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サンパウロでロジェと再会、そして帰国。0泊4日は地獄(2023.5.10~12)

2023年5月10日(水)1ドル≒4.8レアル

フォスドイグアス→サンパウロを長距離バス移動

バスの中でいつの間にか少しだけ寝ていました。
朝もサービスエリアに入ったので、ちょっとだけ柔らかそうなものを食べることにします。

この尖ったパンみたいなもの、コシーニャ(Coxinha)というブラジルの名物みたいです。
中は肉の種類が色々種類が選べました。これは細かく裂いた鶏肉とトマトソース。
コーヒーとセットで21レアル(570円)。やわらかい、美味しい、ああ、もっとブラジルにいて美味しいものが食べたい。

お礼はクセで「グラシアス」と言ってしまうのですが、ブラジルはポルトガル語なので「オブリガード」ですね。4ヶ月もスペイン語圏にいたのでクセが抜けません。

朝9時。サンパウロの大都会に近づいて来ました。出発から18時間、GoogleMapを見ると大渋滞でまだ3時間位掛かりそうです。

そしてここらでまたバスのWi-Fiが繋がったのでロジェにメッセージを送ると、なんと
「今日、サンパウロで一緒にお昼ご飯を食べましょう。」とのこと。
お昼休憩中、長距離バスターミナルの駅まで迎えに来てくれるそうです。
かっこいい、かっこ良すぎる。

Terminal Barra Funda Azul(長距離バスターミナル)

12時半。なんとフォズドイグアスから20時間でサンパウロに到着しました。時間は勿体ないですが、南米のバスは座席が広く、135度倒れて快適なので飛行機より体は楽です。ブラジルは道路も整備されてるし。

ロジェには「到着時間が読めないので待たせてしまうから悪い。」とメッセージを送ると
「雨が降っているから仕方ないよ、時間なんて気にしないで!」と返事が来ました。
惚れてまうやろ!第3段!!
(第1段:ペルーガイドのエリック、第2段:ラパスで会った韓国Youtuberヨウさん)

「この上のインフォメーションセンターで待ってる。スリが多いから携帯は人前で出さないで。」と地図まで送ってくれたので、急いで上に上がってロジェと合流します。
30分も待たせてしまいましたが、無事合流出来ました。

ブラジルの地下鉄

ロジェ、ウユニで一緒だった時はパーカーとGパンでしたが、今日は仕事中なのでスーツです。
かっこよくて別人かと思いました。
よくよく考えたらロジェは、ポルトガル後、スペイン語、英語、日本語が話せ、ブラジルの日系商社、丸●に勤める超絶エリートです。

かたや私は・・・
無職・ノンスペ、一昨日から風呂に入っていない、ノーメイク、ペルーで買った800円のアルパカTシャツを着るバックパッカー・・・・
入りたい、穴があったら入りたい
臭くないでしょうか??せめてシャワーを浴びてから再会したかった( ;∀;)

「この辺りのイタリアンのお店と僕の職場の近くのブラジル伝統料理のお店、どっちがいい?歯が痛いなら伝統料理のお肉は食べれないよね・・・?あっスーツケース持ちますよ。」
お店まで考えてくれて、身体も労わってくれて、地下鉄代も全部払ってくれ、もう惚れるしかない位のエスコートです。ああ15年前に会いたかった笑、いや、会ったからといってどうにかなるものでも・・・←妄想ごっこは楽しいです。

妄想はほどほどにして、せっかくなのでブラジル伝統料理をチョイスしました。

ブラジルのサンパウロ、これまで回ってきた南米の中で段違いに綺麗です。
世界トップクラスに清潔な日本と同じ位に。
ブラジルってこんなに発展しているのですね。世界史の授業だけじゃ知らなすぎることがいっぱいでカルチャーショックです。

旅って綺麗な景色を見るだけでなく知らなかったことが知れて、知的好奇心が刺激されるのも楽しいんでしょうね。中南米は、イメージがことごとく覆された刺激的な旅でした。

Embaixada Mineira Bela Vista SP(ランチ)

ロジェは地下鉄3本も乗り継いで迎えに来てくれたんですね。惚れてまうやろポイント多過ぎ。

しかし本当にスリが多いらしく治安は悪そうです。
道を歩いているとホームレスの人に「バン、バンっ」とピストルの形を作った指で打つ真似をされました。薬・・・?のせいかな。本物だったらと思うと怖いです。

