アラブ首長国連邦

アブダビから日帰りでドバイ観光、遠過ぎて無謀(Day460)

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1AED(アラブ首長国連邦ディルハム)≒38.5円
2024年8月。アラブ首長国連邦2日目、アブダビ2日目

宿のエアコン温度問題

昨晩は宿、Paradiso Backpackers Nest 1の部屋が寒過ぎた。
外は暑いのだが、部屋についているエアコンの設定温度が16℃になっている。日本のエアコンだと18℃までしか下がらないものが多いが、アブダビは暑いから16℃まで下げられるのだろうか。

「寒過ぎる。」とオーナーに言ったら
「大丈夫、ここにエアコンのリモコンがあるよ!」と渡してくれた。
26℃にしたいところを、他の男性らに遠慮して22℃に設定したのだが(それでも寒い)、シャワーを浴びている間に同室のアラブ人男性に16度設定に戻され、リモコンは隠されてしまった。

確かに彼はかなり太っている。暑いのだろう、そして昨晩のいびきも大音量で大迷惑だった。

宿のキッチンに付いていた洗濯機は無料だったので洗濯した。
洗濯するだけで宿泊客男性らが「洗剤もっと入れたらどうだ?少ないぞ。」など面倒をみてくれ、
距離感が近すぎて戸惑う。たまに迷惑だったりもするが、こっちの方があたたかくていいだろう。リモコン隠しはちょっと困るが。

この日も朝ご飯とコーヒーが振舞われた。ありがたくいただいて宿泊客らと雑談。
しかしこんなことしている場合ではなかった。

ドバイ行きのチケットが買えるバス停

Musaffah Bus Station

昨日で10AED分しか買わなかったバスカードを全部消費してしまった。宿のオーナーに聞いて、バスカードが買える1番近いバス停を教えてもらう。

バス停に到着し、今夜空港まで行くので、アブダビで使えるHafilat Card10AED分と、ドバイ行きのバスに乗るのに使うNol Cardを、ドバイまでの片道分+発行手数料で35AED分購入しないといけない。

窓口は2つとも別だし、そして両方ともなんと、この辺鄙な場所にあるバス停では現金支払いのみ。近くにATMはない。

「現金持ってないんだけど。」と言うと「あっちの窓口に頼めよ。」と、2つの窓口をたらい回しにされ、「どうすりゃいいのよ!」と助けを求めたら、ドバイ窓口の男性が、隣のコンビニに連れて行ってくれ、コンビニの店員にアラビア語で何かお願いしてくれた。

どうやらクレカをコンビニの決済で読み込ませ、10%の手数料で決済金額分の現金をくれるように頼んでくれたようだ。宿のアラブ人といい、レストランやコンビニの店員といい、英語が通じる人が少ないので助かった。

アブダビからドバイへバスで行く

なんとかバスカードは買えて乗れたが、時間も手数料も取られ、最初から空港のATMで現金を下ろしておけば良かった。
14時にバス停に来たのだが、ここからドバイ行きは1時間に1本しかないらしく、14時50分のバスになってしまった。番号はE102番。

アブダビからドバイへ行くのなら、朝の8時位からもう移動しておかないといけなかったようだ。それかドバイでもう1泊。
Googleの地図で見てなんとなく「20分位で着くんじゃない?」とか思っていた。
タクシーで1時間半、バスだと空港などに寄るので2時間半かかる。往復5時間!
宿で昼までくつろいでいる場合ではなかった。完全に失敗した。

ドバイ観光で有名なのは世界一高い建物のブルジュ・ハリファや、世界一広いショッピングモールのドバイモールだろう。しかしドバイ中心にあるそれらに行っていたら、今夜のアブダビ発の飛行機には完全に間に合わなそうだ。

イブン・バットゥータ・モール

16時50分。アブダビを出てから2時間。
時間がないので、仕方なくドバイ中心地まで行かず、1つ手前の駅で降りる。ここにもショッピングモールがあり、世界一美しいスタバがあるらしいのだ。

降りて直ぐにクレカが使えるバスの券売機があったので、帰りのアブダビまでのチケット、30AEDをチャージしておいた。

バス停のすぐ目の前がショッピングモール。
帰りのバスも1時間に1本しかないので、空港に行く時間を逆算したらここには1時間しか滞在出来ない計算になってしまった。

アンダルシア・チュニジア・エジプト・ペルシア・インド・中国の6エリアに分かれているらしい。

エジプト、こんなんじゃなかったけどな。

かなり広い。1時間では周りきれなそうだ。

世界一美しいスターバックス

モール内にはスターバックスが3軒あった。最初違う方へ行ってしまったが、真ん中にあるここが世界一美しいらしい。

綺麗だけど、しょせんショッピングモールにあるタイル貼りの壁・・・という感じはする。
こんな風に商業的に造られたものより、やはり世界各地にある、宗教や歴史を感じる本物の建物の方が美しさを感じる。

