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ローマからクロアチアのドゥブロヴニクへ。魔女の宅急便の街は暑い(Day405-7)

1€(ユーロ)≒174円
イタリア4日目、ローマ2日目

空港バス

9時45分。空港行きのバスに乗り込む。
ネットで予約した方が安かったので昨晩GetYourGuideから予約しておいた。6€。

フィミチーノ空港

高速で事故渋滞があったが、なんとか出発2時間前に到着。悪名高いラインエアーで予約したら窓口に預ける荷物は凄い行列。8,500円という破格の金額なので仕方ない。
オンラインチェックインを済ませていたら、カウンターの向かいにある機械で簡単にSelf Luggage Dropで荷物を預けられるようだったのでそっちに並べば良かった。

それでも何とかラウンジ滞在時間を1時間確保して飛行機へ。13時40分発。

ドゥブロブニク到着

15時到着。空港バス10€でドブロヴニクの中心地へ行く。

通貨はクーナだったけど2023年からユーロに変わったらしい。便利だけど高い。EUだけどユーロじゃない国もあるのか。

シーズンのドゥブロブニクの宿はどこも高かった。直前に行き先を決めているので安宿は埋まっている。仕方なく中心地から離れた宿を予約。中心地から宿までのバスでの行き方はメールをくれていたので助かった。バスは車内で現金で購入すると2€、カードは2.5€。
チケット売り場で買った方が安いようだが面倒で毎回運転手から買っていた。

Hostel best offer

ホテルに40分で到着。かなり奥地。

裏の湖の景色もいい。2泊で45€。現金しか受け付けていないのと・・・

10人部屋でコンセントが2か所しかないのがちょっと難点。延長コードも置いてくれていない。エアコンは壊れているのか効きが悪かった。

部屋で休んでいたらいきなり轟音と共に床のタイルが割れだした。

オーナーに知らせたら、直射日光が当たるとタイルが膨張するのか反るのか、何度もこうなっているらしい。目地幅をもっと広く取って弾性目地にしたらこんなことにはならない気がするが…

客がいるのにその場で修理仕出した…^^;

キッチンはシンクと冷蔵庫しかないので、その日は近所のスーパーでビールと生ハムを買って就寝。
ユーロが使えるのが便利だが物価は安くない。首都のサラエボは安いらしいのでここは特別リゾート地だからか。

ドゥブロブニク・パス

ドゥブロブニクと言えば映画「魔女の宅急便」のモデルとなった街。あの上から眺めるオレンジ色の屋根の数々と海の入江は旧市街の城壁に登るか山のロープウェイに登らないと見れないらしい。

それに便乗しているのか、城壁に登るのは入場料35€。6千円超えだ。同じ35€でドゥブロヴニクパスというものを購入すれば、城壁+あらゆる博物館+バスが無料になるので、そっちをネットで購入した。

ドゥブロヴニク散策

若いバスの運転手にスマホのドゥブロヴニクパスのチケットを見せると宿から旧市街まで無料で来れた。本当はバスオフィスで24時間バスチケットに交換しないといけないらしく、この時乗れてしまったことで後にトラブルになるのだが…

フランシスコ教会

城壁の中、旧市街に入り散策する。

暑い、とにかく日差しがキツくて暑い。ローマと緯度はそんなに変わらないかと思っていたが気温が全然違う。来る時期を間違えたかも知れない。4月5月位が丁度いいだろう。

Cultural-Historical Musem

この中はまだエアコンが効いててマシ。冬に中欧を周った男性にアドバイスを貰っているが、宿の料金も私の3分の1以下だったらしいし、人がいなくて貸し切りだったらしいし。