ランチで並んでいる有名店です。13時を過ぎたので少ししか並ばず入れました。

ポ、ポルトガル語読めねぇぇ・・・
そしてお店のWi-Fiもブラジル人納税番号がいるから繋げない。(長距離バスのWi-Fiはいらなかった。)
SIMカードも納税番号が要るようなので、バックパッカーでブラジルに入国された日本人、どうしてるんですかね。楽天モバイルは繋がるようなんですが、私SIMカード間違って捨てちゃいましたし。

ロジェがお勧めを頼んでくれました。
ブラジルの伝統料理フェイジョアーダです。お祝いの時に家族や親戚で食べるそうです。
インゲン豆、豚肉、牛肉、燻製肉、ソーセージが入った壺煮。炒めたコウヴェという野菜を添えてキャッサバ(南米のイモ)の粉を掛けます。
付け合わせは焼きバナナとオレンジ。美味しい!歯さえ痛くなければ( ;∀;)

この辺りは日系の会社が多いので居酒屋もいっぱいあるそうです。
「みきぷさん、もっと日にちあるなら居酒屋も案内したのに。」って。
はぁ本当に今夜の飛行機で発つのが残念です。

Japan House São Paulo

ロジェはお昼休憩中だったので、そろそろお別れ。
ランチも「来てくれたんだからおもてなし。」とごちそうしてくれました。
それにしても振舞いがスマート過ぎて素敵過ぎます。もちろん奥さんもお子様もいるのですが。
韓国人のヨウさんも優しかったし、外国の男性って優しくて器がでかいなぁ。
なぜ日本人男性ってあんなに心が狭・・・

ロジェにここから歩いて行ける「ジャパン・ハウス」と「サンパウロ美術館」を教えてもらいました。

ジャパン・ハウスの方は無料でした。3階に日本食レストランがありましたが高かったです。
あ~木がいっぱいの空間は落ち着く。やはり私も日本人。

サンパウロ市内→グアルーリョス空港

その後は、スーツケースをガラガラ引いてここから徒歩30分のサンパウロ美術館に行く元気はなく・・・

次、来た時に美術館は行こうかな。またブラジルには来たい。もっとこの国を知りたい。

最寄りの地下鉄の駅まで歩く途中にデパートがあったので寄ってみました。本当に綺麗。

ジャパン・ハウスでWi-Fiが使えたので、空港までの行き方を調べました。
タクシー4200円、Uber1600円、地下鉄とバスは330円との情報を得たので、私は地下鉄一択です笑
地下鉄でTatuape駅へ向かいます。切符は窓口で現金払い。ポルトガル語が分からなくてもなんとかなる。

17時。Tatuape駅に着いたら、「257番」と書かれたバス停から空港行きのバスに乗ります。
ネットで「15分に1本」って書いてたけど、1時間に1本だったよ。
バスが出たところで、1時間待ちました。やはりコロナ前の情報はあてにならない。

グアルーリョス空港(ブラジル)→ダラス・ラブフィールド空港(アメリカ)

19時。グアルーリョス空港、第3ターミナルに到着。
ロジェには「タクシーで行きなよ。」って言われてたので、心配されて空港に着けたかどうか心配のメッセージが来ていました。ケチってバスで来てすいません。こっちの方が達成感があるんです。

先ずはサンパウロからアメリカのダラスへ飛びます。
JALとアメリカン航空のコードシェア便。預け入れ荷物が無料なので預けます。チェックインカウンターでは「乗り継ぎで荷物はピックアップしなくていい」と言われました。久々ワクチン接種証明書も確認されました。
ラウンジはなんと長蛇の列で並んでいたので入らず。
ブラジルレアルが5千円以上余っていたので、ここでお土産を購入して使い切りました。

22時25分出発。ビジネスクラスのすぐ後ろで広い席なのはいいんですが・・・
欧米人女性、なぜいつもそんなに行儀が悪いんですか。

機内食は2回出ました。この頃から歯の痛みが治まってきました。あれれ。もっとブラジルいれたかな。
あと、飛行機に乗る前に気付いたのですが、日本から持って来た前のテーブルに引っ掛ける足置きをどこかで失くしたようで荷物の中に見当たりません。最後に見たのは確かラパスなので、かなり前に失くして今まで気付いていなかったという。

