デンマーク

デンマークのコペンハーゲンで人魚の像へ、更に物価が高くてもう体力も限界(Day455-6)

デンマーク
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1€≒162円、1DKK(デンマーク・クローネ)≒21.7円
2024年8月。デンマーク1日目、コペンハーゲン1日目

スウェーデンのストックホルムを21時発のFlixバスに乗り、朝6時にデンマークのコペンハーゲンに到着。

ストックホルムからコペンハーゲンに到着

夜が明けてきたところ。北欧だし暗くても治安は悪くないだろう。
バスで一緒だった日本人女性のChさんとはここで別れた。

ビルがおしゃれだ。曲面部分のガラスとカーテンはどうなっているのだろう。

コペンハーゲン鉄道駅

GoogleMapで予約している宿までの経路を調べて、その通りのバスに乗る。
これまでの国のようにクレカのタッチ決済で乗れると思って何も調べず乗ったのだが、専用のチケットかカードを当てないと無理だった。検札の人が来たら罰金になるので、慌ててひと駅で降りた。

降りた先はたまたまコペンハーゲン鉄道駅。

機械の券売機があったが、ゾーン1~10迄のチケット、24時間券、48時間券・・・かなりチケットの種類がありややこしい。コペンハーゲン券まである。
『ゾーン1は〇〇から△△駅の範囲まで』とか書かれても外国人には全く分からないのだが・・・

どの乗り物チケットを買えばいいのか調べるのも面倒になり1回チケットを買おうとしたが、24クローネ(520円)。高いので宿まで45分、スーツケースを引き摺りながら歩くことにした。
まあいい散歩になるだろう。

信号機が吊られていておしゃれ。これまでの北欧の国よりさらに道路が太い。自転車専用の道が歩道の横に造ってあるからだ。

そこをベビーカー付の自転車が、凄いスピードでビュンビュン飛ばしているから赤ちゃんは大丈夫なのかとビビる。運転しているのは男性も多い。ヨーロッパでは男性もちゃんと子育てに参加しているんだろう。
バイクだらけのアジアと違って、自転車メインの移動手段は空気が汚れなくていい。

コペンハーゲンの恐ろしい物価

7時にホテルに着いたが、「レセプションの出勤9時」と書かれていて入れなかった。

仕方なく近くの空いているカフェへ。このカフェラテと小さなクロワッサン、料金なんと74クローネ(1,800円)。信じられない、そりゃ歩くよ・・・もうバス代も節約しよう。

フィンランド→スウェーデン→デンマーク→ノルウェー・・・と、西へ行けば行くほど物価が高くなるようだ。
そしてノルウェーに関しては、オスロのドミトリーが1万円近かったので飛ばすことにした。
ノルウェーと言えば村上春樹の小説「ノルウェイの森」の印象しかない。あの小説のようにどこまでも暗い印象の国なのか・・・行ってみたかったのだが。

9時を過ぎたので宿に戻り、荷物を預けた。やはりチェックインはまださせてもらえないので、観光に出ることにする。さっきのカフェの綺麗なトイレで顔洗い歯を磨いていて良かった。

白鳥の親子がかわいい。グレーは子供なんだけど大きさは親と変わらない。

コペンハーゲン観光

この物価の国で私が出来ること、無料の植物園の散歩を堪能する。

市内中心の方へ向かってまた40分歩く。ローゼンボー城を眺める。入場は3,000円なのでもちろん眺めるだけ。

小物、服、家具屋をウインドウショッピングすることにした。

見るだけならタダだ。やはりインテリアを見るのは楽しい。そろそろ帰国してインテリアの仕事をしたいと思いだしてきた。

ロイヤル・コペンハーゲン本店

コペンハーゲンといえばロイヤルコペンハーゲンの食器。名前もそのまんま。
本店があったので入ってみた。「買わないけど見学だけ」という観光客ばかりいた。
ここの食器のブルーが好きなのだが、珍しいオレンジやグリーンの模様のものも展示されている。
昔5千円でティーカップ1客を買ったが、今見るとかなり値上がりしていた。

建物ごとに色が塗り分けられていて歩くのは楽しい。

教会は無料。この隣にある塔「ラウンドタワー」は500円位で登れる。

お腹が空いたので、Googleで「庶民の料金」と書いてあった中華食堂に入った。焼きそばが1800円したので、もっと安いエビフライを頼んだ。ビール小瓶700円にエビフライ1250円。
量は全然足りないけど、久々食べたマヨネーズに醤油をかけたら凄く美味しくて感動した。