35€の元を取るために入れる教会、博物館は先に全て入る。

食事は旧市街内にあるスーパーでコーラを購入し、パン屋で買ったパイを頬張りながら歩く。

ドゥブロヴニクの旧市街の街並みは可愛くて、観光客の少ない時期ならテンションが上がっただろう。今は人が多過ぎるのと暑さでしんどさが優る感じ。

城壁に登る

入口は何箇所もあるらしく、どこから入っていいか迷ったが、結局旧市街に入ってきた1番北西の入口、ミンチェタ要塞付近に入口を見つけた。

そこから階段を何段も登る。暑い…

ぐるりと城壁の上をずっと歩いて行く。

これがドゥブロヴニクのよく見る有名な景色。
日差しを遮るものがなくてひたすら暑いが、透明度の高い海とオレンジ色のかわいい家々を眺めながら人の少ない城壁を歩くのは楽しかった。

海水浴も出来るようで、泳いでいる人等がいる。砂がなく、岩場なので透明度が高いらしい。

この後は城壁を出て直ぐの要塞にも登り、街を眺めた。この時期はサンセットの時間か遅すぎて待てないな。

クラフトビール

またドゥブロヴニクパスを見せてバスに乗り、バスターミナルへ向かう。

クラフトビールのお店が近くにあったので寄ってみた。地元の人らは誰も頼んでいなかったけど4種飲み比べ。

日本のと変わらない味。

ドゥブロヴニク・パスのバスチケット有効化

帰りもこれまで通りドゥブロヴニクパスのQRコードを見せてバスに乗ろうとしたらおっさん運転手にめっちゃ怒られた。
「ちゃんとバスチケットに交換しろ。」
「今朝2回ともこれ見せただけで乗れたし!運転手がバスチケットに交換してくれるって聞いたし!」

お互いこのセリフの繰り返し。バスは動き出したのでそのまましれ~っと宿まで乗った。
35€も払っているんだから柔軟に対応してくれ。

ドゥブロヴニクは物価が高いので、その日もスーパーでオイルサーディン缶とフルーツ、ビールだけの夜ご飯を済ませた。


次の日。宿からの湖の景色は美しい。

ドゥブロヴニクからボスニア・ヘルツェゴビナのモスタールへ

昼過ぎにチェックアウトして、ボスニア・ヘルツェゴビナのモスタール行きのバスに乗る。ネットで予約、24€。

16時発のバスが1時間以上遅れて来た。Frixバスだったので遅延の連絡がメールで来たので安心出来たが、人がいっぱいのバスターミナルに椅子が3つしかないのが結構辛い。

ボスニア・ヘルツェゴビナのモスタール到着

21時前、ボスニア・ヘルツェゴビナのモスタールに到着。

バスが遅延して宿にチェック・イン出来るか心配だったが大丈夫だった。手持ちのヨーロッパSIMがクロアチアを出てから通じないので連絡出来ない。EU圏内しか繋がらないようだ。これ以降、EU国以外はSIMカード無しで過ごす。

ATMに寄ってボスニアのお金をキャッシングし、宿の近所で夜ご飯。手数料は1,000円位の金額が表示されたが、ヨーロッパに入ってからはキャッシングの明細を見ると全く引かれていない。ここも大丈夫だった。

チキンガーリックステーキとビールを頼んだ。現金しか使えなかったが、全部で9兌換マルク(780円)。しかもかなり美味しい。

これまで何かビールと一緒に食べる度に3〜5千円掛かってたいたのに。EU圏外、物価の安い国にやっと入って来れたようだ。

中欧旅、楽しみになってきた。

世界一小さい国、ヴァチカン市国へ入国。当日予約では美術館には入れない。(Day404)

2024年夏。1€(ユーロ)≒174円
イタリア3日目、ローマ1日目

ローマは人生で2度目。前回は入れなかったヴァチカン市国へ、今回はそのリベンジだ。

ローマの地下鉄

地下鉄でヴァチカン市国の最寄り駅Ottaviano駅へ行く。

ここもVISAタッチで乗れるし、GoogleMapで経路が出る。

最寄り駅、Ottaviano駅に到着。ここから10分歩く。

ヴァチカン市国到着

1929年、ベニート・ムッソリーニによって独立した国家となった、国有面積0.44平方km、人口約800人の世界最小の独立国。 ローマ教皇が国を治めている。国全体が世界遺産登録されている唯一の国で、1984年に登録。