ダラス・ラブフィールド空港

2023年5月11日(木)

朝7時、アメリカのダラスに到着!
ブラジルより更に綺麗だな~アメリカってやはり凄い先進国。5ヶ月ぶりにトイレに紙が流せました。
しかし飛行時間10時間半、結構キツイです。バスの20時間は楽なのになんでだろう。狭さと体勢と気圧かな。

ダラスのラウンジは入れました。狭くて混んでましたが。

そして、そして・・・

念願のシャワーがありました!
最後に入ったのがパラグアイにいた8日の夜だから・・・3日ぶりですか。キツっ。
この移動計画、無理がありましたね。歯の痛みでとにかく早く日本に着くこと以外考えられませんでした。
3日ぶりのシャワーは、そりゃあそりゃぁ感激もの。この世の天国を味わいました。

ダラス・ラブフィールド空港→羽田空港

12時40分、ダラス出発。

窓際の席で嬉しかったのも束の間。
隣にすんごい太った欧米人の男性が座ってきました席からはみ出て腕がー腕がー私の方に飛び出しています。この圧迫感で13時間半はキツい!!

機内食は3回出ました。アメリカン航空なので味は美味しくもなく。
そして3列席の窓際なのでトイレに行く度に横の2人に立ってもらわないといけないので気を遣います。
トイレに行きたくならないよう食後のコーヒーは頼めなくなってしまいました。

キツイ、ずっと同じ姿勢で13時間半・・・

羽田空港→伊丹空港

2023年5月12日(金)

16時、懐かしい日本の空が見えてきました。
5ヶ月ぶりの日本に到着!

ああ、久々見たけどなんで日本の空港ってこんなにダサいんでしょう。
天井高?照明の色とデザイン?あの標識も??

シャトルに乗って第3ターミナルから第1ターミナルに移動したらJALの担当者からメールが来て「あなたの荷物がずっと回転台で回っているので戻って来て。」とのこと。
ブラジルの空港で「荷物ピックアップ不要」って言われたのは国際線だけのことだったのか。

国際線から国内線の乗り換えは、検疫があるので必ず荷物を自分でピックアップしないといけないそうです。JALのお姉さんなど他人に運ばすのは検疫の関係で不可。とほほー。

荷物を取りに戻ったので、2本後の便に振り替えてもらいました。こういう時はJALだと安心です。ジェットスターは追加料金言われたからなぁ。

日本に着いて1番食べたかったのはコンビニのオニギリ。この金額で、この味、クオリティーは南米ではない。ビバ、日本。日本のコンビニ大好き。

ここからまた飛行機に乗って1時間、伊丹空港に到着したのは21時でした。
9日の朝にパラグアイのペンション園田を出て、12日の21時着。その間1度もベッドで寝ていないのです。
帰国するのに0泊4日。パラグアイはまさに日本の裏側、遠かった~!しんどいなんてレベルじゃない。

5ヶ月弱でやむを得ず帰国してしまいましたが、これは一時帰国
途中でいっぱい物が壊れ、失くしたりして帰りのスーツケースの中はスカスカでした。
なので体制を立て直し、近々世界一周再出発します。
ブラジルをゆっくり回れなかったのが心残りです。

今度はアジアから西回りでブラジルを目指したいですが・・・ルートはまだ未定(;^ω^)

シウダー・デル・エステの電気街の後、ブラジルのサンパウロへ(2023.5.9)

2023年5月9日(火)1グアラニー≒0.0195円、1ドル≒4.8レアル

おはようございます。ペンション園田の朝。

ペンション園田の中庭

歯が痛い、歯が痛い。奥から2番目の歯・・・というか神経がめちゃめちゃ痛いです。
アルゼンチンでお肉を食べ過ぎたからと思っていましたが、タイミング的にそれに上乗せしてパークゴルフを3日間18ホール周り、歯を食いしばりまくったからだと思います。

写真:富士山樹空の森より

パークゴルフって初めてやったのですが、結構ボールが大きくて固いです。
思いっきり飛ばすとカコーーーーンって全身の骨に響き渡る感じの音と痺れがきて、かなり歯に負担が掛かっていると思います。

