

チケット購入窓口が並ぶらしいので、あらかじめネットで往復のロープウェイのチケットを買っておいた。13時以降に入れるチケットだと安かったが午後からの天気が曇りだったので、午前チケットを購入した。予約はこのサイトから。

5分も乗らないのに420ランド(3,700円)もするので、行きか帰りかハイキングコースを自力で行くことも試案したのだが、かなり急で落ちて亡くなった人もいるようなコースらしい。やめておくことにする。

ロープウェイであっと言う間に山頂に到着。
ケープタウンの街や海が一望できて本当に美しい街だ。

ケープハイラックスなんて動物もいる。

反対側の景色。山頂部分は広く、奥の方にもずっと行けるので写真を撮ったり、海や鳥をいつまでも眺めながら1時間以上山頂で過ごした。

ケーブルカーの麓にもあったが、頂上にもtapビールが置いてあるレストランがあった。しかも1杯65ランド(550円)と高くない。

ブルームフォーテーンのバス乗り場で別れたBさんと丁度同じ時間に頂上にいることが分かり、一緒にビールを飲むことにした。
彼は3時間以上かかって「インディアンコース」という道を登って来たらしいが、「やめといて正解ですよ。」と言われた。かなりハードで、後半はボルダリングのような崖コースになっていて命の危険を感じたそうだ。(別のコースだと、距離は長いがもっとゆるやかで女性でも歩けるコースもあるようだ。)

午後からは曇ってきたので、午前券で来て良かった。HPには「午前券は13時まで」と書かれていたが、係員に聞くと閉館までいていいという。こんな景色を眺めながら飲む生ビールは最高、幸せな気分にひたった。

帰りはBさんも一緒にケーブルカーで降りて来た。ホテルまでもバスで帰りたかったが、Bさんは「行きも歩いたし全然歩けますよ。」と言うので、ケーブルカーを降りてから歩いた。途中の道は高級住宅街のようで家がどれもおしゃれでかわいい。下りなので苦も無く歩けた。

植物が沢山飾ってあるおしゃれカフェがあったので寄った。Bさんは3日後、別の国に行くので話すのは恐らくこれが最後。ヨハネスブルグやレソトをひとりで周っていたら淋しかっただろうし、一緒に周れて良かった。これまでの旅の話も楽しく、何よりも凄く頼りになり、助けられたなぁと思う。

南アフリカ国立美術館

次の日は近所のインド料理屋で焼きそばみたいなものを頼んで食べた。91ホステルは居心地はいいが、キッチンがないので朝食以外は外食かテイクアウトになってしまう。

この日は曇りだったので遠出はせず、街ブラしたり美術館へ行ったりした。

海辺の方へ歩いて行こうとしたが、道がよく分からず警備員に止められた。後日ちゃんとした道を通って行くことにする。

ボ・カープ地区

次の日は晴れたのでカラフルなボ・カープ地区という所へ歩いて行く。

1790 年代に建てられたアウワルモスク。

元々はムスリムや東南アジアの移民が住んでいて、労働者への差別や迫害など、暗い歴史を持つ地域らしいが、白い壁の家しか建てない白人への反発でこのようなカラフルな色になったらしい。ここでも人種差別の歴史の重みを感じる。

ハウト・ベイ・ビーチ

レソトでネットが繋がらなかったのでケープタウンについて下調べをしていない。バスカードをくれたSさんにお勧めの観光スポットを聞いてみたら、ビーチを教えてくれたので行ってみることにした。

バスで40分位で到着。テーブルマウンテンの裏側に来た。とても雰囲気がいい。

泳ぐ程の透き通った水ではなかったし、風が寒い。ここでじゃあすることと言えば・・・

海が見下ろせるレストランで生牡蠣とワインを頂くことにする。

海老の巻き寿司があったので思わず頼む。ちゃんとした酢飯で美味しい。

全部で2800円位。日本だとこういったレストランじゃ席料とか取るしもっとかかる気がするな。
たまには贅沢してこんなゆったりした時間を過ごすのもいい。

レストランから日が暮れるまでビーチを眺め、バスでホテルに戻った。

V&A ウォーターフロント

次の日、Bさんが旅立つというのでホテルの前で見送った。旅はいつでも誰かと別れが来てしまう。こんな別れも慣れてしまい何も思わなくなってきた。またお互いいい旅が出来ることを祈り、お礼を言って別れる。

2日前に行けなかったV&A ウォーターフロント地区へ行ってみる。

ホテルの前からバスで行こうとしたのだが、何故かいつもと街の雰囲気が違う。あまり人が歩いていないし、お店が結構閉まっている。日曜日だからだと気付いた。
いつもは他にも通行人がいるのでターゲットにされなかったが、この日は私しかバス停付近にいないのでホームレスの子供たちが寄ってきて「お金が食べ物をくれ」と言って来た。
近くにいたポリスが気付いて「このご飯をあげるから向こうへお行き。」と追い払ってくれた。警備員は何mか置きに立ってくれている。

今回はちゃんとバスと徒歩でV&A ウォーターフロント地区に到着。

海辺にあるおしゃれなアウトレットモールといった雰囲気。お土産を買わない私には縁がなさそうだ。
おしゃれなアクセサリーなども売っていたが、身に付けてスリとかに狙われてもなぁ・・・と躊躇する。