どこまでがイタリアでどこからがヴァチカンなのかよく分からないまま到着。

サン・ピエトロ大聖堂

9時。サン・ピエトロ広場をぐるっと囲むように人が並んでいる。取り敢えず、皆に習って最後尾に並ぶ。

日差しがかなり暑くて並ぶのはキツイが、列はすいすい進む。1時間並んだら入れた。
無料。入口に荷物のセキュリティチェックがあるので、それのせいで並ぶようだ。

中は金ピカで荘厳。YouTubeなどで「威厳があって凄い感動した。」などの感想を見たが、まぁ・・・ふーんって感じ。
かねてから来たかった場所のはずなのに、いざ入ってみると感動は薄い。世界一周の終盤、美し過ぎるものを見慣れてしまったことの“弊害”だろうな、これは。

他の大聖堂より豪華だとは思うけど。そりゃキリスト教の総本山だし。

イギリスのセントポール大聖堂の方がデザインは綺麗だった気がする…とか言ったら罰が当たるだろうか。初めて見たら感動するのかも知れない。

途中、団体客の後に付いて入ったら、ガードマンがいる横を抜けて、ガイド付きツアー客しか入れない場所に紛れ込んでしまう。まあラッキーだったか。

スイス兵交代式。この暑い中、あんな変な服装で微動だにしないなんて大変なお仕事だな。

いつの間にかサン・ピエトロ大聖堂を出ていた。入るのに並んだから、このまま奥の美術館に行けるかと思ったらまた並び直さないといけないようだ。ショック。
(調べたら美術館側からなら秘密のルートを抜けてこっちに来れるが、こっちからは美術館には行けない感じ。行く予定の人は、他の詳しいサイトをよく調べてね。)

ヴァチカン美術館

歴代のローマ教皇が収集してきた数多くのコレクションの美術館。ルネサンス3大巨匠であるレオナルドダヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロなどの作品が見れる。

入ろうとしたらこの列。並びながら調べたらこれは当日チケットの列で、事前にネット予約しておけばこの列を飛ばして優先的に入れるらしい。もちろん、今から公式サイトやツアーサイトを見ても、すべてSold Out。

仕方なくこの列に並ぶが、サン・ピエトロ大聖堂と違い、列が全く進まなかった。1時間以上炎天下の中並んだが、3分の1も進んでいなかったので諦めることにした。入るのに3時間はかかるってことだし。中も広過ぎて見学には2時間はかかるようだ。

ローマ観光

事前に調べておかないと、ヨーロッパは予約なしじゃあらゆる場所に全然入れない。

20年前にも訪問したが、ローマの見どころを周る。

川に凄い量のカモメ。モロッコのエッサウィラ感。

サン・タンジェロ城

この橋を渡る時は少しだけ興奮した。何か有名な建物なのだろうか。

ローマにもあるショッピングモール。昔、ここにも来たような気がする。

昼食にCantina e Cucinaでパスタ

お腹が空いてきたので昼食を食べることに。口コミのいいパスタ屋。

ボロネーゼとタップビア。手作り麺でモチモチ歯ごたえがありめちゃくちゃ美味しい。さすがイタリア。まあビールも入れて全部で4~5,000円位払った気がするが。

その後も観光を続ける。歩けば何かしら世界遺産にぶち当たる。

地下鉄に乗るには微妙な2駅、歩けば17分…といった具合の遺跡間を隈無く歩く。

トレビの泉

通算すると凄い距離を歩いていてもうヘトヘト。

白目剥いてる??