急遽日本へ帰国のチケットを取る

もうじっとしているだけで我慢できない位奥歯が痛いので、急遽日本へ帰国するチケットを取りました。ブラジルのサンパウロから関空まで乗り継ぎ2回のチケットが2日前に取って10.9万という破格の値段。ここからヨーロッパへ飛ぶのも同じ位の金額なので安かったと思います。
6月13日のエルカラファテ行きのチケットは払い戻し不可なので、丸々捨てることになってしまいましたが( ;∀;)

歯医者がある通り。

皆に「裏の歯医者に行ってみたら?」と言われ、歯科代もパラグアイなら高くはないかも?と思って行ってみたのですが、休みでした。Googleの口コミも開業日の記載もありません。(海外旅行保険は歯科は非対応)
ご縁がなかったものとして日本の行きつけの歯医者に行くことにします。
パラグアイの歯医者ってどうなん?と不安だったのもあります、分からないので。

オイルサーディンのパスタを作ったら狙われまくり

さようなら、イグアス居住区。さようなら、ペンション園田。1週間もお世話になり、過去にここを開拓した日本人たちのことも勉強になりました。
毎日、下ろしても下ろしても椅子に登ってきて私の食事を狙うネコちゃんたちの圧も凄くて食べにくかったです。豚串、取られたこともありました。ネコにモテモテ。

お世話になった日本食が安く売っている農協

急にここを出ることになったので、農協で買いだめしたワインや納豆、シャンプー、石鹸など全部宿に置いて行くことになってしまいました。

ペンション園田→シウダー・デル・エステ

今日、たまたま同じ宿のメンバーが、私も含め4人一緒に出ることになりました。
園田のお父さんに4人とも近くのバス停まで送ってもらい、皆でシウダデル・エステ行きのローカルバスに乗ります。

バスの時間が決まっていないので、9時にペンション園田を出たのですが45分位待ちました。
満席です。

シウダー・デル・エステの電気街

1時間程でシウダー・デル・エステに着きました。国境付近のバス停で降ろしてもらいます。

国境の街、シウダー・デル・エステは安い電気街で有名です。
パラグアイ政府が観光客を呼ぼうと、免税で電化製品が買えるので、ブラジルやアルゼンチンから沢山人が押し寄せるのです。
私は電化製品(iPoneとGoPro)を買うのを楽しみにしていたので、バスに一緒に乗ってきたメンバーとはここで別れて、スーツケースを持ちながらここをひとりウロウロすることにします。

電線の多さと国の発展度って反比例してるよね。
このNISSEIというお店は綺麗で安心ですが、日本の10%程しか安くありません。
10%位安くても、日本に帰国してから不良品なのが分かったりしても面倒だしなぁ・・・

雑居ビルの中にあるお店はもっと安いのですが、そういったお店でクレジットカード詐欺で100万円以上(!)だまし取られたYoutuberの方を見たのでパス。1軒1軒金額を聞くのもしんどい。

電化製品だけでなく、日用品も免税のようです。このお店は綺麗ですね。中華系の大型免税店です。
ブラジル、パラグアイ、アルゼンチンの通貨だけでなくドルもユーロも使えました。
お客さんはほとんどレアルで支払っていたのでブラジルから皆さん来られているんですね。
中に入る時は、荷物を全部受付に預けるように注意されました。

国境を越えてブラジルへ

国境を越えてブラジルの長距離バスターミナルを目指します。そこからサンパウロへ行くのです。

まずは国境付近で、両替おじさんらに余っているパラグアイグアラニーをブラジルレアルに交換してもらいます。パラグアイであんなにお金が減らないとは思わず、1万円位余ってしまいました。

パラグアイの出国スタンプを押してもらい、ここにタクシーの運転手がいっぱいいたので乗れば良かったのですが、国境の橋を歩いて渡ってみたくてスーツケースを引いてガラガラ歩きました。

「友情の橋」を渡り、このブラジル側のイミグレで入国スタンプをもらいます。窓口は女性が3人いたのですが、ラフな服装な上にずっとお喋りしていてやる気がなさそうだったので即スタンプ頂けました。

