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キルギスのビシュケクから、カザフスタンのアルマトイへ国際バスで移動(2023.10.15)

1キルギスソム≒1.67円。

キルギス最後の朝ご飯

おはようございます。ビシュケクのさくらゲストハウスの朝です。昨晩もバングラデシュ人の大声電話と、オンラインゲーム☆ロシア人の独り言で気が狂いそうでした。
そしてバングラデシュ人のおじさんは、昼もよく昼寝するのですが、イビキがめちゃめちゃうるさいです。そういう人に限って寝付きがよく布団に入ると数秒で寝るのはなぜ。

「同室のインド人、酒を飲むからダメだ。追い出したよ。」と自信満々で私に報告してくれるのですが・・・・

出て行って欲しいのはお前の方じゃっっーーーーー!

と声を大にして言いたかったです。言わなかったですが。

キルギス最後の朝ご飯。いつもの近所のマミルバイディン・サムサシ(レストラン)でサモサです。
地元の方たちを見ていると、この窯に付いている、くちゃくちゃの固い方が表でこれを横に割って食べるみたいです。しかし相変わらず固い・・・

さくらゲストハウスをチェックアウトして、35番のバスでビシュケクの西バスターミナルへ。
さくらゲストハウスでは前回1回、今回1回洗濯してもらったのですが、チェックアウト時に奥さんに「前回サービスした分の洗濯代も入れて300ソム。」と言われました。
えっ。。。それってサービスって言わないんじゃぁ(;´Д`)
物価高のせいか今回から取るみたいです。事前に料金を聞いていなかったのでちょっともやっとしました。

11時過ぎ。バスはこの時間は空いてるのでスーツケースを持っていても乗れそうな感じです。
キルギスのこの大型のバスはキルギスのバスカードか、VISAカードのタッチ決済のみです。私はVISAタッチで11ソム(19円)。

キルギスのビシュケク→カザフスタンのアルマトイ

バスターミナルの正式名はザーパドニ・アフトヴァグザールです。
前回乗ったマルシュ乗り場ではなく、奥の建物です。

薄暗い建物の2階。2番窓口でアルマトイ行きのチケットを買います。
600ソム(1,000円)でパスポートが要ります。朝の8時から2時間おきにあるようです。
11時45分に来ましたが、12時のチケットを買えました。

出発ギリギリにわらわら人が乗ってきて、出発する時には満席でしたが。

窓側の席を指定しましたが、なんじゃ、こりゃ~
ペアガラスの内部が結露していて全く景色が見えません。

カザフスタン国境越え

13時、1時間で国境に到着。なんと。国境越えの写真が全くありません。
と言うのも、キルギス出国時に、3つあるイミグレの窓口のうち真ん中の窓口に並んだのですが、新人の軍服の方がオタオタ丁寧に担当されていて、私の列だけ全く進まなかったのです。並び直そうにも後ろも更に凄い列。
その上更に、子連れの方と老人は順番を抜かししていいという暗黙のルールがこの辺り一帯の国にはあるのか?子連れの人らが入りやすい真ん中の列の窓口から一斉に横はいりしていきます。(並ぶなら順番抜かしされにくい両端がいいです。)
同じバスに乗っていた両端の列の方がどんどん消えていく中、40分以上かけて出国。大急ぎでカザフスタンの入国審査を済ませ、外に出たらなんと・・・

私の乗って来たバスがない!!

あまりにも私の列だけ遅かく、凄い待たせていたのでバスが先に行ったのではないかと覚悟してましたよ。荷物を全部持ってバスを降りていたのが幸いです。
どうしよう・・・カザフスタンのイミグレを出てすぐのところで「アルマトイーアルマトイー」と声を掛けてくるマルシュがいっぱい停まっていたので、これでアルマトイまで行こうか( ;∀;)と思っていた矢先・・・

イミグレを出てかなり先の2個めのガソリンスタンドの角から、ふっと出て来る私の大型バスを発見しました。角を曲がった奥の駐車場に停まっていたようです。慌てて手を振って停めて乗り込みます。

カザフスタンに入ってからはまた絶景ですが、バスに置いていかれたと思っていたので、もう脂汗しか出ず楽しめません。
その後すぐ出発しましたが、イミグレで私の前後に並んでいた2名もやはりまだバスに乗れていなかったので、周囲の座席の人らが必死で最後の1人が乗り込むまで運転手を引き止めてくれていました。
皆さん、親切。イミグレで1時間位時間を要しました、あの若い軍服の担当者、やめて欲しかった・・・

“Sairan” avtovokzaly

17時半、5時間半でカザフタンのアルマトイ、サイランバスターミナルに到着!