世界一美しい図書館やスターバックス、マクドナルド。来るほどではなかったな。
なぜあんなに有名なのだろう。

イブン・バットゥータ・モールからアブダビまでバスで戻る

18時のバスに乗らないと飛行機に間に合わない。
17時50分、周囲の人に聞いてアブダビ行きのバスはどれか聞く。
1番ターミナルのバスのようだ。

乗り込んだら凄い混んでいた。私より5分後に来た大勢の人らは満席で乗れていなかったので10分前に来ていて良かった。

そう思って安堵していたが、乗り込んで1時間半を過ぎた辺りで、宿の方ではなく海辺にある大きなバスターミナルへ向かっていることに気付く。

どうやらアブダビ行きのバスはAbu Dhabi Main Bus Terminalへ行く101番と、宿の近くや街中を通る102番のバスがあり、私は102番のバスに乗らないといけなかったようだが路線が2種類あるとは露知らず、101番のバスに乗ってしまった。

Abu Dhabi Main Bus Terminalに19時50分に到着。
宿には荷物を預けてある。宿に到着したかった19時半は大幅に過ぎていた。
空港は遠いし出国審査もあるのに、22時半の飛行機に間に合うのか?もう焦りしかない。

迷っている暇はない。即Uberを呼ぶ。
ドライバーに、宿に寄ってから空港へ行くようお願いした。

Zayed International Airport

ドライバーは通常道路は安全運転だったが、空港までの高速道路は飛ばしてくれた。
21時に空港に到着、料金は6,000円。
ドライバーに厚くお礼を言って別れた。Uberアプリは、こっちもドライバーを評価出来るがドライバー側もこちらに点数を付けることが出来る。そのことに気付いてから、好感度を上げるため、ドライバーとは会話することにしている。

飛行機出発の1時間半前。エア・アラビア・アブダビのカウンターはまだ開いていた。
今日、ここからインドへ行く。

カウンターの女性に予約番号を告げると、「インドビザは?」と聞かれた。
「日本人はインドの空港でアライバルビザが取れるから、インドに着いてから取るよ。」
そう告げたが首をかしげる。
「インドビザを持っていないと乗せれないわ。それかビザの申請画面。」

は?

「なぜ?日本人と韓国人はアライバルビザ取れるんだよ。申請なんかしてないよ。」
「申請中の画面がないなら乗せれない。」

私が勘違いしているのだろうか?今から申請して間に合うだろうか?
慌ててスマホでインド大使館のHPからインドビザ申請を試みるが、E‐VISAはインド到着3日前までに申請しないといけないと表示された。これだと明日の到着に間に合わない。

「ちょっと、ちゃんと調べて!」
そうお願いしたらどこかに電話し、しばらくして上の方のっぽい男性が現れ、カウンターの女性とネットで何か調べ出した。
飛行機出発の1時間15分前。出国審査が並んでなければいいが・・・

直ぐに日本人がアライバルビザで入国出来るのが分かったのか、カウンターの女性は何も言わず荷物を通して飛行機のチケットをくれた。
アラブ人は事前申請をしておかないとインドのアライバルビザは受け取れないので、日本人もそうだと思い込んでいたようだ。そりゃ世界中の人のビザの要件を覚えていないのは仕方ないけど、海外の人って絶対謝らない。

出国審査をすませ、直ぐにゲートへ行き飛行機に乗り込む。
ドタバタの大変な1日だった。思えば今朝、アラブ人からもらったナン1枚しか食べていない。
飛行機内で何か頼もうかと思ったが、食欲よりトラブル続きで疲れの方が勝ってしまった。

この日の飛行機が安かったので、アブダビは1泊だけにしたのだが、タクシーに6千円もかける位なら、ドバイで1泊すれば良かった。ドバイは物価が高いイメージだが、千円台の安宿はたくさんあった。
帰国までの他の国での計画を練っていて、アラブに関しては完全な調査不足で失敗。

食事は何も頼まず、疲れで電気が消えたら直ぐに寝てしまった。

明日はとうとう、あれだけ避けていた20年ぶりのインド。

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