フォズドイグアスの長距離バスターミナル

イミグレを出たらローカルバスでバスターミナルまで行こうかと思ったのですが、出てすぐのとこに立っていた警官に行き先を聞かれ「サンパウロまで行くから長距離バスターミナル。」と言うとバスだと1本で行けないようで「タクシーで行け。」と言われました。
もうブラジルレアルが余りまくっているのでタクシーに乗ることにします。

タクシーは30レアル(800円)。値切ったのですがまけてくれませんでした。ボられている気はするのですが、ブラジルは南米で1番経済が発展していて物価が高いというし・・・入国してすぐはいつも相場が分かりません。

15時過ぎ。10分でバスターミナルに到着。流しのタクシーに乗ったのは久々。いやぁ楽ちん楽ちん。

ここでブラジルのサンパウロ行きのバスチケットを購入します。160レアル(4,340円)。
この間は飛行機だと5万円以上して頭を抱えていたのですが、ペンション園田で「長距離バスだと4,000円前後だよ。」となんともいい情報をもらったのです。やはり情報交換出来るのはいいですね。

出発の16時まで時間があるので昼食を。歯が痛いのでこんなものしか食べられません。
これで22レアル(600円)だから日本と物価は同じ位なのかな。

バスで20時間、歯の痛みが地獄の苦しみ

CAMA社のバス。2階建てバスで、名前の通り座席はかなり倒せ、足置きもあって快適です。
しかもガラガラなので座席2席分を占領して横になれました。

飛行機のチケットは明日5月10日の22時にサンパウロ→アメリカのダラス→成田→伊丹のチケットを通しで取ってます。
ブラジルにいれるのは明日の22時までか。どんな国かもうちょっと居たかったな。
同じ宿の人らは「南米の中でも治安が悪過ぎ」とビビりまくっていましたが。

ここで、ボリビアのウユニからアタカマ抜けツアーで一緒だった日系ブラジル人のロジェからメッセージが届きました。
「みきぷさん、今旅はどの辺ですか?」
えっ!私がブラジルに入ったとたんに?凄い偶然。まるで(サンパウロってロジェが住んでたよな・・・)って考えていたのがテレパシーで通じたかのようで、めちゃめちゃ嬉しいです。
「明日サンパウロに着いて夜日本に帰ります。」と返信したら
「マジかよ・・もっと早く連絡すれば良かったとのこと。
いくらサンパウロ在住でも今日の明日でまさか会えないよね。そしてここで田舎道に入ったからか、バスのWi-Fiが途切れ連絡がつかなくなりました。

ブラジルのバスの休憩所は、どこも好きなだけ食べて買って出口でお金を払うシステム。綺麗過ぎてこれまでの国との国力の違いを感じます。

そしてずっとズキズキしていた奥歯の痛み、ここで我慢出来ないほど痛くなってきました。バスが上下に揺れる度に耐えれない位ズキンズキンします。この痛みは反対側の歯で経験があり、歯の神経の奥に膿がたまって逃げ場がなく、被せ物を取ってもらうと一気に楽になるやつです。

あまりの痛さにずっと「地獄の苦しみ」なんて言葉が頭に回っていました。もちろん一睡もできません。休憩でバスが停まった時に、運転手に「鞄の中の痛み止めが取りたい」と言って荷物を出してもらい痛み止めを取って飲みました。

他のお客さんはサービスエリアで食事してたけど、私はキンキンに冷えた缶コーラを買ってひたすら歯とあごを冷やしまくり。
この地獄の苦しみ、いつまで続くのでしょうか。サンパウロまで16時間と聞いてますが・・・(結局20時間以上かかりました。)せめて揺れないところで寝たいです。

ブラジルのフォスドイグアスからパラグアイのイグアス居住区へ(2023.5.2)

2023年5月2日(月)1レアル≒29.4円1グアラニー≒0.0195

12時過ぎ。
ブラジルのイグアスの滝を堪能したので、パラグアイのイグアス居住区へ向かいます。
パラグアイのシウダデルエステのバスターミナルからは、15時以降は居住区までのバスがないとネットで見たので、お昼ご飯も食べずに急ぎます。

昨晩、アルゼンチンのプエルト・イグアスパラグアイのイグアス居住区への行き方はネットで調べていたのですが、今朝ホテルのレセプションが開いてなくて荷物が預けられず、スーツケースを持って行くことにしたのでアルゼンチンに戻って来る必要がなくなりました。
もうブラジルから直接パラグアイへ向かいます。結果的にアルゼンチン再入国手続きが不要になって、これで良かったかも。