この後歩いて真実の口にも行く。

コロッセオ

ここも20年前に入りたいと思って入れなかった場所だ。仕事で来ていたので。

中はこれまで世界各地にあった円形劇場と変わらないのだろうか。これが本場だろうし中を見たい。

入ろうとチケット売り場を見たら当日券は売り切れだった。ネットで見てももちろんSoldOut。

スイス滞在時にイタリアの観光について調べてチケットは予約しておかないといけなかった。今は宿代が高いため毎日移動でそんな余裕がない。

そこまでヴァチカン美術館やコロッセオに入りたかったかと言えば、ガウディやアルハンブラ宮殿程ではなかったので、縁が無かったと思うことにする。入場料浮いたし。

飛行機代より高い週末ローマの宿泊費

2泊して体を休めたいが、明日のドミトリーは直前&週末のせいで検索するとどこも50€超(9千円)だ。ローマの宿泊費は恐ろしい。

ライアンエアーの飛行機代の方がローマでの宿代よりも安いということに気付き、ここから飛べる東欧の国を探す。西欧は日本から直行便が飛んでるから、就職してからでもまたいつでも来れるだろう。

ローマから距離が近いクロアチアのドゥブロヴニク行きの航空券が8,000円であった。

明日はドゥブロヴニクへ飛ぶ。

さらっとミラノ観光をして、深夜バスでローマへ。ローマのホテルは高い(Day403-4)

1€(ユーロ)≒174円
イタリア2日目、ミラノ2日目

スイスからイタリア到着。

初ランドリーサービス利用

次の日、そろそろ服を洗濯したくてたまらず、洗濯5€、乾燥5€を払い、ホテルで全ての服と鞄を洗濯した。洗濯機で洗うのは日本出国以来初めて。
75℃の高温で洗濯してくれるので、アフリカやモロッコでの汚れも高温洗濯で綺麗に落ちたに違いない。

たまには課金して快適さを手に入れるのもいいもんだ。

ツェルマットではマッターホルン観光やミラノへの抜け方を調べるのが精一杯で、イタリアでの観光については全く調べることが出来ていなかった。 乾燥待ちをしながらミラノについて調べる。

ミラノ観光

どうやらレオナルドダヴィンチ作の「最後の晩餐」がサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の食堂に描かれていて、これがミラノの唯一の世界遺産。壁画保護の観点から、1日1,000人しか入れず、2.3ヶ月前に予約は埋まるらしい。
2日前位に気付いていたらGetYoueToursから課金して申し込めてただろうな。

地下鉄に乗ってミラノ観光へ。VISAタッチで乗れる。料金は後で請求を見ると「1日まとめて¥1,200」と請求が来ていた。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

まぁ壁画にそんなに興味はないし。ダヴィンチの絵でしかも壁画だから凄い価値なんだろうけど。

教会の外観だけ見に行く。当日券などもちろんなし。

サンタンブロージョ教会

そこから歩いて行ける場所を観光。ロマネスク様式の教会。

ドゥオーモ

建築期間600年の世界最大級の大聖堂。中に入るのは12€するので入らなかった。

ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア

19世紀のショッピングモールへ。

建築家ジョゼッペ・メンゴーニより、1865年からわずか2年間で完成。中世のショッピングモールってなんておしゃれなんだろう。

20年前にここに来たことをぼんやり思い出す。当時と変わらない景色。

トイレに行きたくなり、横にある普通のデパートでトイレを探したが標識はあるが入れるトイレはなかった。
マクドに入り、そこでランチを食べてトイレをすます。イタリアってホームレス侵入防止の観点からか?なかなか公共トイレがない。

スフォルツェスコ城

ミケランジェロの像がある美術館も中にあったがもう閉まっていた。

地下鉄でホテルに戻り、荷物をピックアップ。近所の中華レストランで食事をすます。めっちゃ美味しかったけど食事を頼むと謎の2€加算され全部で14€(2,500円)。高いなぁ。

深夜バスでミラノからローマへ

21時過ぎ。ミラノのバスターミナルへ。鉄道駅からは離れているので地下鉄で向かった。
ミラノのバス停は治安が悪いと聞いたが、待つのは外の野ざらしのベンチしかなく他の観光客もいっぱい立っているので大丈夫だろう。

FlixBusもあったが、イタリアに入ってからはItaBusの方が安かったのでItaBusにした。
ローマまで15€。

案の定、私の窓際の席に意気揚々と体格のいい黒人男性が座っている。
「私の31番の座席が窓際であなたの32番は通路側ですよ。」と言っても「俺の32番が窓際だ。」と言い張る。「隣の席の番号を見て下さい。端から31番~34番と並んでいます。32番は通路側です。」と言っても引かない。・・・もうあほなんだろうな、諦めた。座席も太陽マークじゃなく窓マークで記載してくれ。
体格のいい人が横にきたら体が少し逃げれる通路側に座った方が圧迫感がなくかえって良かったが。21時半に出発。