結構広いのでモール全体を見て回ったら夕方になってしまった。

バスに乗ってホテルの近くまで行くが、徒歩10分位手前のバス停までしか行かなかった。

日曜日の夜のケープタウンは危険

バス停を降りてからホテルに向かって歩く。10分位の距離だし、こんな誰もいない所でUberを待つのも怖い。しかし歩いても、歩いているのがほぼ私だけなので、ホームレスの人と通路で二人きりになるという場面が多過ぎた。あまりにも怖いし危険。

いつもは賑やかな通りも無人。いつも寄る酒屋に寄ってみたが閉まっていた。
これまで昼間歩いている分には、観光客がいっぱいだったので危険を感じたことがなかったのだが、この時ばかりはゾッとする位怖かった。

ケープタウンのホームレスの人らは他の街の座っているだけのホームレスらと違う。アグレッシブなのだ。向こうから近寄ってきて「お金をくれないか」「食べ物をくれないか」と声を掛けてきて、ずっとついてくる。ドラッグやってるのかなぁといった雰囲気の人もいて、ロサンゼルスのホームレスたちに近い雰囲気だ。

あと人数も多いので、ひっきりなしにこの日は追いかけられた。
明らかに観光客の私めがけて追いかけて来るので、見兼ねた警備していたポリスが一緒に歩いてホテルまで送ってくれた。

ずっと心臓がバクバクしていた。酒屋が閉まっていたので、すぐ隣のバーで1杯だけ飲んだ。
アフリカに入って1ケ月以上。だんだん治安の悪さに慣れて感覚がマヒしてしまっているのかもしれない。一度気分をリセットして気を引き締めないと。

それにしても、エチオピアで同じ宿だった人に「ケープタウンまで行けば日本人に会うよ。」と言われたが、ここでもピースボードのツアーの人らしか見掛けない。喜望岬に行くのに人を集めてレンタカーを借りたかったのだが・・・4日後にモロッコまで行く航空券を予約したので、もう明日にはひとりで喜望岬へ行った方がいいだろう。
同じドミの人らはカプセルタイプの部屋を予約しているだけあって、カーテンを閉め切っていて交流が全くない。4日後までずっとひとりかな。そんなことを考えながらこの日も寝た。

ポートエリザベス、海辺はいつも悪天候。夜行バスでケープタウンへ移動(Day354)

南アフリカ共和国6日目
1R(南アフリカランド)≒8.5円

ポートエリザベスの海へ

宿のプール。起きたらどんより曇り・・・昨日はあんなに晴天だったのに!

宿からすぐ近くが海岸だったので行ってみたが、のんびりする気になれない天気。
トルコのアンタルヤもエジプトのアレクサンドリアも天気が悪かった。私は港の町とは縁がないようだ。

まあ、昨日飲まずに観光したら良かったんだろうけど。体力的に限界だったな。思えばザンビアのリビングストーンで宿が満室で出た日から、ずっと毎日移動している気がする。ケープタウン辺りで少しでのんびりした方がいい気がする。

This Is Eat(レストラン)

Boltタクシーを呼んでシーフードレストランまで連れてきてもらったが、お釣りを誤魔化すわ、ずっと私が待っている間に他のタクシーと話していたことに文句を言ってくる最悪の運転手だった。
タクシーを待っている間に日本人が乗った大型バンが停まり、中に老夫婦の方がいて「一緒にタクシー乗りますか?」と声を掛けてくれたのでその方たちと喋っていたのだ。街まで4ユーロだと言うので断った。Boltは27ランド(220円)。しかし上記のようにドライバーの民度が低い。

イカのフライとコーラで91ランド(760円)。美味しかった。

昨日バスを降りたところが町の中心で観光地でもあるようなので歩いて行ってみる。
歩いていると途中で目の前で地元の人が乗る車が停まり、「ここから向こうはホームレスだらけでスリ、ひったくりで危ないぞ。歩くな。」と言われた。歩くなって言われてもどう観光しろというのだ。

ドンキン・リザーブ, ピラミッド AND ライトハウス

とりあえずホームレスには気を付けながら、Googleマップで観光地マークがある所に行ってみた。
教会は閉まっていて入れない。郵便局も閉鎖されている。

ポートエリザベスを設立したラフェイン・ドンキン卿が亡き妻への追悼の意を込めて建てた石のピラミッドらしい。

すごい年配の観光客が何十人もいたので中国人かと思ったが、声を聞くと日本人。
どうやらピースボードが今日ここに停泊しているらしい。20代の女の子が2人だけいてなんかちょっとかわいそうだった。ピースボードの平均年齢は70歳位?テンション合わないだろうな。

建物は綺麗なんだけど人が全く歩いてなくて治安が怖い。まるでゴーストタウンのようだ。

コロナ以降観光客がいないのだろうか?なぜ車を半分に切る。

地元の図書館

歩いていると建物の入り口にいた警備員が「見学していかないか?」と声をかけてくれた。
観光地でもなんでもない普通の地元の人の図書館。本は古そうなものばかりで客はいなかった。

ステンドグラスが美しい。ここは来て良かった。人がいないのがいい。アフリカ人は本はあまり読まないのだろうか。

帰りは節約で宿まで30分歩いて戻った。確かにホームレスをよく見るので治安は悪いんだろう。一般の人を見つけてその人らの後をついて歩く。

ポートエリザベスから深夜バスでケープタウンへ

ポートエリザベス、少し期待していたのだが閑散としていたのでもう今夜のバスでケープタウンに向かうことにした。
ネットからIntercape社のバスを予約。深夜バスで移動したほうが宿代が浮くので夜発にしたが、夜発のバスは昨日降りたバス停でなく、少し離れたこの場所から出発。