フォス・ド・イグアス→ブラジル近距離バスターミナル

行き方が急に変更になりましたが、ブラジルのイグアス国立公園で無料Wi-Fiに繋いで調べたらいいだろうと思っていました。そうしたらなんと、ブラジルでは無料Wi-Fiですら「国民納税番号」というIDを入力しなくてはならず、Wi-Fiが使えません。どうしよう。
周囲の人にパラグアイへの行き方を聞くと、ブラジルの近距離バスターミナルで乗り換えしないと1本で行けないようです。

イグアスの滝国立公園から、まずは近距離バスターミナルを目指します。
ガイドの人に「今から帰るから私の車で国境まで送るわよ?60ドル」と交渉されましたが、払えるかいそんなもん。いつも通りローカルバスで向かいます。

ブルーのバスと黄色のバスが国立公園から出ています。1本乗り過ごしてしまったら次は30分後に来たのでその位の頻度のようです。このバスは、ブラジル、パラグライ、アルゼンチンのどの通貨でも支払い可能。

無事近距離バスターミナルに着きました。
ここで、インフォメーションがあったのでパラグアイへ行きたいと言うと「向かいのローカルバスのバス停から乗ったらどのバスでも行ける。」と教えて頂きました。
アルゼンチンのお金でも乗れるか聞いたら「そこまでは知らない。」とのこと。
ここまで全部英語が通じているので、国境付近はいいですね~

初めて降りるブラジルの町です。近くのスーパーにも寄ってみます。
ATMも両替所もあり、栄えておりました。ATMは手数料やはり700円位。

ローカルバスのバス停から見た景色。人がいっぱい立っているのでどこがバス停かすぐ分かります。

ローカルバスに乗り込みます。料金は前払いで6レアル(176円)。

ブラジルとパラグアイの国境で入国審査

14時15分。国境の川に来ました。あれが国境を越える橋、Puente Internacional de la Amistad(友情の橋)。
ここからは前日に行き方を調べていたので大丈夫です。Wi-Fiがなくてもなんとかなるもんですね。

パラグアイのイミグレ

橋の手前にブラジルのイミグレがありましたが、ブラジルは日帰りだとビザもスタンプ不要なので素通り。パラグアイの入国スタンプは要るので、パラグアイのイミグレでは運転手に言って降ろしてもらわないといけません。
運転手に言っておかないと、ブラジル人、アルゼンチン人、バラグアイ人は協定で入国審査不要なのでバスは素通りしてしまいます。

バスを降り、イミグレで無事入国スタンプを押してもらいます。ガラガラで、聞かれたのはホテル名位でした。

イミグレ→シウダデルエステの長距離バスターミナル

パラグアイのイミグレを出たら、同じバスが待っていてくれるかな~と薄い期待を抱いておりましたが待っていてくれませんでした。アルゼンチン→ブラジルの国境越えのバスは待っていてくれたのに。
パラグアイのイミグレ前は大渋滞なので仕方ありません。

イミグレを出たらすぐに、乗ってきたのと全く同じ黄色の路線バスの運転手がドアを開けながら「乗れ、乗れ」と言って来たので、そのまま乗りました。
料金は同じ6レアルだと思うのですが、20レアルを渡したらお釣りはくれず(;^ω^)
「Give me change!」と言っても英語が分からないフリ?でニヤニヤ笑いながら終点のバスターミナルで降ろされました。

Terminal de Omnibus Ciudad del Este(バスターミナル)

あの釣銭ボッタクリおっさん、あのニヤつきぶりは絶対確信犯よね~。

14時15分。シウダデルエステのバスターミナルです。無事15時までに着きました。

ターミナルの中に、ペンション小林から来たという日本人の若い男性が2名いらっしゃいました。
美容師だかなんだかの有名インフルエンサーだそうです。その方が、入口のところにいる両替屋のおっちゃんがパラグアイのお金に両替してくれるとのことで20ドルだけ両替しました。
余っているアルゼンチンペソ(300円ですが)を両替してくれないか聞いてみましたが、アルゼンチンのお金は要らないそうです・・・( ;∀;)うっアルゼンチン・・・

