ハンガリー

ハンガリーのブダペストへ。ドナウ川の真珠、ハンガリーの本気を見た(Day441-2)

ハンガリー
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1€(ユーロ)≒160円、1ルーマニアレイ≒33円、1ハンガリーフォリント≒0.14円
ルーマニア7日目、ブラショフ4日目

ルーマニアのブラショフからハンガリーのブダペストに21時15分発のバスで移動する。
シギショアラからの列車は19時56分ブラショフ着の予定だったが、現在20時半。

ブラショフの鉄道駅からFlixBusのバスターミナルまで移動

ブラショフの鉄道駅からFlixBusの乗り場までは、ローカルバスで30分ほど離れている。
GoogleMapを見ながら駅前のバス停でバスを待ったが、20時45分になっても来なかったのでBoltタクシーを呼んだ。

ヨーロッパに入って初めて使ったタクシー。
タクシーは中東みたい安くないから、ひたすらバス利用をして45分以内なら歩いていた。

直ぐにやって来たBoltドライバーは若い女性だった。
「何日ルーマニアに居るの?ブラショフはどう思う?ブカレストは?」など聞いてくる。そしてバスの出発まであと30分しかないと告げると「大丈夫、10分で着くから!」とものすごいスピードで飛ばしてくれた。急ブレーキもあったけど笑

最後に「ブラショフ、とても綺麗なところだよ。Bolt、いいレビュー付けとくね。」と言うと凄く喜んでくれた。

FlixBusターミナルからハンガリーのブダペストへ

無事、出発20分前にバスターミナルに到着。
到着してチケットを見せると、ドライバーは「もうあと1,2分で出発するから。」と言ってきた。
予約客で私が最後だったのだろう。ギリギリ来て当日券を買うお客さんはいないのだろうか?
「コーラ買ってくるからちょっと待って!」と告げ、売店でルーマニアの残りの現金全てをコーラとキットカットに変える。

乗り込んだら直ぐ出発した。

ハンガリーのバスターミナル

9時にハンガリーのブダペストに到着。エアコンが効いていてUSBコンセントもあり快適だった。車輛により違いが大きい。
市内までは離れているので地下鉄に乗る。クレカタッチで乗れる。ゲートはないが、観光客がよく利用する駅はチケットチェックの従業員が複数人立っている。

シーズン ホステル

9時半、ホテルに到着。レシェプションの人は感じが良く、もうベッドが用意できていると言われ直ぐにチェックインさせてくれた。これはヨーロッパで初めてのパターンではないだろうか。これまでベッドが空いていてもチェックイン時間にならないと入れてくれない宿ばかりだった。
ものすごくありがたい。深夜バスの後にベッドで横になれる!

共有スペースがないので、各部屋に食事が出来るような大きなテーブルがある。

お腹が空いたので、キッチンに行き手持ちのスープを飲む。キッチンは地下にあり辛気臭い臭いがする。料理は簡単なものしか出来なさそう。

ブダペスト観光

仮眠したらお昼を過ぎていた。スッキリしてブダペストの町を散策する。
ホステルから出たら、もうこんな景色。

なんだこの街は。ハンガリーはチェコやオーストリアに比べたら物価が安く、そこまで街の綺麗さには期待していなかったのだが。ヨーロッパの中心に位置しているので、色んな国の美しい建築様式が入り込んでるらしい。

セーチェーニ鎖橋を渡って行く。

ホロコースト慰霊碑、ドナウ川の靴

ドナウ川に来た。
2005年にハンガリーの映画監督カン・トーラーイと彫刻家のパウエル・トガイによって設計された、ホロコーストの犠牲者を追悼する慰霊碑がある。鉄製の60足の靴が石畳の上に固定されている。

第二次世界大戦中、ドイツナチスはユダヤ人をドナウ川のほとりに連行し、彼らに靴を脱がせた後、川に向かって射殺。靴は当時貴重な物資であり、無駄にしないようにしたらしい。犠牲者の遺体はそのまま川に流された。

空っぽの靴が犠牲者が突然奪われた命を物語っていて、虐殺の現場と犠牲者の置かれた状況を強烈に想起させる。ホロコーストや第二次世界大戦に関する警鐘として、十分過ぎる効果だ。

