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1日でボツワナを駆け抜け、次の日南アフリカのヨハネスブルグ到着(Day344-5)

ボツワナ3日目
1P(ボツワナプラ)≒11.6円

ボツワナのホテルをチェックアウトし、ヨハネスブルクを目指して南下する。
1日でボツワナの北の端から南の端まで行けてしまった。

ボツワナのカサネからフランシスタウンへ

宿泊している宿Elephant Trail Guesthouse and Backpackersとカサネの町は少し離れている。
2日前にSさんがわざわざカサネまで行って、そこからフランシスタウンまでのバスが朝7時に出てると調べていてくれた。
宿に朝6時半にタクシーを呼んでもらい、カサネのバスターミナルへ向かう。
こっちが1台50プラと値段交渉して宿に呼んだタクシーなのに、途中から黒人の女性2人が乗り込んできてシェアタクシーになった。ケニア以降の黒人女性は太っている人が多いが、今度は後ろに3人乗っても体をぶつけられることはなかった。

このミニバスに乗り込む。
私とSさんはフランシスタウンへ向かうが、ナミビアに行く人はナタで乗り換えてマウンという町を目指す経路になると思う。

がらがらの状態で7時過ぎに出発し、バスは昨日SIMカードを購入したスーパーの前の駐車場で長時間停車。
カサネの町までいかなくても、ここから乗った方が宿から近かったな。宿の人にフランシスタウンへ行行きのバスに乗ると言ったのに何故こっちのバス停の方が近いと教えてくれなかったのだろう。まあSIMカード屋でも自分の仕事以外のことは教えてくれなかったもんな、ボツワナ人。

バスは始発から乗った方が確実に座れるので、カサネまで行って良かっただろう。
料金は178プラで200プラ渡すとお釣りは右上に書かれ、チケット回収の人がお釣りが出来たタイミングで返してくれる。

フランシスタウンから国境の町ハボローネへ

13時50分。フランシスタウンのバスターミナルに到着。
コロナ前はここから鉄道で次の町ハボローネに行けたようだが今は走っていないようなのでバスで行く。

昨日Sさんと、早い時間にフランシスタウンに着けばそのまま彼はジンバブエ、私は南アフリカ行きのバスに乗れるのではないかという話になっていた。フランシスタウンに特に見どころはないしホテルも高い。

到着するとすぐに男たちが寄ってきて、どっち方面のバスも今すぐ出ると言う。
リビングストンから一緒だったSさんともここでお別れ。別れを名残惜しむ間もなく「早く!」とせかされ、別々のバスに連れて行かれる。

ボツワナと南アフリカとの国境の町、ハボローネ行きのバスは大型バスで満席だった。155プラ。
14時発と言うので、残り5分でバスターミナルの有料トイレに行ってコーラを買い込む。
隣の席のおじいちゃんが話し掛けてきたので少しお喋りをした。
おじいちゃんはハボローネが近くなってくると家族とスマホで大声で電話したり、大音量で音楽をかけたりしてうるさかった。
日本でも歳を取るとこういう周りに気づかい出来ない人多いよな・・・自分の年々神経図太くなっていってる気がするし。

国境の町、ハボローネ到着

20時過ぎ、南アフリカとの国境の町ハボローネに到着。

ホテルまで徒歩30分位の距離だが、あまり治安が良くなさそうなのでどう考えても歩くのは危険そうだ。寄って来たタクシー運転手に金額を聞くと「フォーティー」と言う。スマホの計算機を渡して金額を確認すると「40」と押すのだが、ニヤニヤ笑いながら最後に少し時間をあけて0を追加して「400」と打ってくる。エチオピアでもこれを何回かやられたが、あわよくば10倍もらおうという考えなのか、それとも小数点1位以下まで小数点なしで表示する習慣なのか不明。

にやにや笑いが信用出来なかったので「高いよ。」と言ってバス停の外でタクシーを拾った。金額はやはり初乗り40プラで統一のようだった。
タクシーからの景色は外は誰も歩いていなく、やはり夜歩くのは危険だっただろう。

