1スリランカルピー≒0.48円
2024年8月。スリランカ2日目
ダンブッラ到着
Polgahawelaからダンブッラ行きのバスは、ラスト30分頃には席が空いて、一緒に乗っていたスリランカ人の女性が「あんた、座りなよ。」と誘導してくれた。
バスは私以外は全員スリランカ人だ。外国人は普通このバスには乗らないのだろう。
ほどなくしてダンブッラに到着し、町の中心で降ろされた。
ロバートイン・ダンブッラ(ホステル)
スリランカのドミトリーはインド人だらけ。人が寝ていようがお構いなしに喋る無神経さに昨日で懲りたので、今回は個室を予約した。バス停から西へ15分程なにもない道を歩く。
到着したのは普通の家だった。門から出てきた女性が「あれ?泊まりに来たの?」と驚いて中に入れてくれた。
父親とおじいちゃんを呼んで来てくれた。2人とも喜んでくれていて大歓迎といった様子だ。
「ちょっとここで座って待っていて。パソコンチェックしてくるから。」と言われ、待たされた。どうやらめったに客が来ないようでBooking.comからの予約に気付いていなかったようだ。
そしてなんだこの手摺のない階段は。ボスニア・ヘルツェゴビナのスナイパービルの再来ではないか。
かなり長いこと待たされ、私の予約金額が確認できたようで、「OK!1200ルピー。」と言われその金額を渡す。個室、シャワートイレ付で570円だ。この旅で最安値だろう。
まさかと思ったが、部屋はあの階段を上った2階にあった。おじいちゃんがスーツケースを運んでくれた。これ、落ちたらしぬよね・・・
2階の外廊下も手摺が一部しかない。なんでこんな造りなんだろう。自分たちで造ったのだろうか。
部屋はとても綺麗だった。エアコンはないが扇風機、ポットも蚊帳もある。トイレも洋式だし昔みたいに和式のトイレなんてもうインドもスリランカでもあまり見ないのだろう。
こんな個室に570円で泊まっていいのだろうか。少し悪い気になる。
夜のダンブッラ
電車とバスの移動で疲れたので、シャワーを浴びてから仮眠。夜になってしまったが夜ご飯を食べにバスで降ろされた通りまで歩く。ホステルは住宅街の中にあったようで、大通りに出るまで10分、道が真っ暗なのでスマホのライトで照らしながら歩いた。
途中、この仏像だけが光っていた。
バスで降ろされたところまで来た。来る途中、よほど外国人が珍しいのか、トゥクトゥクの運転手にひっきりなしに声を掛けられる。
Royal Tasty Cafe
昨日のインド料理レストランにはアルコールが置いていなかったので、アルコールが置いているお店をGoogleMapで探して入ってみる。2階のテラスに座席が2つあり、従業員の男性らが暇そうに座っていた。そして、ここもやはり外に面している場所に手摺がない。だれか落ちたりしないのだろうか。
壁にチョークで書かれたメニューを見ながら、スリランカ名物の「コッテゥ」を頼む。
シュリンプのコッテゥ。1,500ルピー(750円)とスリランカの物価からすると高めだが、ここのコッテゥが1番美味しかった。
ソースチャーハンの中に、お好み焼きをみじん切りにしたようなものが入っている感じ。味に飽きたら味変できるソースやケチャップまで付いていた。
会計はオーダーを取りに来た男性と別の男性が持ってきたのだが、「コッテゥ 1,800ルピー」と書かれていた。数字の8のところが何十線にもなっていて不自然だった。どうやら最初5と書いていたのを8に書き直したようだ。
「黒板のメニューは1,500だよね?」と黒板の方へ行こうとすると「あれー?間違えたかな、ごめんごめん。」と白々しい。ちょっとだけぼったくろうと思っていたのだろう。スリランカ人、侮れない。
次の日。宿からの景色。
スリランカは自然が豊かで癒される。久しぶりの静かな個室。この辺りは高地なのか蚊はいなかったので、蚊帳も使わず快適に寝れた。デカイ蜂は部屋に入ってきてびびったけれども。
この日はヘリタンス・カラマンダラ・ホテルへ移動する日。ホテルの近くは食べるところもスーパーも無いため、バス停近くのローカル食堂で腹ごしらえ。300ルピー(150円)。
ダンブッラの極悪トゥクトゥクドライバー
世界的な有名建築のホテルで注文すると、きっと高いだろうと思ったので、食後はスーパーに寄ってホテルで飲む用のビールを購入。
ロバート・イン・ホステルに戻って、荷物をピックアップしてチェックアウトする。