地下鉄に乗って英雄広場にやって来た。ここまでの地下鉄は小さくておもちゃのようなデザインでかわいい。

改装中ばかりだな、ヨーロッパ。のんびり工事をしているから工期が長いって聞いたことがある。

両サイドに美術館がある。有料なのだが建物に興味がある。

入るとお土産屋までは無料でアクセス出来るので両方入った。やはり美しく、お土産屋だけでも価値があった。

ヨーロッパイチ豪華なカフェ、New York Café

18時。インスタなどでもよく上がっている有名カフェに来た。ヨーロッパイチ豪華なカフェらしい。
大人気で凄く並んでいる。

30分以上並んで入店。出る時にはそんなに並んでいなかったので混んでいる時間に来てしまったようだ。

カフェオレなど人の手が加わっているものは高いので、注ぐだけの安いビールを頼む。それでも1,000円以上した。ケーキは2,000円したのでやめた。

1894年にオープンしたニューヨーク生命保険会社が設計した建物らしい。イタリアン・ルネサンス様式で当時もエリートたちがこぞって集ったとか。しばしエリート気分を味わう。

外に出たらすっかり夕方。やはり美しい。

ハンガリー国立歌劇場の前まで歩いてみる。
この前で多くの観光客に「写真を撮って。」と頼まれたので撮ってあげ、自分も撮ってもらったのだが、中国人に撮ってもらった写真は全部目をつぶっていた😇

21時。セーチェーニ鎖橋まで戻ってきた。いつの間にか夜だ。

これは・・・これまでの旅の中でも屈指の美しさではなかろうか。
ブダペストはドナウ川の真珠と言われている。ハンガリーの本気を見た気がする。

昼間見た国会議事堂は全く違う表情を見せている。川とのコントラストが神秘的で美し過ぎる。
上に何か白いものがいっぱい飛んでいて不思議だったのだが、インスタで「かもめだよ」と教えて貰った。鳥目なのでは??

ハンガリーの夜景に見とれていたら22時を回っていた。
中心街のスーパーはすべて閉まっていたが、お腹が空いたので町の外れのガソリンスタンドへ行く。
そこのコンビニでパンとお菓子を買った。

中心地から外れるとほとんど人が歩いていないので少し怖い。ホームレスを一人だけ見た。ブダペストの治安はいいのか悪いのかよくわからなかったが、走って帰った。


次の日

トラムに乗ってブダ城のまで行く。川を挟んでこっち側がブダ地区で向こう側がペスト地区なのでブダペストというらしい。

ブダ城へ

ブダ城がある山頂へは、この有料のミニケーブルカーで登れるが、歩いても直ぐらしいので歩いて行ってみる。

昨晩も歩いて登って山頂から夜景を見ようと思ったのだが、道が見つからなかった。どうやら外構工事中で2024年現在、遠回りしないと入れないようだ。

どこまで遠回りするんだと歩いていたら、こんなものを見つけた。上まで登るエレベーターだ。
なんだエレベーターで登れるのか。トロッコの意味がわからない笑

ハンガリー国立美術館など

エレベーターでブダ城まで上る。ここから見下ろすペスト地区は、穏やかで美しかった。

その後、国立美術館、教会、漁夫の砦など歩いてみてまわる。白い三角屋根の漁夫の砦ってかわいいな。1895年にハンガリー建国1000年を記念して建設されたらしい。
どこも入場料が掛かるので入らず。

2B Hostel & Rooms

ブタペストの2泊目は、昨日の宿は凄く値上がりしていたので移った。こっちの方が中心地にある。
ここは14時を過ぎないとチェックインさせてくれなかった。
部屋は広くて窓も大きく解放感がある。しかしWi-Fiが遅い。使いものにならない。
たまらずeSIMを購入した。Trip.comから購入すると安い。

沈む気分

この日、日経平均がマイナス4,500円以上をつけていた。20年株取引をしているがこんなのは初めて見た。昨日も1日で25万以上資産が減っていたが、今日は1日で50万以上。

もう数千円節約のために、夜行バスで移動したりドミトリーに泊まっているのがばからしくなってきた。その何倍ものお金が一瞬で吹き飛んでいるのだから。

Café Kör

ずっと自炊したりして節約していたが、ヤケフォアグラでも食べることにした。
ハンガリーは温泉とフォアグラが安いことで有名。

フォアグラだけだとポルトガルで食べた時にかなり胸焼けしたので、ステーキの上にフォアグラを乗せたロッシーニにした。美味しかったけど、しまった。宿から醤油を持ってくれば良かった。

一皿4,500円。3年前のYouTubeでは1,800円だったのにな。美味しかったけど、この金額だったら日本の「俺のフレンチ」で食べれるのではないだろうか。

まあそれでもハンガリーの夜景は珠玉だった。これはプライスレスだろう。
私は今、お金では買えない経験をしているのだ。お金のことは忘れよう。旅の気持ちに支障が出ないよう、そう自分に言い聞かせた。

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