ここからはアスンシオン行きのバスに乗り、イグアス居住区へ向かいます。何本かバスが出ていますが、1番安いあのクラッシックなバスで。料金は20,000グアラニー(400円)。
後日、帰ってくる時は15,000グアラニーだったから、ここでも多少ボラれたかも。

シウダデルエステ→イグアス居住区のペンション園田へ

イグアス居住区はシウダデルエステ→パラグアイの首都アスンシオン行きのバスの途中にあり、2つ有名な日本人宿があります。民宿小林とペンション園田です。
民宿小林は「km53」、ペンション園田は「km41」地点で降ろしてもらわないといけません。

ここは前日にちゃんとスペイン語をメモしていて、チケット購入時に運転手に伝えておきました。
私はペンション園田に行こうと思うので「キエロ バハール エン エル ディストリト デ イグアス ,クワレンタ イ ウノ キロメトルス。」
日本人移住区は有名なのか、相手もすぐ分かっておられました。

アスンシオン行きのローカルバス。

1時間弱で着くらしいのですが・・・
途中デモがあって道路でタイヤを燃やしていたので大渋滞。1時間以上かかりました。

何もない道路で降ろされました。ここからペンション園田はすぐのようです。

ペンション園田

無事到着!ご年配のご主人と奥様が出迎えて下さいました。
予約サイトに載っていないので、予約はHPからメールか電話になります。
ドミトリーで1泊50,000グアラニー(936円)。

中庭を挟んで建物が2つあります。

シャワー兼トイレは2室。シャワーはガスと電気両方あります。

部屋の写真を撮り忘れました。
私の部屋は女性専用ドミトリーで、3つベッドがあり、もう一人の方と同室です。
ここはかなり古いらしいので、まあ、あまり綺麗さは求めていません。

民宿小林の方が新しくて綺麗らしいのですが、周囲に何もないらしいのです。
ペンション園田は周囲にラーメン屋や日本食が置いてある生協などがあるとのことで、こっちにしました。
そうです、ここに来た目的は日本食です。私は日本食に飢えているのです。

ペンション園田には日本人がかなり泊まっていました。
たぶん住んでおられる方2名と1ヶ月前後おられる方3名、短期の方が私を含め4名です。
長期宿泊の方に早速ATMまで案内してもらいました。

パラグアイのお金。ゼロが多過ぎてレート計算が上手く出来ません。

チーズ屋も案内して下さいました。量り売りです。めっちゃ安くて美味しかったです。

本日は園田のお母さんがウエルカムカレーを振舞ってくれました。らっきょまであります。
いいんですか、手作りカレーなんて何ヶ月ぶりなんでしょうか。めっちゃ幸せです。

わんちゃんとねこちゃんもいっぱいいます。ねこちゃんは半ノラな感じ。
観光欲が無くなってきて、毎日旅先の経路検索をするのに疲れてきたので、1週間位ここでのんびりすることにします。

ブラジル側のイグアスの滝、アルゼンチン側よりいい(2023.5.2)

2023年5月2日(月)1ドル≒480アルゼンチンペソ(ブルーレート)1ドル≒4.8レアル

おはようございます。
本日は午前中にブラジル側からのイグアスの滝を見に行って、そのままパラグアイの日本人移住区へ移動したいと思ってます。

世界三大瀑布のこのイグアスの滝。
アルゼンチンとブラジルの国境にあり両方から見れ、全然趣が違うらしいのです。
上記のルートでブラジル側へも行けます。

そして拠点となるプエルトイグアスの町はパラグアイとも国境を接しているので、このままパラグアイへ入ろうと思います。日本人宿があって日本食が安く食べられるらしいので。

ブラジル側のイグアスの滝へ移動

朝7時に宿泊しているこのイグアスフォールズをチェックアウトして、荷物を預けようと思ったのですが・・・なんとこの入口が閉まっていてレセプションの方がまだ出勤されていませんでした。
がーん、がーーん。

仕方なく部屋の鍵だけポストに入れて、スーツケースはそのままブラジル側のイグアスの滝、フォス・ド・イグアスに持って行くことにします。たぶんロッカー位あるでしょう!