Brackendene Lodge(ホテル)

安かったのと、次の日のヨハネスブルク行きのバス停が近かったので、Booking.comで評価1の宿だったが勇気を出してここを予約した。

びっくりするぐらい綺麗なビジネ風ホテル。しかもシングル部屋にシャワーとトイレも付いている。なぜ評価が星1つなんだろう。183プラ(2,110円)

Agodaから予約し、クレカで支払いも済んでいるのに、レセプションの男性に「予約が確認出来ない。」と言われ揉めてチェックインがかなり遅くなった。Agodaアプリの支払い済画面を見せるけど、日本語だし日本円表記だから通じない。Booking.comなら英語表記や通貨変更表示に慣れていたんだけど。星1つ評価はこういうところだろうか。

もう21時も過ぎているのに、そう言えば明日のヨハネスブルク行のバスも宿の予約もしていない。移動ばかりしていると毎日経路を調べたり宿を予約する作業があり、結構しんどい。どこかで少しのんびりしたい。

ネットから明日の大型バスIntercape Office社バスを予約をした後、私がケニアにいた時にアドバイスの電話をくれた男の子からメッセージがあった。彼は数日前にフランシスタウンに到着したと言っていたので、もし今南アフリカにいるならどこかで食事でもどうかと私からメッセージを送っていたのだ。
「僕はヨハネスブルグにいて、この宿に泊まっています。」と宿泊先を教えてくれた。同じ宿に向かうことにする。タイミング良く、治安の悪いヨハネスブルグでも人と合流出来そうだ。


ボツワナのハボローネから南アフリカのヨハネスブルグへ

ハボローネからヨハネスブルク行きのバスは朝の6時しかない。480プラ(5,460円)といきなり金額が上がった。南アフリカは物価が高いと聞く。

朝5時半にチェックアウト。この町はタクシーアプリが使えないので、バス会社のオフィスまで10分位を歩くことにする。真っ暗だが女性も数人歩いているので大丈夫だろう。

Intercape Office

ガソリンスタンドの右横にIntercape社のオフィスがあり、ここからバスが出ている。
ネットで予約した予約番号を見せ荷物の重さを測ってからバスに乗り込むのだが、対応する人が1人しかおらず30分以上並んだ。

6時を過ぎ、隣のガソリンスタンドも開いたので朝食を買い込む。ボツワナプラが結構余っているのできちんとしたものを食べたいのだが、ハンバーガー屋はまだ閉まっている。

出発予定時刻を30分過ぎてから出発。もう夜が明けてきた。

国境

ボツワナ出国と南アフリカ共和国入国を果たす。両国とも作業は一瞬、大型バスなので他の観光客らと同じ作業なので楽だ。
見たところ両替商などいなさそうな柵だらけの厳重な国境。と言うことは・・・ここで両替しようと思っていたボツワナの通貨が1500円分位余ってしまった。

国境を越えたら初めての休憩。場所はもう南アフリカなのでボツワナのお金は使えない。南アフリカのお金も持っていないのでクレカでケンタッキーを食べる。

南アフリカのヨハネスブルグ到着

ヨハネスブルグに近づいてきた。これが最凶都市なのだろうか。
昔から「外を歩くと強盗に遭う確率150%(行きと帰り)」・・・とかいう有名なコピペ、都市伝説を知って凄く興味があった街なのだ。

14時前。バスターミナルに到着。
この近辺は凄く治安が悪いらしい。ターミナル自体は綺麗だが・・・

ATMの会社は2階も入れると3台あった。どこも並んでいるので1番列が少なかった1階で南アフリカランドを下ろす。

さて。
流しのタクシーに乗ると危険だし、外に出るのも危険だし。ここからホテルまでどう移動しようか。
少し考えることにした。

激安サファリ、チョベ国立公園でゲームドライブ&リバーサファリ(Day343)