ここでもバスを降りたら皆一斉にチリジリに解散。タクシーの勧誘も凄い。
市内までは遠いみたいなので、いつも通りATMでキャッシングしてSIMカードを購入してローカルバスでホテルまで行くことにします。

この郵便ポストみたいなのがATMとは気づかず、探しまくりました。

カザフスタンもATM手数料は無料!

薄暗い陰気なバスターミナルです。2階はなぜか全てアーミー服売り場。
左奥の売店が唯一SIMカードBeelineを売っていたので購入。箱には「500テンゲ」って書いてるけど2000テンゲ(800円)でした。ボラれているのか値上げしたのか・・・アクティベートも窓口のお姉さんに無理やりしてもらいます。やはりウズベキスタンやキルギス同様、パスポートのスクショを本社に送ってからの開通で少し時間が掛かりました。

Hostel 64(ホテル)

カザフスタンでもウズベキスタンとキルギス同様、YandexGoアプリが使えたので206番のローカルバスでホテルに辿り着けました。バスはONAYカードというバスカードで払うと1回100テンゲ、現金払いだと200テンゲ(60円)です。カード代が500テンゲ以上するようなので、私はカードを買わず、毎回現金払いにしました。

なんかもうすっかり夜に。カフェの裏の薄暗い入口のホテルです。

従業員の方にも全く英語が通じませんが、いつもなんとかなるのが不思議です。
キッチンあり。洗濯機もありますが電源が抜かれていて使えません。

6人部屋の女性専用ドミトリー4,500テンゲ(1,400円)を予約していたのですが・・・
私以外の他4名が全員中国人の友人同士!!
この狭さの部屋で、一斉に皆が中国語で会話し始めます。
う、うるせーーーーーっ(;^ω^)

はぁぁぁぁ??ドミで大声で喋るな、うるさい
なんで友人4名で宿泊するのに、余っている4人用ドミトリーを予約せえへんねん!!
6人部屋と4人部屋では4人部屋の方が150円高いのですが、ケチってるんでしょうか??

それと、通常2段ベッド式のドミだと下の段の方がトイレなどに行きやすいので下の段から埋まるものなのですが、中国人らは上の段から占領しています。なぜなんでしょう。国民性的に高いところが好きなんですか。

私の方がもうGoogle翻訳でロシア語で「中●人がうるさいから4人部屋に変えてくれ。」とレシェプションにお願いしました。
こんなこと言って申し訳ないのですが、同じ声量でもフランス語やロシア語は不快に感じないのに、中●語は非常にうるさいのです。音の高低差のせいでしょうか。

しかしキルギスの中国スーパーで買っておいたインスタントラーメンはめちゃくちゃ美味しいです。

景色を見た感じ、カザフスタンもキルギスと似ている国でしょうか。
しかし横のスーパーが23時まで開いているのでだいぶ都会かも。
カザフスタンには3泊します。

ひとり季節外れのチョルポン・アタ。ラスト・キルギスは日本食フルサトへ(2023.10.12~14)

おはようございます。カラコルのCapsule Hostelの朝です。
この2日間で往復12時間という一生分のトレッキングを果たし、身体がヘトヘトのボロボロです。

朝食は楽しくミラたちと。
ベトナム人、韓国人、マレーシア人なので全員辛い物好きですっかり意気投合し、本日は渓谷へ行くそうです。そして深夜バスで戻って来るのだとか。そんな体力ついていけません。
風邪なのか熱っぽいので、Dスケさんにも先にビシュケクへ戻ってもらい、私はのんびり行動することにしました。いや、もう年齢的にね・・・体力が。

カラコル散策

昼頃Dスケさんを見送った後、カラコル散歩。やはりいい景色~!!

町で一番大きなショッピングモール。中に入ってみます。

なんじゃ、これは・・・
やはり私は都会にしか住めないかも(´・ω・`)・・・

中国風モスクがあるとミラたちに聞いたので、歩いて行ってみます。

Dungan Mosque(中国モスク)

中国からやってきたムスリムであるドゥンガン人のモスクだそうです。カラフルですね。
髪の毛にガッツリスカーフを巻いて、敷地へ入ります。
ウズベキスタンで1日目に購入したスカーフはずっと役に立っております。