宿をチェックアウトしUberで来る。

19時半出発のバスだが、1時間も前に着いたので、荷物を待合室のベンチにチェーンロックし隣のスーパーを覗くことにする。

寿司が売っているが高い。夜ご飯は今夜もコーラとポテチだけにする。

今夜のバスは時間通りに来た。あまり朝早くにケープタウンに着きたくないので、今回はもう少し遅く来てもいいんだけど。本来はこんな風にちゃんと時間通りに来るのだろう。

ケープタウン到着

朝の6時50分、ケープタウンに着いた。バスにはトイレもついているし快適だった。

暗い中南アフリカを歩くのは危険だと判断し、明るくなるまで待合室で待つ。
これは賢明な判断だった。後日ケープタウンで出会った日本人はこの近辺でホームレス数人に襲われiPhoenをすられてしまったらしい。他にもホームレスらに囲まれたという話を他の人からも聞いたので、このバスターミナルの近くではスリが常習化しているようだ。

7時20分。30分もするともう明るくなって外に人がたくさん歩いているのが見えたので、外に出た。
ここがアフリカなのかと思えるぐらい建物が綺麗だ。ヨハネスブルグはギャングに荒らされた後の廃墟ばかりだったのに。

ビルと山が混在していて美しい街並みに見え気に入った。この時はまだケープタウンの治安の悪さにも気付いていなかった。

91 Loop Boutique Hostel

予約していたホテルへ向かう。ケープタウンに宿泊するバックパッカーはほぼここ一択だろう。料金は1900円と最安値に近いのに、6種類から選べる無料の朝食付き。

カプセル形式で、ベッドの中も横にいっぱい荷物が置けるほど広くコンセント・電気、電子ロッカー、完備で居心地が最高だった。

15時からしかチェックインできないと言うので荷物を預け、ホテル併設のレストランでサンドイッチを頼んだ。フリーで付いてくる朝食の残りなのかパンケーキをサービスしてくれる。

ケープタウン、アフリカとは思えない都会だが、ビル、山、海辺にあるような木々が混在していて気に入った。

天気予報を見ると明日は曇り。なので今日、今からビルの隙間から見えたケーブルマウンテンに登ることにす。今日はまだ体力がありそうだ。

レソトのセモンコンから一気に南アフリカのポートエリザベスに移動、24時間寝れない地獄(Day352-3)

レソト王国4日目
1M(レソトマレ)≒8.5円

レソトのセモンコンから首都マセルへ移動

朝6時のバスに乗るべく5時過ぎに宿をチェックアウト。Bさんは私のスーツケースをドミのある高台から運んで降ろしてくれたし、慣れた手つきでレンタルした寝袋も片付けてくれた。

セモンコンのバス停までこの道をスーツケースを引き摺って行く。昨晩レセプションに送迎サービスがないか聞いてみたが「また探しておくよー」と流された。

6時10分前に到着したらほぼ満席だった。危ない。
なんとか乗り込め、また爆音の中首都マセルへ向かう。行きと同じ130マレ+荷物代10マレ。荷物は膝の上に乗せられたのに荷物代を取られる。

3時間半で3回目のマセル。

レソトで南アフリカランドを手に入れる方法

私もBさんもここで手持ちのお金が尽きたので、周囲の人に南アフリカランドを下ろせるATMないか聞いてみた。
ATMでレソトのマレを下ろして銀行の窓口に持って行くと、同じレートで南アフリカランドに両替してくれると言う。銀行は並んでいたが特別に外国人用窓口に通してもらう。

レソトと南アフリカの国境

無事南アフリカランドを手に入れ、マセルの町から国境まで乗り合いタクシーで5分移動。

11時に国境到着。目の前がイミグレだ。

屋台で豚肉ステーキを買って腹ごしらえ。今日はこれが初めての食事だ。レソトの移動は結構キツイ。

ネットに情報が全然ないので、国境を越えた先にバスやタクシーがあるのか不明。タクシーに声を掛けられたので、ブルームフォンティーンまで行けないか聞いてみたら行けると言う。
料金は200マレと言われたが、150に値切った。人が集まったら出発すると言っていたが、あと一人来ただけで出発してくれた。
こんな豪華な車でそんな安い金額で1.5時間先の町まで行ってもらっていいんだろうか。

ブルームフォンティーンのバス停

14時過ぎ、ブルームフォンテーンの長距離用のバスターミナルで降ろしてもらった。
ここはINTERCAPE社グレイハウンド社Eldo Coaches社と言う3つのバス会社があった。ここでBさんはケープタウン、私はブルームフォンテーンへ行くので別々にバスのチケットを買う。

最初5列シートの代わりに1番安いというEldo Coaches社に金額と時間を聞いたが、窓口のお姉さんがクソ態度悪かったので却下。なんじゃあの態度。Googleの口コミを見ても評価☆1だった。
グレイハウンド社に聞くと420ランドで22時出発という。あと10時間待ち・・・
1番評判がいいINTERCAPE社に聞くと430ランドで23時発と言うが、確かボツワナから入国する時にINTERCAPE社のHPから予約したよなーと思い、HPから見てみると19時半発の400ランドのチケットがあった。なんで窓口で案内してくれないんだろう。

BさんはINTERCAPE社で即ケープタウン行き22時発のチケットを購入していたが、ネットには18時半のバスがもっと安い金額であった。伝えるか迷ったが伝えておいた。

ブルームフォンテーン観光

出発までまだまだあるのでブルームフォンテーンを観光する。Bさんはずっと友人と電話しているので彼の荷物と私の荷物をセキュリティチェーンでくくりつけ、ひとり街を散策した。