彼は夜中の2時半にフェイレンチェで降りていったが、この時間に降りて行ったのは彼だけだった。あんな時間に到着してバスも電車もないのにどうするんだろう。やはりあほなのか。

ローマ到着

ローマのバスターミナルは鉄道駅の横にあった。鉄道は高いのでバスにばかり乗っている。朝の6時でも出勤の人が多い。イタリア人は働き者なのか。

フリーダム トラベラー(ホテル)

6月末のローマの週末のホテルの金額はどこも38€を超えていた。
最近では全く使っていないが、コロナ中に国内旅行で使っていたホテルズドットコムのスタンプが10個溜まっていて、使用期限が迫っていた。ホテル1泊8千円引きになるので、ローマで使用することにする。

早朝に到着してまだチェックイン出来ないというので共用スペースでのんびり。

ホテルズドットコムは高いホテルしか掲載されていない。
掲載ホテルで、バスターミナルから歩ける1番の安宿を予約したが53€。9千円超でパイプベッドってなめてんのかって感じ笑

一応朝食にはパサパサのパンと、夕方のハッピーアワーにはワインと湿気たポテチが支給される。誰も来ないし全く盛り上がらないハッピーアワーだったが。

赤のスパークリングワインは美味しかったし、キッチンもあるし、部屋はかなり広い4人部屋だったので実は快適だった。

落ち着いたらローマに来た目的、ヴァチカン市国へ行く。

スネガからのマッターホルントレッキングコースの後は6回乗り換えてイタリアミラノへ(Day402)

1€(ユーロ)≒174円、1CHF(スイスフラン)≒180円
スイス4日目、マッターホルン3日目

ツェルマット最終日。

ゴルナーグラード鉄道停止のため、上記のコースでツェルマットスネガ展望台ブラウヘルトまで行き、シュテリー湖をトレッキングする予定。

朝のマッターホルン

今朝も5時に起きて愛しのマッターホルンを見に行く。「日本人橋」はやはり9割中国人。
曇りで隠れてしまっていたので昨日見に行っていて良かった。

高速地下ケーブルカーでスネガ展望台まで行く

オープン時間の8時半に地下ケーブルの入口へ行く。往復53CHF(¥9,600)。
チケット売り場から乗り場迄のトンネルは冷房が効きすぎていて寒かった。

地下を通るケーブルカーに乗り込む。

閉所恐怖症の人はちょっと怖いかも。

数分でスネガ展望台に着いた。ヨーロピアン団体観光客ばかり。

ゴンドラでスネガからブラウヘルトまで行く

記念写真を撮る彼らを横目に次は絶景ゴンドラに乗る。団体客はスネガ展望台までしかいかないようで、ここから上のロープウエイは空いている。ひとりで乗り込んだ。

今動いているロープウェイで行ける最上地点、ブラウヘルトまで行く。

ブラウヘルトからのトレッキング

ここには日本人団体客らがいた。毎回ダサイファッションのアジア人集団がいるなと思ったら日本人だ。今時マスクしているとかも。うーん。なんとかならないものか。

ここからトレッキングコースの案内標識を見ながら山道を歩く。

途中の道、迫りくる積雪が残る山々、そして振り返れば堂々とそびえ立つマッターホルン。畏敬の念すら呼び起こす。雪山をトレッキングしたのが初めてだからだろうか?