ヘリタンス・カンダラマまでUberで行こうと呼んだのだが、ダンブッラ付近に走っていなくて全然捕まらない。やっと捕まったUberは15分以上先のかなり遠くからやって来るようだ。
暑い日差しの中、Uberがやってくるのを待っているとトゥクトゥクがやって来て、太った強欲そうな運転手に「どこへ行くんだ?」と話し掛けられた。
「ヘリタンス・カンダラマだけど、もうUber呼んじゃったんだ。ごめんね。」
「そのホテルは知っている。1600ルピーだ、乗れ。」
「いや、Uber呼んだから。あと3分で来るし。」
「俺のに乗れ。Uberの金額はいくらだ?」
「同じ1,600ルピーだよ。」
「Uberはここには来ない、乗れ。」
「いや、もうすぐ来るから。だからごめんね。」
「来ないよ、画面を見せてみろ。」
「もう来るんだってば。」スマホの画面を見せた。運転手が覗き込む。
「来ないからキャンセルしろ。同じ金額で俺のトゥクトゥクに乗れ。」
何言ってるんだ、この運転手。いくら断っても、歩いて逃げても、ずっと付いて来てしつこい。
10分以上かけてもうすぐここに来るUberを、キャンセルなんて酷いこと出来るはずもない。同じ金額でもUberは車、トゥクトゥクは野ざらしバイクなのに。キャンセルしてペナルティが付くのも嫌だ。
ずっと言い合っていると、正面からも後ろからも別のトゥクトゥクがやって来て、クラクションを鳴らされた。その隙に逃げる。運転手はまだ追いかけて来ようとしたが、やはり再度クラクションを鳴らされ、やっと諦めて去っていった。
ほっとして待っていたら、目当ての黒のUberの車がやって来た。エアコン付きで綺麗、ドライバーも金持ちそうな男性だ。しかし、窓を開けて、こわばった顔でこう言われた。
「すまない、君を乗せることは出来ない。さっき、ここでUberの営業をするなとトゥクトゥクドライバーに脅された・・・奴らはクレイジーだ。僕はここには二度と来れない。」
は?さっきのドライバーだ!
私のスマホを覗き込んだ時に、予約車の車種かナンバーを見て、その車がやってきたら脅したのだろう。そんなことをしてもあいつのトゥクトゥクになんて乗らないのに、復讐なのか?
あっけに取られてる私を見ながら、20分も待ったUberは、謝りながら去っていった。
じゃあ、仕方ないからトゥクトゥクに乗ろうか。なんて気分にはなれなかった。
インドでは「Uber呼んじゃった」とトゥクトゥクに言っても怒らなかったのに。運転手が青ざめる程脅すなんて酷すぎる。意地でもトゥクトゥクになんか乗るもんかと思い。また別のUberを呼ぶ。
また凄い遠くからやって来ることになったが、Uberは捕まった。今度はボロボロのエアコンなしの車。ドライバーは気の強そうなガリガリのおっちゃんで、ずっとスマホで奥さんと喧嘩しながら運転している。彼なら例え脅されても気にしなさそうだ。
ヘリタンス・カンダラマ・ホテル
30分位Uberに乗って、無事、ヘリタンス・カンダラマに到着。
入口は想像していた「高級ホテル」のイメージとはほど遠い、質素な雰囲気だ。
ここまでの道中、あのトゥクトゥクドライバーに対して腹が立って仕方なかったが、そんな気分もこの自然に囲まれたホテルを見ると吹き飛びそうだ。
わくわくしながらレセプションへ向かった。
コメント
ク〜ッ(+_+)ムカつくトゥクトゥクマン!
ダンブッラ変わっていない!
私もいろいろあって、ゲンナリしてヘリタンスカンダラマからバス停まではホテルマネージャーにおすすめのトゥクトゥクドライバーを呼んでもらいました。
このホテルからトゥクトゥクで帰る人いないとか言われましたけど 苦笑い
ダンブッラ以外ではなかったですね~
スリランカ人比較的優しいと感じました。
みきぷちゃんはシーギリヤ登ったのでしょうね。
私はバスで行って真下まで行ったけど入場料高いので登りませんでした。
キャンディ行きのバスが激混みと情報あってビビっていたけど、お昼前の空いてるのに乗れました。
旅が上向きますように♡
(ᵔᴥᵔ)さん
ダンブッラ、昔もそんな感じでしたか。同じくゲンナリです。
ヘリタンスカンダラマからバス停までは私もトゥクトゥクで戻りました笑
スリランカはインドより騙されなくていいと聞いていたのに、この後もバス代ぼったくられました。
この後シギリアロックへ行きますが、同じくめちゃくちゃ高いので同じく登りませんでした笑
バス、空いていて良かったです。