本当はこのバス停まで戻って来て、宿でスーツケースを受け取り、ここからパラグアイ行きのバスに乗ろうと思っていたのですが・・・
ブラジル側から直接パラグアイに向かおうと思います。ブラジルはポルトガル語なんですが辿り着けるでしょうか。

7時半のバスに乗ります。昨日と違ってガラガラ。月曜日だからね。
イグアスの滝に行くなら土日と被らないように検討した方がよさそうです。
バス代は片道280円(ブルーレートで)

途中、国境を越えたので1度バスを降り、アルゼンチン側では出国スタンプを押してもらいましたが、ブラジルは日帰りなら出入国手続きは不要とのことでブラジル側では何もしませんでした。

バスの運転手さんには予め「出国スタンプを押すから降ろしてね」とGoogle翻訳のスペイン語で伝えておきました。

イグアスの滝

8時15分。ブラジル側のイグアスの滝に到着。
アルゼンチン側は8時から開いてたけど、こっちは9時オープンだって。もう1本遅いバスでもよかったです。

入口付近には英語ベラベラのガイドさんがいっぱいいて、中での観光の仕方を丁寧に説明して下さいました。
一番奥の「悪魔の喉笛」には歩いて行ける距離ではなく、入口で2階建てバスに全員乗らないといけないそうです。
1駅目が滝突っ込みツアーに行く人、ツアーに行かない人は2駅目で降り3駅目まで歩いて、そこからバスに乗ってまたこの入口まで戻れるそうです。
所要時間は2~3時間とのことでした。

ロッカー、ありました~♪ガラガラでほとんど誰も使用していません。
し、しかし20レアル。って500円?!(;^ω^)
これまでアルゼンチンがブルーレートで両替して計算したら、何もかも安かったので高い、高く感じる。ブラジルは南米で1番発展している国なので、ウルグアイの次に物価が高い。

なんとここは国境付近なので、ブラジルレアルだけでなく、アルゼンチンペソ、パラグアイグアラニー、USドル、ユーロが使えるようです。
アルゼンチンペソのレートが悪すぎる( ;∀;)
やはりアルゼンチンペソは手にした瞬間から価値が下がり続けるので不利なようです。
入場チケットはカードで買いましたが86レアル(2,416円)。レートのせいでアルゼンチン側の1,700円より高い。

オープンまで入口のショップで朝食を買いましたが、1番安い小さいミートパイで430円。
はあ、アルゼンチンでサンドイッチ買っておけばよかった。

9時オープンと同時に、こんなかわいいバスが次から次に入口にやって来ました。
ツアー客が多くて入口が結構ならんでいます。

2階に乗りましたが、私の他は全員アルゼンチン人のツアー客団体に入ってしまいました。
めちゃめちゃ騒いでお祝いしているのですが、サッカーか何か勝ったんでしょうか。
ニュースを全く見ていないので分かりません。

2番目の駅で降りました。滝突っ込みツアーは昨日行ったのでパスです。高いし。

まずはこんな展望台が見えてきます。
アルゼンチン側と雰囲気違いますね。

こんな感じのトレッキングコースを歩いて行きます。
道は1本道。

曇ってきちゃったかな?水しぶきが凄くて癒されます。

30分位歩くと、見えてきました。悪魔の喉笛に向かう橋が。
橋も滝の中を通っていて、これはアルゼンチン側よりかなり滝に接近している感じ。

橋の上は細かい水しぶきがずっとかかってきてびしょ濡れになります。
ここでスマホやカメラを出して撮影すると、水没状態になって壊れるらしいので昨日購入した防水ケースに入れて撮影します。

橋の一番奥まで来ました。迫力が凄い!
写真じゃ伝わらないのですが、360度滝に囲まれている感じです。

晴れて虹が見えて来ました。めっちゃ綺麗!語彙力!

奥に展望台があったので登ってみます。

似たような写真ばかりですが、ここで終了。
滝の怒号と凄まじい水の量、そして虹。
美しい~これは感動しました。
よく旅人たちの間でアルゼンチン側とブラジル側のイグアスの滝、どっちがいいかなんて話になるのですが、私がお会いした方たちは皆さん「ブラジル側」とのこと。

こっちの方が3時間で回れちゃうんですが人気なんですよね。
滝に近いのとジャングル感があるのがいいのかな。

さて、12時。
ここからバスで入口に戻って、パラグアイの日本人が住むイグアス移住区へ向かいます。