空気も景色も綺麗過ぎて、途中の道は楽しかった。
マッターホルンは見る度に雲の形を変える。1時間程歩いたら、湖に着いた。

湖に映る逆さマッターホルン!
本当はイタリア側から見たマッターホルンのことを言うみたいなんだけど。
美し過ぎて言葉が要らない。ここでしばらくその荘厳な姿を眺める。

風はないのだが、下から雪解け水が沸いてきていて湖面が揺らめいているのはしょうがない。

周辺の山々もなんて美しいんだろう。スイス、その物価故に来るのは迷ったが、本当に来て良かったと心の底から思った。この景色を知らないで一生を終えるなんてもったいない。

その美しさを存分に堪能し、同じ経路でまたツェルマットまで戻った。

スイスのツェルマットからイタリアのミラノへ

13時。チェックアウトして宿の目の前の鉄道駅へ向かう。やはりトラブルがあり、すんなりイタリアへは行けないようだ。「ティッシュで乗り換えろ」と駅員に言われる。

マチュピチュ村のような絶景路線。

やはり線路が途中で土砂崩れで停止している箇所があり、ティッシュ駅からはバス輸送になった。

ティッシュ駅からBrig駅へ。Brig駅からはまた鉄道。
途中、早朝に宿で作っておいたガーリックバターパスタを食べる。結局スイスでは全く外食しなかった。1人でチーズフォンデュとか頼みにくいし・・・

モロッコで食事した女性のインスタをその後見たら、同じようにヨーロッパを周遊しているようなのだが、バンバン飛行機を使っているし「1日でバルはしご5軒行きました。」「洗濯は毎回ホテルのクリーニングサービスに出しています。」などアップしている。
同じ世界一周でもこんなに旅のスタイルが違うもんなんだな。20代の時のバックパッカースタイルと変わらず旅している私みたいなのって古いんだろうな。
それにしても洗濯5€、乾燥5€だからなぁ。ヨーロッパに入ってからホテルには干すところはないし、下着と靴下しか洗ってないや。勿論手洗いで。汚い・・・

イタリアのドモドッサラ駅到着。ここまでしかネットでは通しチケットは購入出来なかった。

駅でミラノ行きのチケットを購入。「次のバスは乗り換えがあるけどいい?」と言われ、それを購入。

鉄道駅の窓口でチケットを買い、すぐ横のバスターミナルから出るバスに乗ったけど、まさか次の乗り換えが15分間しかないのに、バスに乗り換えじゃなくて鉄道に乗り換えなんて夢にも思わなかった。チケット1枚だし。ルール知らなかったら罠にはまるな。

結局スイスのツェルマットからミラノに行くのに

ツェルマットティッシュVipsBrigドモドッサラArmaミラノ

と、6回乗り換えて到着したことになる。ピンクは列車、黄色はバス。
まあなんとかなるもんだが、疲れた・・・
ツェルマットからドモドッサラのチケットが37CHF(6,389円)、ドモドッサラからミラノまでが10.8€(1,850円)。

ミラノ中央駅

18時半、ミラノ中央駅に到着。

立派な駅。ムッソリーニに指示で豪華に造られたらしい。材料費めっちゃ高そう。しかし人口密度が高過ぎて、駅の重厚な雰囲気とちぐはぐな感じ。

駅まで歩く。治安は悪くなさそう。

ミラノ オステロ(ホテル)

GoogleMapで見て、駅の北側のホテルを予約したのだが・・・
ミラノ中央駅から出ようと思うと南の一番端からしか出れず、かなりホームの長い駅なので凄い遠回り。駅近ホテルを予約したつもりがかなり歩いた。もうへとへと。

マンションの一部を改装したようなホテルにチェックイン。
27.41€(4,800円)。部屋は清潔、レシェプションも愛想が良くて感じがいい。そう言えばイタリアに入ってから運転手やチケット売り場の人など男性のノリが良くて気持ちいい。やはりイタリア男性は陽気な人種なのだろう。

広々キッチンなのに誰も料理していない。イタリアだと皆外食するのだろうか。
いよいよ宿代などもキツくなってきたので、近所のスーパーでサバ缶とビールを買って夕食を済ます。

ミラノは、4月のミラノサローネの時に来たかったのだけれど、その時期は皆1年前からホテルを予約するらしく、高過ぎて断念した。その時期以外は特に見どころもなさそう。明日少し観光したら夜行バスでローマへ移動することにする。