南アフリカは首都が3つあるらしく、ブルームフォンテーンもそのうちのひとつだ。司法を司る最高裁判所があるらしい。だからと言って治安が良さそうにも見えない。ゴミゴミしていて特に観光もないのでここには宿泊せず、すぐにバスで次のバスに向かおうとしているのだが・・・昨晩寒すぎて2時間しか寝れなかったので眠い。眠すぎる。

15分位歩いた所にあるショッピングモールに来てみた。隣のバラ園も閉まっていて、ここをぶらついてドーナツをほお張る位しかすることがなかった。

地獄のバス待ち

16時半に駅に戻りBさんと隣のファーストフードで食事。19時半のバスに乗るべく19時にチェックイン(荷物の重さを測られる)してバスが来るのを待つのだが全然来ない・・・
窓口の人に聞くと、こっちに向かう途中でバスが故障し、乗り換えをしているところであと2時間で着くと言う。

ここからが地獄の始まり・・・

2時間待ってもバスは来なかった。21時半になりBさんが「では、僕行きますね♪」と意気揚々に去っていった。うらめしい・・・いや、羨ましい。私の方が早くバスに乗って寝れると思ったのに。
私と同じバスの他の乗客たちも、見渡すと待ちくたびれてグロッキー状態。

寝ようにも待合室は混雑していて、しかも寒い。他の方面行きや他社のバスもひっきりなしに到着するので、いつ自分のバスが到着するのかずっとアナウンスを聞いていないといけないので寝れない。2時間しか寝ていない中、朝6時から何台も車を乗り換えて22時にこの状態。

結局バスが来たのは翌日0時10分だった。24時間以上寝ていないことになる。これはエチオピアのバスより体力的にキツかった。いやマジで。乗り込んですぐ爆睡。


南アフリカ共和国5日目
1R(南アフリカランド)≒8.5円

ポートエリザベス到着

起きるともう朝でポートエリザベスに近かった。1度も起きなかった。よほど疲れていたのだろう。

到着してすぐIntercape社の窓口で明日のバスチケットがないか聞いてみたが、600ランドと凄く高いしここじゃない駅から出るらしい。後でネットでもっと安い時間帯のバスを探すことにする。

いい天気。元イギリス植民地だったという雰囲気も出ている。

南アフリカでまだSIMカードを買っていなかったので買うことにした。MTN社で5Gで103ランド。
途中ホームレスの人が入ってきてお店の人らが追い出していた。外にもたくさんいる。この町はあまり治安が良くないようだ。

Uberで予約したホテルに行ってみたが、行ってみるとマンションの一室で、オーナーに電話して入口のセキュリティを開けてもらって中に入り、部屋の鍵をもらうタイプだった。ジョージアのバトゥミでもこのパターンがあったけど、あの時も何度オーナーに電話しても繋がらず1時間待たされた。
今回も電話しても出ないし、メールも返信がないのでここに泊まるのはやめることにした。キャンセル料がかかってでも、すぐに寝たい、休みたい。
GoogleMapで歩いていけそうなホステルがあったので、歩いて行ってみた。

Lungile Backpackers(ホテル)

歩いて到着したホステルは、予約していないがオーナーが快く迎えてくれた。

女性専用ドミトリー貸し切り。凄く綺麗だ。247ランド。宿代を300ランド支払うとお釣りが今ないので、ビールか何か頼めと言う。そんな昼間からビールなんて・・・と思ったが、ここまで歩いて暑かったし、あまりにも美味しそうなので1本頼んだ。
これが失敗で、午後から観光しようと思っていたのに疲れているので即行寝てしまった。

起きたら夕方。まあまた明日観光したらいいか・・・本当に昨日は疲れたもの。30歳の男性と同じペースで行動するのはやはり無理がある。(後日Bさんに聞いたら彼も体力限界でこの日は何も出来なかったらしい。)
またビールを頼みパスタを自炊してホテルでゆっくりする。他の客は別室で4人位ヨーロピアンがいた。

明日は曇りでこの日を逃してしまったことを後悔するとも知らず、眠りについた。

ヨハネスブルグの観光バスでアパルトヘイト博物館へ。またもAPPLE COM BILL被害(Day347)

南アフリカ共和国3日目
1R(南アフリカランド)≒8.5円

ヨハネスブルグ3日目
この日はアパルトヘイト博物館に行こうとBさんと意見が一致した。ヨハネスブルグと言えばここだろう。

この2階建て観光バス「CitySightSeeing」バスで回るのが一般的だ。
上記リンクサイトからバスツアーを申し込んでおいた。料金は279ランド(2,400円)どこから乗り降りしても、。

またもセディナカードでAPPLE COM BILL被害

昨日、ポンテタワーに行く直前。タンザニア滞在時にAPPLE COM BILLという名目でセディナカードが勝手に使われ、カードを再発行してもらっていたが、その明細がどうなったか久々にPCで確認してみたら・・・

なんとカードを停止した3日間は何も使用履歴がなかったが、その後また980~4,000円が1日数回使われ総計6万円以上になっていた。

は?!顔面蒼白( ;∀;)・・・

カード再発行したのに、どゆこと??