ボツワナ2日目
1P(ボツワナプラ)≒11.6円

本日はアフリカに来た目的の1つ、サファリへ行く。

激安のボツワナのチョベ国立公園のサファリ

ケニアで何百ドルもするサファリも、ここボツワナでは数千円で行けると旅仲間に教えてもらっていた。やっとここでサファリに行ける。

昨日、宿泊ホテルElephant Trail Guesthouse and Backpackersからのツアーを見ると安かったので朝6時~の3時間ゲームドライブと15時~のボートサファリを申し込んでおいた。1日で2つ行くと、チョベ国立公園の入場料が兼用出来るので別々の日に行くより安くなる。

料金は上記の午前と午後のサファリ2つと国立公園の入場料を合わせて810プラ、約9,350円だった。
こんなに安くていいんだろうか。

午前のゲームドライブ3時間

午前6時~のゲームドライブはホテルのロビーに5時半集合。ホテルのわんこたちも集合している。
Wさんたち4名も申し込んでいたので、私とSさん、欧米人3名の9名で、迎えに来たガイドが運転するサファリの車でチョベ国立公園まで行く。

まだ日が昇らない道をサファリ用のオープンカーで走る。風がかなり寒い。ユニクロウルトラライトダウンを着ていて助かった。

車ごと国立公園に入場して、早速尻尾をふりふりするインパラに会えた。この後、何百匹ものインパラを見るとも知らず、一匹目を喜んで眺める。

間近にキリン。首より木の方が低くて食べにくそう。

木の上にかっこいい鳥・・・と思ったら、口から捕ってきた魚を吐き出した。おえーーー。後から食べるんだろう。

朝日が昇り出した。ガイドが猿や鳥など動物たちを次々見つけてくれる。

朝日に照らされるインパラたち。奈良の鹿状態。うーん、もう鹿でいいよ、鹿で。


他にも猿や鳥、岩上でくつろぐ7頭のメスのライオンの群れなどを見た。ライオンは遠過ぎてよく見えなかったが、あまり近づいても怖いし仕方ない。

途中のコーヒーブレイク。
このインスタントコーヒーはただの白湯状態でびっくりする程不味かった。ボツワナのコーヒーは全て不味いんだろうか。

最後に川にいる象の群れと、猫のようにくつろぐライオンを見れた。腕がムチムチでかわいい。
たてがみのある雄ライオンを見たかったが、全く見れないより良かったかな。

ボツワナのSIM購入。ボツワナ人のやる気のなさは手強い

ゲームドライブは3時間とのことだったが、終了時には10時になっていたので4時間はガイドしてくれていた。

帰りもホテルまで送ってくれていたが、ガイドにお礼を言って、Sさんと途中で降ろしてもらった。そこから、国境越えをした時に訪問した、ATMがあるショッピングモールまで乗り合いタクシーで行く。

まずは路上の屋台で腹ごしらえ。

肉とパパと呼ばれる主食。ケニア以降見られる、この穀物の粉を練って水と混ぜている主食は食感が苦手だ。30プラ(340円)。肉は固く屋台クオリティだった。

ここでSさんとボツワナのSIMカードを購入しようとしたのだが、これが一筋縄でいかなかった。

スーパーの中と外にSIMカード屋があるのだが、両方に「あっちの店に行け」と言われ、行ったり来たり。聞く人を変えてみると「SIMカードレジストリー解除の機械を使える人が11時からしか出勤しないんだよねー」と言われ待ったりして、やっと10プラでSIMカードが買えた。

カードの表にフリー10GBと書いてあるので「フリーで使えるのか?」と聞くと「そうだ」と言うが、電波は拾うがネットが見れない。「ネット見れないんだけど?」と言うとまた「外の店に行けよ」と言う。外の店に行ってもギガを購入する際の金額を教えてくれるだけで「スーパーでギガ買え」と言われた。何回往復させるんだ。

