セルビア

ボスニアからセルビアへ移動、ローカル列車でノビザドへ。セルビアのバスは無賃(Day411-412)

セルビア
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1€(ユーロ)≒175円、1兌換マルク≒88円、1セルビアディナール≒1.5円
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ5日目、サラエボ3日目

今日はセルビアの首都、ベオグラードへ行く。ボスニア・ヘルツェゴビナからは、先にモンテネグロに行った方がいいのか判断がつかなかったので、もはや気分で行き先を選定している。

サラエヴォの東ターミナルへ行く

9時半。
宿の近くのバス停から103番のバスに乗り、セルビア人居住区にある東バスターミナルへ向かう。

運転手に1.8兌換マルクを払い乗り込む。連結部があるタイプの大きなバスだが、ガラガラ。
しかしかなりの頻度でバス停に停まるので到着が遅い。

サラエボの東バスステーション

10時20分。サラエボの東バスターミナルに到着。閑散としているがカフェが併設されていて出発の11時までは時間が潰せそうだ。

建物に入ってみる。これだけ人がいないバスターミナルも珍しい。
チケット売り場のおばさんに「荷物代っていくら?」と聞くと「ここで手荷物チケット買えるわよ、2マルク。」と教えてくれた。ボスニア・ヘルツェゴビナのお金はここから出ると紙屑同然。手荷物チケットを購入し、残り手持ちの3マルク全てを隣のパン屋でパンを購入した。これが失敗・・・

10時50分。セルビア行きのミニバンが来た。近くに立っていた男性が「あのバスだよ、運転手にバスターミナル使用料2マルクを払ってね。」と言ってくる。
・・・バスターミナル使用料!?この閑散とした場所の??

同じボスニア・ヘルツェゴビナのモスタールのバス停ではそんなもの取られなかったので盲点だった。運転手に手荷物代のチケットを渡したが、更にバスターミナル使用料3マルクを払えと言ってくる。

さっきの人は2マルクと言っていたし、引き換えチケットをくれなかったらただの運転手のポケットマネーじゃないか。それより手持ちのマルクがない。
「もうマルクは持ってないんだけど・・・」と財布を見せると、背の高い気難しそうな運転手は人の財布の中を勝手に指で掻き回してくる。そして5ユーロ札を見つけると、何の断りもなしに勝手にそれを抜き取って自分のポケットにしまった。

むかついた。めちゃくちゃむかついた。断りもなしに勝手に人のお金抜き取る奴がいるか?あと3兌換マルクは1.5€だ。

「ふざけんな!返せ!」と私が手を伸ばすと5€札を自分の頭上に高々と上げる。それを続けると「釣りを渡す、ほら!」とやっと8.5マルクの小銭を渡してきた。
「ボスニア出るのにこんな金いるか!ぼけ!他の店で両替してくるから一度5€返せ!」
私がお札を取り返そうと手を伸ばしても、札を高々と上げて一向に返そうとしない。なんなんだこいつは!もう行く前からセルビア人が大嫌いになった。

結局返してくれないので、仕方なく8.5兌換マルクを受け取り、近くの売店で5兌換マルク分のお菓子とコーラを購入した。大型バスじゃなくトイレが付いてないから、休憩時に寄るトイレ代に少し残しておいた方がいいだろう。エルサルバドルの国境のように「国境使用料くれ」とか言われる可能性だってあるかも知れない。(結局全額余った)

パンを3マルクで購入しなければ払えていたのにな。そして購入したパンは驚くほど不味かった😇
移動中は絶景だったので何とか気を静めようとしたが、その後も運転手は客はそのままで自分だけコーヒー休憩に行ったり、休憩中にトイレに行っていいかと聞いたら渋ったりと物凄く態度が悪かった。くたばればいいのに。

ベオグラード到着

19時。怒りが治まらないままサラエボのバスターミナルに到着。運転手は最後まで1度も笑顔がなかった。
駅のATMでセルビアのお金を下ろす。手数料は記載はされるがやはり後日明細を見ると引かれてはいない。

宿までバスで行く。SIMカードがないのでマクドナルドを見つけてWi-Fiとトイレを拝借する。何も購入していないが。

この目の前にバス停があるのでここから乗る。ここのバス停は女性も男性もほぼ全員がたばこを吸っている。なんという喫煙率、そしてガラが悪い。あまりの煙たさに一瞬で肺がんになるかと思った。