昨日は時間がなかったので今朝セィナに電話してみた。楽天のSIMが南アフリカに入ってから使えるので、今回は先輩にスマホ2台を使用してもらわなくても自分で電話がかけられる。

「大変申し訳ございません。新しく発行したカード番号がまた不正利用先と紐づいて、引き続き利用されておりました・・・」

そりゃそうだろう。以前、楽天カードがアゼルバイジャンで不正利用され、カードを再発行して番号が変わっても何も手続きしなくても次の月から毎月引き落としの国民年金が引かれていたし。
カード会社の人は「次は認識されないようにしますから!」と言っていたが、怖いので再発行でなく停止してもらった。キャッシングのネットでの繰り上げ返済はエポスカードでも出来る。(リボ払いに変更→リボ増額払いで繰り上げ返済という面倒な流れにはなるが。)

CitySightSeeingのバス乗り場

少し離れたショッピングモールRosebank Mallが始発なのでそこから乗ることにした。Uberで行く。2人だと Uber代も半額になっていい。
いくつもあるバス停で途中下車自由だが、全ての場所を降りる時間は無さそうなので、観光するのは2ヶ所に絞る。

待機していたバスに乗る。2階は吹き抜けだが、日差しが暑過ぎて日陰のある窓のある席へ移る。

運転手にチケットを見せるとヘッドホンをくれた。これで日本語案内も聞ける。

白人たちが住む高級住宅地を通りながらアナウンスを聞く。給料のいい職業には白人しかつけないし黒人と白人で居住区も分けられてたんだよな。今も白人しか住んでいないのだろうか。

コンスタントヒル

1つ目はコンスタントヒルで降りた。入場75ランド。本当は100ランドだがバスチケットを見せると割引になる。

刑務所でも黒人と白人で区別されていた展示。奥の白人スペースはゆったりしていて毛布3枚、黒人だと毛布1枚。手前でも私がこれまで宿泊してきたドミトリーとあまり変わらない環境に見えるが。

なぜネルソンマンデラの隣にガンジーおる??と思ったら、2人とも独立運動によって投獄されていた偉大なる人ってことらしい。ネルソンマンデラはアパルトヘイト廃止運動を行っていたせいで28年も投獄されていたって。なんて人生。

裁判所兼美術館なども見学。

アパルトヘイト博物館

またバスに乗りアパルトヘイト博物館へ。近くのガソリンスタンド併設のコンビニで昼食をすます。

入場料はまたバスチケットを見せて割引されて140ランド。入口が黒人用と白人用に分かれていて、私と B さんは別々のチケットを渡され別れて入らないといけなかった。

白人と黒人でIDが違うといった展示、最近まで使われていたトイレやお店、ベンチまで白人用黒人用と書かれた看板の展示。白人、黒人とも観光客がいたがそれぞれこれを見てどう感じるのだろうか?

以降は撮影禁止。
大きな建物の中にいくつもの展示と映像が。生涯をアパルトヘイト廃止に尽くしたネルソンマンデラを称える映像、白人居住区にパスを持たずに入って逮捕されている黒人、街中に広がった反アパルトヘイト運動の映像があった。驚くのはそれらが最近のカラーで綺麗な映像であること。廃止されたのって1991年だもんな。なぜこんな理不尽なことが近年までまかり通っていたんだろう。
この博物館は来て良かった。今の南アフリカの様子と比較して考えさせらる。

その後もバスに乗り、ヨハネスブルグの街を眺めながら元のバス停に戻る。
博物館を2つ見ただけだが広かったのでバスの最終時間4時半に近かった。

ホテルの近くのバス停で降りようとしたが、どうも運転手に降りる旨つたえておかないと停まってくれないようだ。降りたかった場所から一駅過ぎた動物園で降りる。一緒に降りたイギリス人女性がwi-fiがなく、Uberに乗れなくて困っていたので、wi-fiを貸してあげたら一緒に Uberで帰ろうという話になり、彼女が全部チップも含め支払いをしてくれた。イギリス人、スマートだな。いいホテルに泊まってたし。

ひたすら自炊、明日以降の予定

宿でまた自炊。Bさんはスーパーの大きなチキン1パックをほとんど食べ、私に2切れだけくれた。彼の食欲は凄い。

宿泊している黒人たちが何故か宿で為替講座を受けていて騒いでうるさい。Bさんはそのうちのひとりから両替の話を持ち掛けられて乗っていた。男性と女性でドミが分かれているので、毎回どういう下りでそこまで仲良くなるのか解らないのだが、公定レートより悪いレートを提示されていて困っていた。
私のドミトリー部屋の黒人女性たちは皆地元の人っぽいが誰もお互い会話していない。

キッチンがうるさいのでプールサイドで他愛もない話をする。彼がエチオピアの宿で会った男性2名が私とエジプトでペンション細川家で会ったことがあるらしく、TKさんがつっこみが激しい私の物真似をしてたと言って思い出して受けて笑っていた。
私、TKさんと連絡先も交換してないし仲良くないのに物真似されていたのか。次会ったら文句でも言ってやりたいとこだが3ヶ月も前にエジプトで会った人と再会することなんてないだろう。
(しかしなんとTKさんとはこの後、南アフリカの大地で偶然道端で出会うことになる。)

黒人が住むスウェト地区にも行こうかという話になったが、ツアーはネルソンマンデラ国立博物館の中までは入れないようなのでやめることにした。

もうヨハネスブルグは出ることにして明日以降の予定を話し合う。
彼はずっとテント泊やヒッチハイクで旅をしてきた人だから、一緒に行動することはできないだろう。
私はエチオピアの宿で話を聞いて興味を持ったエスワティニモザンピークレソトへ行ってからケープタウンで西アフリカ縦断を終える。彼はレソトへ行くと言う。