とうとう英語堪能なSさんが切れて「使えないんだけど!」と長々文句を言ってくれた。近くにいた仕事の出来そうな女性がスーパーのレジに連れて行ってくれ、レジでお金を払ってギガをチャージしたらネットが使えるようになった。5Gで50プラ。
なぜこれまで会話した他の従業員たちはレジでギガを購入しないといけないことを教えてくれなかったのだろう。日本で逆の立場の外人がいたら皆ちゃんと教えてあげると思うんだけど。ボツワナ人って自分の仕事以外のことはしない主義なんだろうな。ああ、アフリカ。

宿にまたシェアタクシーで戻ったら、ちゃんとベッドが2つある部屋に変えてくれていた。ただし昨日のロッジの下の部屋を予約したのに、ダブルブッキングになっていたらしくテント室に変えられた。「こっちの方が高いけど同じ金額でいいよ。」とのこと。昨日のロッジの方がシャワーとトイレが付いていて豪華だと思うのだが・・・

午後のボートサファリ

午後3時からはボートサファリ。
ホテルから国立公園の川の入り口までは申し込みをした人らでシェアタクシーで行くらしい。
Sさんは助手席、私とフランス人の太ったおばさんは後ろの座席に乗り込んだ。
そしてツアー客ではないが、ホテルにいた現地の男性が町まで行くらしく、後ろの席に乗り込んで来たのだが、フランス人のおばさんが席を詰める時に思いっきり私に体をぶつけ、更にお尻が私の足の上に乗っていた。凄く痛かったし、どうみても真ん中よりこっちに寄っているので「狭いのでずれてくれないか。」と言うと「分かったわっ」と逆ギレして車を降り、運転手と最後に乗ってきた男性に大声でボロクソに文句を言っていた。

・・・というより、「彼女が怖がっている!怖がっている!隣に座りたくない!」と、運転手に文句を言う振りをしながらこれ見よがしに私に聞こえるように悪口を言っている。なんて性格が悪いんだろう。結局最後に乗った男性を降ろしていた。

お前の性格の方が怖いわ。

フランス人はたまにこういうプライドが高い人がいて嫌いだ。

おばさんは私と全く目も合わせないで車に乗り込む。私が悪かったのかと考えたが、どう考えても思いっきり体をぶつけてきたあっちが悪いので気にしないことにした。

気まずい空気の中、ボートサファリの入口に着いてボートに乗り込む。

ボートはホテル宿泊者以外の客もいた。
ガイドはゲームドライブの時と同じく、運転もしながらガイドもしてくれる。
ゴミ箱にハンドルがついているのだがどういう仕組みなんだろう。

ボツワナのサファリは象が有名らしく、かなり群れが見れた。
象もユーチューブ慣れているのか、こんな至近距離にボートが来ても全く動じない。

顔をうずめて眠るバッファロー。窒息しないのかな。

一番見たかったカバが見れた。北海道の旭山動物園で、水中を息継ぎをしないでいつまでも生き生きと泳ぐカバを見て、すっかり虜になってしまったのだ。
鳥がずっとカバの友達のように後をついて行くのがまた可愛かった。

15時からのボートサファリに申し込むと、チョベ川に沈む夕日が見れる。
ゲームドライブもボードサファリも大満足だった。サファリを終え、またシェアタクシーで宿に戻った。

旅と人生は似ている

ボツワナでの目的は果たされた。
あと私がアフリカでしたいと考えていたのは、南アフリカ共和国のヨハネスブルクでポンテタワーに行くこと。アパルトヘイト博物館に行くこと。
なのでここからヨハネスブルクを目指して南下するだけだ。

Wさんたち4名のグループは、明日から1名が別ルートで抜けるらしく、一緒にナミビアロードトリップに行かないかと誘われた。広大なナミビア砂漠を何日か掛けてレンタカーで巡る魅力的なコースだ。先人たちもボツワナからナミビアに抜ける人が多い。
ここでレンタカーをシェアする仲間が見つからない人も何人か見たので、凄く有難い誘いだ。