デンマーク王立図書館

デンマーク王立図書館まで歩いて来た。左が1648年に設立された方で、右が1999年に完成した「ブラック・ダイヤモンド」と呼ばれている増築した建物。

ブラックダイヤモンドの方。

中に入ってみると、これら2つが段差なしで繋がっていることに驚く。
17世紀にもうこっち建物の図書館があったのが驚きだ。その頃の日本だと寺小屋程度か。

デンマーク建築センター

デンマーク建築センターにもやってきた。建物がおしゃれだ。入り口はどこか全然分からず、ジムに入ってしまったけど。

吊り下げられる椅子の数々。映像や写真でもデンマークの建物や家具の歴史を流していた。

ここらで疲れてきたので、また宿まで30分歩いて戻る。

Globalhagen Hostel

ホテルに戻って来てチェックインした。

しかもデンマークではホテル代と別にシーツレンタル代が掛かるようだ。予約規定に書かれていたが、英語だったのでもちろん見落としている。
5千円の宿泊費にプラスしてシーツレンタル代が35クローネ(800円)。
もうひとつ目を付けていたホステルはシーツレンタル代は15クローネだったのでそっちにすれば良かった。詐欺に合った気分。

すぐ裏のスーパーでズッキーニとハムを買ってパスタを作った。これが1番安くすむ。キッチンではアメリカ人のおっちゃんがコミュニケーションを取ってくれた。

ふとスマホの歩数計を見ると3万歩以上を示していた。疲れるはずだ。
バス代、宿代、食事代・・・バックパッカーにはデンマークは楽しめない。体力の限界ですぐに眠りについた。


次の日。
デンマークは一泊だけ。この日の夜もオランダ行きの深夜バスを予約している。

外食が高過ぎるので、朝食と別に夜ごはんも作って弁当箱に詰めた。この宿はチェックアウト後は共用部分には入れないようになっているのでチェックアウト前に作らないといけない。このキャンプ用品の火にかけられる弁当箱を持ってきておいて本当に良かった.

リトル・マーメイドの像

今日はデンマークで一番有名な場所へ行ってみる.

カステレット要塞を通る。

そう、リトル・マーメイド、人魚姫の像。童話『人魚姫』の作家アンデルセンはデンマーク出身なのだ。
世界三大がっかりスポットなんて言われているが、凄い人。日本人団体ツアー客もいた。やはりこんなところに来れるなんて日本人はまだまだ金持ちなんだろう。

人魚というか、ほぼ人だけど。憂えいを帯びていて全然がっかりではないと思う。

デザインミュージアム・デンマーク

デンマークで一か所だけ課金しようと思ってやってきたのがここ。
130クローネ(3,000円)。

変なファッション。

特別展が日本の昔の絵の展示が多くて面白くなかった。外国人には珍しいのかもしれないが。
これだけ矢が刺さったら普通死ぬだろう・・・

かなり広かったのだが、期待していたようなものはなかった。私自身、おしゃれな建築物に興味はあってっも、椅子にはあまりないのかもしれない。

フレデリック教会を見ながら海の方へ。

海・・・というか河かな。ここでワインでも飲んだら楽しかったのかも。

宿に荷物をピックアップしに戻り、もう流石に足が痛いのでバスに乗ることにした。
バス停横にあった券売機で1回券を購入してタッチする。

バスは途中のバス停で全員降ろされたので乗り換えないといけなくなった。そこから先へ行くバスが全然来なくて、Flixバスのバスターミナルに到着するのはギリギリになりそうだ。

コペンハーゲンのバス乗り場

最寄りのバス停から、FlixBusのターミナルまで徒歩15分のところを、また方向音痴炸裂で逆方向に向かって歩いていた。
GoogleMapを見て10分程歩いてから気付いたのだが、普通に歩いて向かうと全然間に合わない。慌ててバスターミナルまで25分、スーツケースを引きずりながら走る。

バスの出発時刻の5分前にターミナルに到着した。
全力で走って、汗だくになりながら運転手に駆け寄ると、笑いながら「あと5分もあるのにゆっくりでいいよ!落ち着けよ。」となだめてくれた。

思えば他の北欧の国同様、カフェの店員、レセプションの人もみんな愛想良かったな。
きっともっと食事やお酒、観光にお金を使っていたら楽しいデンマークになっていただろう。
ハンガリー以降位から、毎日凄い距離を歩いているのと食事をろくに取っていないため、観光を楽しもうにも疲労の方がキツイ。

ヨーロッパを3ヶ月も旅していたらどうしても節約モードに入ってしまう。
ヨーロッパは国が多い。シェンゲン協定内で全ての国を周るのは無理だろう。

そろそろヨーロッパを出ないと。次の国、オランダで最後だ。

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