明日ふたりともヨハネスブルグのミニバス乗り場から乗るのは一緒だ。そしてそこで彼とはお別れ。
そう思った矢先「みきぷさんも一緒にレソト行きませんか?」と言われた。そうか。先にレソトに行ってからエスワティニに行ってもいいだろう。2つとも南アフリカの中にポツンとある小国。

旅はどこへ行くかではなく誰と行くかで楽しさが何倍も変わるのを、私はジョージア以降の旅で知ってしまった。なのでOKした。

明日はレソトへ行く。

最凶都市ヨハネスブルグ散策、かつての世界一高いスラムのポンテタワーに登る(Day345-6)

南アフリカ共和国1日目
1R(南アフリカランド)≒8.5円

危険なヨハネスブルグのバスターミナル

ヨハネスブルグのバスターミナルに着いたが、この外はめちゃめちゃ治安が悪いそう。旅友はここからハウトレインという高級列車で空港まで行き、そこからUberで移動していたが…
ハウトレインの運賃だけで1,500円位するみたいなので、私は却下。ここからUberで行くことにする。

Uberを呼べる場所まで外に出ようと駅構内を歩き始めると、向かいから来たアフリカ人に呼び止められる。
男「どこへ行くんだ?」
私「Uberを捕まえられるとこまでだけど。」
男「Uber乗り場はこっちだぞ。」
向かっていたのと逆方向へ連れて行かれる。

男について行きながら考える。
キチンとした服装なので駅職員かと思い思わず従ってしまったが違うかも…
良くてUber乗り場まで案内してチップ要求。悪くて知り合いのタクシーに乗せ、ボリボリにぼられる、もしくは走り出して直ぐ仲間が乗り込んで来て全財産奪われる

後者だったら逃げよう。因みに後者は私の会社の先輩が初めてのインド旅行で、夜のデリー空港で遭った手口だ。

建物の外に出たら、私をここまで連れて来た男が、外に1台だけ停まっているタクシー運転手と仲良く挨拶し出した。「乗れ」と言われると同時に速攻で踵を返し駅構内へ走って逃げた。
「おい!どこへ行くんだ!これタクシーだよ!」と後ろから声が聞こえる。「Uberに乗るからいい!」走りながら叫んだ。

タンザニアのダルエスサラームでも流しのタクシーに乗ると100%強盗に逢うらしいのに、ヨハネスブルグでそんなものに乗った日にゃあ…逃げて懸命な判断だ。

ヨハネスブルグのバスターミナルからUberで移動

バスターミナルの職員らに「Uber乗りたいんだけどどこ?」と聞きまくりながら外へ。
ここから外へ出る。怖い。何か雰囲気が・・・

外へ出た瞬間、Uberに予約したホテル名を入れて呼ぶ。10分で到着とあり、来るまでここで待つが、何度もこの建物前にいるタクシー運転手が近寄ってきて声を掛けてくる。

断り横の屋台に逃げ込むが、これまでの国と違って店員も客も、私を見ても全く愛想笑いもなかった。なに、この街の雰囲気。

やっとUberが到着。凄く長く感じた。
走りながら運転手に「この辺って歩ける?」って聞いたら「危険過ぎて歩けないよ。」との返事。
地元の人でも歩けないのか…

Melville House(ホテル)

郊外の予約していたホステルにUberで着いた。駅で焦ってよく見ずに行き先を入れたので、最初違う場所に着いてしまい余分に時間とお金がかかってしまった。

中に入る、プールサイドにこのホテルを教えてくれたBさんがいた。彼がこのホテルにいると聞いていなかったら、移動が面倒な私は治安の悪い街中にホテルをとってしまっていたかもしれない。ここは治安は大丈夫そうだ。

キッチンも広くて綺麗。私と彼以外は黒人しか泊まっていないが。

彼は電話中だったので荷物を置いて付近を散策することにした。
宿の人に「外って、ひとりで歩ける?」と聞いたら「ポケットに最低限のお金だけ入れて、荷物やIDは置いていった方がいい。」と言われたのでその通りにした。

歩いて10分位の所にショッピングモールがありお酒も食べ物も豊富に置いてある。付近に美味しそうな食堂は見つからなかったので自炊しようとラム肉、パスタ、トマト、ほうれん草など買い込む。レジが異様に並んでいてその間にBさんがやってきた。

B「夜ご飯どこで食べますか?」
私「自炊しようと思ってるんだけど、ベーコンパスタかラム肉&ご飯、どっちがいいですか?」
B「両方!両方食べる!!」

大はしゃぎで即答された。…子供かよ…

20歳以上年下で自分の子供でもおかしくない年齢だしな。
素直に肉とパスタを一緒に作って食べた。私は食べきれないのでいつも半分彼にあげる。
2人の2回分の食費が800円位だったので、その後も自炊してかなり安くついた。

明日の予定を聞かれたので「ポンテタワーに登りたい」と言うと彼も乗ってきた。以下の英語のサイトから明日の14時からのツアーを申し込んだ。350ランド(3,000円)

dlalanje社のポンテタワーツアー申し込みページ

ポンテタワーに登る

正式名称はポンテ・シティ・アパートメント(Ponte City Apartments)
1975年に富裕層の白人向けに建てられた55階建の高層マンション。治安が悪くなってくると、ここにギャングが不法占拠しだして元々の住民は退去。世界一高いスラムと呼ばれ、入ると15秒で死んでしまうという都市伝説がある。昔からこの話は知っていて、一度入ってみたかったのだ。