Sさんは、明日からジンバブエに向かうらしい。彼は英語が堪能な上に旅慣れていて何でも先回りして手配してくれている。一緒に行動するとそりゃ頼りになるし、年齢もまだ他の旅人たちよりは近いので話していて楽しい。一緒に行っていいかと聞いてもOKしてくれるような気はする。

ここからは先を急いでヨハネスブルクへ向かうのか、ナミビアロードトリップに参加するのか、一緒にジンバブエに行っていいかお願いするのか・・・

旅というのはつくづく人生と似ていると思う。
どの道を選択すれば有意義で楽しい旅になるのか悩むのだ。どれかひとつを選ぶと、他の選択肢を選んだ時はどんな旅になっていたのか知ることは出来ない。旅先で一期一会で出会った人たちと、同じ時、同じ場所を巡る時間は二度と訪れないからだ。

憧れていたWさんの旅の話も、Sさんの旅の話ももっと聞きたかったし、彼らのことをもっと知りたかった。だけどナミビア砂漠の写真、ジンバブエのガイドブックを見せてもらっても心が揺さぶられなかった。

「南米でのボリビアのウユニからチリのアタカマへ抜けるツアーが絶景過ぎて、あれを越える景色はまだない。」

エチオピアでバハルダールに一緒に行ったSHさんの言葉を思い出した。私も同感だったので、旅の経験豊富なSさんに、それらの景色よりナミビアの景色は上回るか聞いてみた。

「あれと比べたら駄目だよ・・・」

やはりそうか。ナミビア砂漠はきっと、気の合う仲間たちと毎日わいわい一緒に車で過ごすのもあって楽しいのだろう。
私は明日からひとりでヨハネスブルクを目指して南下する道を選ぶことにした。

ザンビア側から見るヴィクトリアの滝、ザンビアからボツワナ国境越え(Day342)

ザンビア3日目、ボツワナ1日目
1ZK(ザンビアクワチャ)≒6円、1P(ボツワナプラ)≒11.6円

ザンビア最終日。リビングストンに来た目的、ヴィクトリアの滝を見に行く。

世界三大瀑布、ヴィクトリアの滝

地図で見るとイグアスの滝のように国境を跨いでおり、ザンビア側からもジンバブエ側からも見ることが出来る。
ジンバブエ側からの方が迫力があるらしいが、ジンバブエ入国にビザ代がいるのと入場料がザンビア側は20$、ジンバブエ側は50$?か30$?。
滝はイグアスで見ているので、今回はザンビア側からだけにすることにした。

宿泊していたJollyboys Backpackersから滝まで10時に無料の送迎バスが出ていた。至れり尽くせりで、リビングストンではこの宿以外の選択肢はないだろう。
昨夜会った日本人2名に一度別れを告げ、チェックアウトして荷物を預ける。

ヴィクトリアの滝到着

15分程でヴィクトリアの滝に到着。入口で入場料20$を払う。この頃、円安が進み過ぎて一瞬だけ1$が160円を突破した。クレカも使えたが、このレートだと手持ちのドルを崩していった方がマシと判断し、現金でし払う。

イグアスの滝と違い、入場してすぐに滝ポイント。

水しぶきの量が多くて、そこら中にいくつも虹が見える。綺麗で歩いていて楽しい。

横に長ーい感じでこんな景色がずっと続いている。4月~6月が水量が多過ぎも少な過ぎもせず、ベストシーズンらしい。ちょうどいい時に来た。

入口で皆レインコートを購入したりレンタルしていた。道を歩いていると水しぶきで濡れるが、この天気なら乾くだろうと思いレンタルせず。鞄を覆う大きなビニール袋を持って来ていて良かった。かなり濡れるのでなかったらスマホが壊れていただろう。