予約した宿のGoogleの口コミを読むと「駅からは離れていますが、大丈夫、あなたはここまで無料で来れます。」というのがあった。バスのチケットの買い方がわからないので乗る人らを観察すると誰ひとりとしてチケット代を払っていない。セルビアは全員無賃乗車なのか。

それでバスはこんなにボロボロなのか??どうやって運営しているのだろうか。
そして私も地元の人にならい無賃乗車することにした。

Fair and Square Hostel

ホテルに到着。広くて清潔。11.5€、セルビナディナールでも支払い可。ここの受付の女の子は感じが良かった。

同室のトルコ人男性がまた一日中部屋で電話をしているタイプだったのでルームメイトガチャはハズレ。
そして私に「チン?」と聞いてくる。「チャイナ?」はいいが「チン?」は無性に腹が立つ。

共用部分もキッチンも広く使いやすい。

そして何よりこいつらがかわいい。毎日癒された。

近くのスーパーで買い物をして自炊する。ラム肉が安かったので買ってみたが、めちゃめちゃ固かった。日本で売られているのは子羊の肉だけだったのか。野菜はタダかと思う位安い。


どこでバール鉄道のチケットが買えるか

次の日。
今日は「ベオグラードから鉄道やバスで行けるノビサドという街が綺麗」とネットで見たので行ってみる。
あとベオグラードとモンテネグロのバールを結ぶバール鉄道というのがバルカン半島で1番の絶景鉄道という記事を見た。是非それに乗りたいのだが、最近駅の場所が変わったらしく、ブログの記事の駅はどれも「閉業」となっていた。チケットはネットでは買えず窓口でしか売っていないらしい。ノビサドに行くついでに鉄道駅に行って聞いてこようと思う。

ベオグラード鉄道中央駅

宿からバスに乗って鉄道駅へ。45分かかるので結構遠い。まあ無賃乗車なんだけど。
かなり最近出来た駅舎のようだ。だからネットに情報が出てこないのか。

近距離のノビサド行きのチケットは機械で買えた。機械はクレカ払いのみ。
窓口ではバール鉄道のチケットが売っていた。乗り場もここから。
しかし窓口のおばちゃんが「明日の寝台は空いてる?」「明後日は?」「寝台いくら?」「6人用と4人用コンパートメントの金額差は?」「シート席はいくら?」など質問する度に鬱陶しそうにするので自分の乗りたいベストな座席を決めにくい笑 これもネットや機械で買えるようにしてくれないかなぁ。

結局、鬱陶しがられるので悩む時間がなく明日の夜の便のシート席を購入してしまった。寝台は明日はいっぱいだが明後日の6人コンパートメントなら空いていると言う。千円ちょっとしか変わらなかったので寝台にした方が良かったかな・・・

鉄道でベオグラードからノビサドへ

ノビサド行きの列車に乗り込む。直近の30分で到着する特急は満席で買えず、鈍行の1時間掛かる列車に乗った。鈍行の方が393ディナール(580円)と激安だ。

ノビサド鉄道駅

ノビサド駅に到着。Wi-Fiが繋がったので1時間はあっという間だった。

さすがにここはバスは無賃乗車出来ないだろうなと町の方まで歩いて行く。徒歩20~30分。

暑い…もの凄く暑い…

確かに綺麗な街なんだけど、西ヨーロッパから来た人からしたら見飽きた景色だろう。

途中で昼食。ここら辺でよく食べられているパンの中に鳥やケバブの肉が入っているピタパンだ。765ディナール。ビールも入れて千円以上したので観光地価格。

ヴァラディン橋を渡って更に街の奥まで行ってみる。

時計塔がある丘まで登る。ちょっと頑張り過ぎたかな。かなり暑くてしんどい。

ミニミニドブロクニク。

景色が良く楽しめた。涼しかったらもっと気持ち良いだろうな。
帰りも駅まで40分歩いたが、暑すぎて途中スーパーでジュースを2本買って飲み干してしまった。これならバスに乗った方が安かった。

帰りも鈍行列車で帰ってきた。20時にベオグラード到着。
ノビサド駅からはいろんな方面に列車が出ているようで、残りの現金を消費しようと窓口に行くとかなり並んでしまった。

バスで宿に戻る。同じ部屋のトルコ人はやはり観光もせず1日中部屋で電話しているか寝ているだけ。夜も寝るの早いし、昼を過ぎてもまだ寝ている。本当に外国人ってなんであんなに寝れるのだろう。


明日はベオグラードを観光したら期待のバール鉄道。寝台シート席の旅。

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