14時のツアーに申し込んだが、予約完了メールを見ると勝手に11時になっていた。少人数だと同じ時間に集められるシステムのようだ。

10時過ぎ、ホテルからUberを呼んでポンテタワーへ向かう。

到着するとUberドライバーが入口にいるセキュリティに「ツアー客だ」と告げてくれ中に入れてもらった。ここからは申し込んだDlalaNjeのオフィスまでセキュリティが連れて行ってくれる。
古いが高い。今でも、ポンテタワーは住居用としてはアフリカで最も高い建築物らしい。

オフィスで申し込み完了メールを見せる。私たちの他はフィンランド人カップル2名だけのようだ。

円形の中ではミッションインポッシブルの用に女性がワイヤーで屋上から降りてきてびっくりした。普通の人だとあんな降り方出来ないだろうからスタントマンか何かだろうか。

この吹き抜け部分には治安の悪い時で6階までゴミが埋まっていたらしい。

建物の中に入る。今は治安が回復していてこの厳重なセキュリティ。
ガイドの女性は、明瞭な英語なのでGoogle翻訳でちゃんと翻訳出来ている。しかし喋り慣れていて速すぎて読むスピードが追いつかないが。

私が生まれた時位に、こんな中が吹き抜けのおしゃれなタワマンが南アフリカで建設されていたなんて凄い。窓枠などはガタついていてガラスが落ちないのか、ちょっと怖い造りだが。

最上階は貸パーティスペースになっていて何時でもレンタル出来るらしい。

51階から見渡せるヨハネスブルグ。
Bさんが「真ん中吹き抜けにしない方が建てるの簡単そうなのに。」と言うので「廊下側の部屋にも窓を付けて採光と通風を確保するためだよ。」と言うと感心して聞いていた。

無料のドリンクが付いているのでビールを頼む。かつての悪の巣窟、ポンテタワーで飲むビールは格別だ。

トイレもおしゃれ。ヒルブロウタワーが見える。独身パーティをここでやるとガイドの人が言っていたが、夜に来ると夜景も綺麗なんだろうな。

1時間でツアー終了。
ガイドの人にチップを渡し(向こうから要求してきた)、安全にお昼を食べれそうな場所を聞いてUberで行くことにした。

ヨハネスブルグの街を歩いてみる

Nando’s Braamfontein

ナンドス。まずは昼ご飯を食べる。レモンソースが辛い。食べ終わると付近を歩いてみる。

ショピングモールがありその付近をBさんと散策した。

ひとりだと怖くてこのヨハネスブルグの街を歩くなんてしなかっただろう。
トラブルを避けて写真は撮っていないが、道端で野菜を売っている風な通りもいっぱいあって雰囲気があって楽しい。

路線バスが走っていてGoogleMapで経路が出るので帰りはバスで帰った。

30分も待ったしチケットは200円以上したので使うメリットはないが、私は路線バスや電車に乗るのが好きなのだ。

ヨハネスブルグがひとりでなくて本当に感謝した。

今日も昨日の残りで夜ご飯を作る。
Bさんはヒッチハイクとテント泊でアフリカ縦断しているのをインスタで見ていたので、彼のこれまでの旅に凄く興味があった。ずっと聞きたかった話が聞けてわくわくした。

明日はヨハネスブルグで次に行きたかったアパルトヘイト博物館へ行く。

1日でボツワナを駆け抜け、次の日南アフリカのヨハネスブルグ到着(Day344-5)

ボツワナ3日目
1P(ボツワナプラ)≒11.6円

ボツワナのホテルをチェックアウトし、ヨハネスブルクを目指して南下する。
1日でボツワナの北の端から南の端まで行けてしまった。

ボツワナのカサネからフランシスタウンへ

宿泊している宿Elephant Trail Guesthouse and Backpackersとカサネの町は少し離れている。
2日前にSさんがわざわざカサネまで行って、そこからフランシスタウンまでのバスが朝7時に出てると調べていてくれた。
宿に朝6時半にタクシーを呼んでもらい、カサネのバスターミナルへ向かう。
こっちが1台50プラと値段交渉して宿に呼んだタクシーなのに、途中から黒人の女性2人が乗り込んできてシェアタクシーになった。ケニア以降の黒人女性は太っている人が多いが、今度は後ろに3人乗っても体をぶつけられることはなかった。

このミニバスに乗り込む。
私とSさんはフランシスタウンへ向かうが、ナミビアに行く人はナタで乗り換えてマウンという町を目指す経路になると思う。

がらがらの状態で7時過ぎに出発し、バスは昨日SIMカードを購入したスーパーの前の駐車場で長時間停車。
カサネの町までいかなくても、ここから乗った方が宿から近かったな。宿の人にフランシスタウンへ行行きのバスに乗ると言ったのに何故こっちのバス停の方が近いと教えてくれなかったのだろう。まあSIMカード屋でも自分の仕事以外のことは教えてくれなかったもんな、ボツワナ人。

バスは始発から乗った方が確実に座れるので、カサネまで行って良かっただろう。
料金は178プラで200プラ渡すとお釣りは右上に書かれ、チケット回収の人がお釣りが出来たタイミングで返してくれる。

フランシスタウンから国境の町ハボローネへ

13時50分。フランシスタウンのバスターミナルに到着。
コロナ前はここから鉄道で次の町ハボローネに行けたようだが今は走っていないようなのでバスで行く。

昨日Sさんと、早い時間にフランシスタウンに着けばそのまま彼はジンバブエ、私は南アフリカ行きのバスに乗れるのではないかという話になっていた。フランシスタウンに特に見どころはないしホテルも高い。