二重の虹。
癒されていつまでも見ていられる。見学場所が狭くて他の観光客のためにどかないといけないのでそんな訳にもいかないのだが。

「写真を撮ってあげようか?」「一緒に写ろう」と言ってくれる人も多い。途中からこの陽気なDavidらと滝見学に回ることになった。アフリカ人に名前を聞くとこんな欧米人風の名前を言われるが、本名は長くて言いにくいから、自分で決めたあだ名らしい。

入口付近まで戻り、左にある国境のザンベジ川に架かる橋への道を行く。滝が落ちるポイントもあるみたいだが道が見つからなかった。水の量が多い今は封鎖されているのかもしれない。
猿がデカい態度で居座っていて怖い。大阪の箕面の滝にもいっぱいいるけど滝と猿ってつきものなのかな。トカゲもそこら中にいる。

かなり急な坂道を下って行く。15分位のトレッキングコース。帰りは大変かも。

あの橋がザンビアとジンバブエとの国境の橋。よく見るとバンジージャンプをしている。昨日の宿の人らもしたって言ってたな。私は怖くてチェレンジしたことなし。
ここは人が少なくてのんびり出来たので、川と虹をゆっくり眺めた。

シェアタクシーで滝から宿へ戻る

昼を過ぎたのでそろそろ宿に戻ることに。今日は今から国境越えをしないといけないのだ。近いので今からでも大丈夫だと思うが。

行きは宿の送迎バスで来たが帰りは自力で帰らないといけない。滝を出たらすぐにタクシー運転手につかまり、値段を聞いたら10$だと言う。あほか・・・
無視してその辺の人らにシェアタクシーはないか聞く。左の方に曲がって行くと、タクシーを待っていそうな地元の人が3人立っていたので、話し掛け、彼らとタクシーをシェアして町まで戻れた。

50K(290円)。ザンビアで走っている車はほとんどがトヨタだ。こんなにもトヨタ、トヨタ・・・トヨタって凄いんだなとしみじみ思う。そしてこんなにも大事に乗ってくれている。割れたプラスチック部分をステープルで止めているし。

初ハングリーライオン

宿で荷物をピックアップし、バスターミナルへ向かう。途中、大行列が出来ていたので何ごとかと見たらファーストフードで有名な「ハングリーライオン」だった。そう言えば朝から何も食べていない。ハンバーガーのセットとソフトクリームを頼んだ。凄い人で出てくるまでかなり待たされた。

ザンビアからボツワナへ、シェアタクシーで国境越え

ハングリーライオンから少し歩いたところにシェアタクシー乗り場があり、ここから国境のカズングラ行きのタクシーに乗る。バスはない。

「カズングラ!」と言うと「100クワチャ!」と言われ既に3人乗っていたタクシーに乗せられ、すぐに出発した。もう14時近かったのでついていた。

待っている間に食べようと思っていたハングリーライオンセットを車中で食べる。ケンタッキーより断然美味しい。コーラ、ポテトとセットで550円位で安かったし。これは他の国でもリピートしたい。

国境の町、カズングラに着いたらタクシー運転手に「100クワチャで行けるのはここまで。」と言われた。ここから他国との国境までのイミグレまでは1台100クワチャだと言う。

他の3名も私と同じくボツワナとの国境まで行くなら金額をシェア出来るが、他の人らはナミビアとの国境に行くらしい。ここは4か国が接している場所だから、行き先被らないか・・・

「残念ながらお前はここから一人だから、もう100クワチャだよ。」と言われたが、あいにく120クワチャしか持っていない。「120しかないから、この橋を渡ってイミグレまで歩くよ。」と言うと「遠いぞ。仕方ないなぁ20でアテンドしてやるよ。」と100クワチャを20クワチャにまけてくれた。
まけてくれたのか最初の金額がボラれていたのかは不明。

一度他の3名を降ろして私だけ国境に連れて行ってくれる。ちょっと国境に架かる大橋を歩きたかったんだけどな。かなり暑かったから送ってもらえて楽だった。
この橋は出来たばかりで、3年前にJAICAも協力して建設されたらしい。それまではボロボロの渡し船で国境を越えている動画を見たので、できればその浪漫ある方法で越えてみたかった。

そこからはザンビアのイミグレにいたタクシー運転手と交代された。これ以降、彼がアテンドしてくれると言う。彼のアテンド通りザンビアイミグレ→タクシー移動→ボツワナイミグレ→謎の雑巾みたいな上を靴で踏んで消毒→荷物検査・・・で無事ボツワナに入国を果たした。国境越えが私しかおらず、全然勝手が分からなかったので助かった。

どちらも閑散として大きなイミグレで、両替商などいなかった。
入国してからタクシー運転手に「ボツワナのお金持ってないんだけど、Elephant Trail Guesthouse and Backpackersまでいくら?」と聞くと「100プラ。」と言う。値切ると笑いながら70プラ(750円)にしてくれた。
「ここでお金を下ろせ。」と途中の大きなスーパーで降ろしてくれた。ボツワナの物価がよく分からないまま、ATMで1万円分位キャッシングする。

スーパー以降、ずっとこんな道になり(ここでひとりで変なとこで降ろされたら終わり・・・SIMカードもないし。)と不安になったが、運転手は道を1度間違えながらもちゃんとホテルまで送ってくれた。

Elephant Trail Guesthouse and Backpackers

昨晩、リビングストンで会った日本人2名にボツワナではどこのホテルに泊まる予定か聞いたら、私も含め3名とも同じホテルだった。安くて口コミがいいところは被る。
男性のSさんが「さっき予約したけど2名用の部屋しか空いてなくて・・・」と言うので「私、今から予約するんですが、良かったら安くなるしシェアしませんか?」と提案するとOKしてくれ、ホテルに同じ部屋で1名から2名に変更と連絡を入れてくれていた。

16時にホテルに到着すると「この上だよ。」と案内してくれた。Sさんは出掛けていて不在らしい。

うーん。ベッド1台だったのか。
さすがに昨日会ったばかりの人とこれは抵抗があるし、彼も嫌だろう。
そこにSさんが戻って来たので「すいません、ツインルームと思い込んで厚かましくルームシェアをお願いして・・・」と言うと「今日は満室でここしか空いていないらしんですよ。明日はベッド2台ある部屋に変えて貰っています。僕はマットと寝袋を持っているので今日は床に寝ますよ。」とのこと。

なんて紳士的な人なんだ。そして(50も過ぎて何言ってんだこのおばさん・・)とか思われていないだろうか。彼の方がだいぶ年下だ。
彼が先に予約した部屋なのに床に寝させるなんて悪い。「私が床に寝ます!」と言ってはみたものの私は寝袋持ってないし・・・「端と端で寝たら大丈夫!」と言ったが「寝返りいっぱいうつのでその広さだと寝れないので。」と床にエアマットを広げていた。うーん、紳士。

夜ご飯を買いに行こうかと思ったがこの宿から近くの商店まではかなり距離があるらしく諦めた。
女性の方のWさんが、食べきれないからと宿で頼んだ夜ご飯を分けてくれた。

Wさんは他の外国人らと4人でずっと旅をしているので4人で話が盛り上がっている。
私は宿でビールを買ってSさんと飲みながら一緒に食事した。Sさんは年下と言っても、これまで出会った30歳前後の旅人らと違い40代なので落ち着いているし、同じバツイチということで話が合った。更に頭が凄くいい人だったので、これまでの旅の話も歴史や地理的な話題も多く、私はそういった話が好きなので楽しい。またいい人に出会えたものだ。

この宿も広くて庭にプールがあって気持ち良さそうだ。
明日は宿にチョベ国立公園のツアーを2件申し込んでおいた。アフリカではこのボツワナでのサファリが安くてお得らしい。

固い木の床で寝るSさんにひたすら申し訳なく思いながら、この日は寝た。