到着するとすぐに男たちが寄ってきて、どっち方面のバスも今すぐ出ると言う。
リビングストンから一緒だったSさんともここでお別れ。別れを名残惜しむ間もなく「早く!」とせかされ、別々のバスに連れて行かれる。

ボツワナと南アフリカとの国境の町、ハボローネ行きのバスは大型バスで満席だった。155プラ。
14時発と言うので、残り5分でバスターミナルの有料トイレに行ってコーラを買い込む。
隣の席のおじいちゃんが話し掛けてきたので少しお喋りをした。
おじいちゃんはハボローネが近くなってくると家族とスマホで大声で電話したり、大音量で音楽をかけたりしてうるさかった。
日本でも歳を取るとこういう周りに気づかい出来ない人多いよな・・・自分の年々神経図太くなっていってる気がするし。

国境の町、ハボローネ到着

20時過ぎ、南アフリカとの国境の町ハボローネに到着。

ホテルまで徒歩30分位の距離だが、あまり治安が良くなさそうなのでどう考えても歩くのは危険そうだ。寄って来たタクシー運転手に金額を聞くと「フォーティー」と言う。スマホの計算機を渡して金額を確認すると「40」と押すのだが、ニヤニヤ笑いながら最後に少し時間をあけて0を追加して「400」と打ってくる。エチオピアでもこれを何回かやられたが、あわよくば10倍もらおうという考えなのか、それとも小数点1位以下まで小数点なしで表示する習慣なのか不明。

にやにや笑いが信用出来なかったので「高いよ。」と言ってバス停の外でタクシーを拾った。金額はやはり初乗り40プラで統一のようだった。
タクシーからの景色は外は誰も歩いていなく、やはり夜歩くのは危険だっただろう。

Brackendene Lodge(ホテル)

安かったのと、次の日のヨハネスブルク行きのバス停が近かったので、Booking.comで評価1の宿だったが勇気を出してここを予約した。

びっくりするぐらい綺麗なビジネ風ホテル。しかもシングル部屋にシャワーとトイレも付いている。なぜ評価が星1つなんだろう。183プラ(2,110円)

Agodaから予約し、クレカで支払いも済んでいるのに、レセプションの男性に「予約が確認出来ない。」と言われ揉めてチェックインがかなり遅くなった。Agodaアプリの支払い済画面を見せるけど、日本語だし日本円表記だから通じない。Booking.comなら英語表記や通貨変更表示に慣れていたんだけど。星1つ評価はこういうところだろうか。

もう21時も過ぎているのに、そう言えば明日のヨハネスブルク行のバスも宿の予約もしていない。移動ばかりしていると毎日経路を調べたり宿を予約する作業があり、結構しんどい。どこかで少しのんびりしたい。

ネットから明日の大型バスIntercape Office社バスを予約をした後、私がケニアにいた時にアドバイスの電話をくれた男の子からメッセージがあった。彼は数日前にフランシスタウンに到着したと言っていたので、もし今南アフリカにいるならどこかで食事でもどうかと私からメッセージを送っていたのだ。
「僕はヨハネスブルグにいて、この宿に泊まっています。」と宿泊先を教えてくれた。同じ宿に向かうことにする。タイミング良く、治安の悪いヨハネスブルグでも人と合流出来そうだ。


ボツワナのハボローネから南アフリカのヨハネスブルグへ

ハボローネからヨハネスブルク行きのバスは朝の6時しかない。480プラ(5,460円)といきなり金額が上がった。南アフリカは物価が高いと聞く。

朝5時半にチェックアウト。この町はタクシーアプリが使えないので、バス会社のオフィスまで10分位を歩くことにする。真っ暗だが女性も数人歩いているので大丈夫だろう。

Intercape Office

ガソリンスタンドの右横にIntercape社のオフィスがあり、ここからバスが出ている。
ネットで予約した予約番号を見せ荷物の重さを測ってからバスに乗り込むのだが、対応する人が1人しかおらず30分以上並んだ。

6時を過ぎ、隣のガソリンスタンドも開いたので朝食を買い込む。ボツワナプラが結構余っているのできちんとしたものを食べたいのだが、ハンバーガー屋はまだ閉まっている。

出発予定時刻を30分過ぎてから出発。もう夜が明けてきた。

国境

ボツワナ出国と南アフリカ共和国入国を果たす。両国とも作業は一瞬、大型バスなので他の観光客らと同じ作業なので楽だ。
見たところ両替商などいなさそうな柵だらけの厳重な国境。と言うことは・・・ここで両替しようと思っていたボツワナの通貨が1500円分位余ってしまった。

国境を越えたら初めての休憩。場所はもう南アフリカなのでボツワナのお金は使えない。南アフリカのお金も持っていないのでクレカでケンタッキーを食べる。

南アフリカのヨハネスブルグ到着

ヨハネスブルグに近づいてきた。これが最凶都市なのだろうか。
昔から「外を歩くと強盗に遭う確率150%(行きと帰り)」・・・とかいう有名なコピペ、都市伝説を知って凄く興味があった街なのだ。

14時前。バスターミナルに到着。
この近辺は凄く治安が悪いらしい。ターミナル自体は綺麗だが・・・

ATMの会社は2階も入れると3台あった。どこも並んでいるので1番列が少なかった1階で南アフリカランドを下ろす。

さて。
流しのタクシーに乗ると危険だし、外に出るのも危険だし。ここからホテルまでどう移動しようか。
少し考えることにした。