お祈りの時間ではないので誰もいません。

釘を1本も使っていないそうです。清水寺ですか。
モスクというよりお寺に近くて面白いですね。

カラコル→チョルポン・アタ

さて、14時。そろそろチョルポン・アタへ向かいましょうかね。
カラコルではもうすることがないし、ビシュケクに5時間掛けて戻る元気もないし・・・で、ここからビシュケクに戻る途中にチョルポン・アタというイシク・クル湖沿いのリゾート地があると聞いたので行ってみます。
カラコルから2時間で着きます。

カラコルではYandexタクシーアプリが使えるけど、ほとんど捕まらないので、到着した時のバス停へ、YandexGO アプリで105番のバスで向かいます。15ソム(25円)で行けるので、やはりSIMカードあると便利。
バス停に到着。「チョルポン・アタ?」と聞いて、マルシュートカに乗り込みます。

昼を過ぎてるので人が集まるか心配だったけど、ギリギリの最後の席に乗れてすぐ出発。ラッキー!!
チケットはすぐ横にあるチケット窓口で買います。200ソム(330円)。
売店は探したけどなかった。。。

ビシュケク→カラコルのバスはノンストップでしたが、このカラコルからいくマルシュは途中で地元の人を乗せたり降ろしたりしまくりです。

チョルポン・アタのバスターミナルではなく、向かいのバス停で降ろされました。
GoogleMapでGPSを見て運転手に告げないと、通り過ぎます。

Petrovskaya Pristan 2(ホテル)

バス停から歩いてすぐのホテルにしました。1泊9ドルです。

イシク・クル湖で泳げるのが9月までだからでしょうか?
オーナーも電話で呼び出さないと常駐してないし、他の客も見かけません。

10室以上部屋があるホテルで1室だけあるドミトリーを予約したけど、客は私と韓国人男性の2名のみ。
これだけ部屋が余ってるなら、セブのボホール島でしてもらえたように、シングルルームにグレードアップさせて欲しかったけど・・・きっちり韓国人男性と同じドミトリーに案内されました。
うーん、キルギス人、きっちりしてるね
部屋は柄が多過ぎで落ち着かない。

イシク・クル湖へ

気を取り直してイシク・クル湖の方へ歩いて行ってみます。

目の保養。360度絶景の町です。
しかし・・・お店が、ホテルが全部閉まってるんですが。シーズンオフって怖い。

公園も誰も歩いていません。これまた映画「アイアムレジェンド」の世界を思い出しました。
私以外誰もいないよーちょっと、怖いよー。

湖に到着しました。先月までなら大勢の家族連れがここで泳いでいたのでしょう。
少し寒いですが、お陰様で絶景を独り占めして感傷に浸ることにします。
う~ん。淋しくなんかないもん!

お腹が空いたのでホテルへ戻ることに。レストランは大通り沿いにある2,3軒しか営業していないようです。

客は私とねこちゃんだけ。
店主のおばさまは、めちゃめちゃ愛想悪くて恐い!!

手書きのロシア語メニューをやっとこさGoogle翻訳で解読して液体ラグマンを頼みました。ビールを置いてるか聞いたら睨まれ(もちろん置いてない)、フォークはぽんっとテーブルに投げつけられたのにサービス料は15%取られました。他に店がないから強気設定!!
まあラグマンは美味しかったです、とにかく恐かったです。

チョルポン・アタ→ビシュケクへ

次の日、曇っていたので湖へ行くのはやめてビシュケクへ戻ります。
売店ではいつもコーラ購入ですが、それにしてもキルギスってなんでコーラ常温なんだろ。

11時20分。
こんな人がいないところでまたマルシュの客が集まるのか心配でしたが、地元の人たちであっという間に埋まって出発しました。
ビシュケクまで400ソム(670円)。カラコルからここまでが200ソムで、カラコル→ビシュケクが500ソムなので、1回降りても100ソムしか余分に掛かっていない計算です。

3時間でビシュケクに到着。さくらゲストハウス再び。
Dスケさんは前回と同じ部屋にいましたが、そこはもう空いていないとのことでバングラデシュ人部屋」に投入されました。最悪です。
バングラデシュ人のおじちゃんが朝から晩までずっと家族と部屋の中でスマホで大声トーク、その横でロシア人男性が、夜中3時を過ぎても大声で独り言を発しながらオンラインゲームをしている部屋です。私の横は夜中に独り言でお祈りするインド人男性2名。気が狂いそうです。

セブ島留学で英語力に少し自信がついた私は、全員に注意して差し上げました。
そうしたら静かになりました。何事も我慢しないで言ってみるもんです。

次の日、Dスケさんとその同室にいたKさんと昼はキルギスのチェーン店、Macバーガーへ。マクドナルドではありません。
ラッシーは塩が入り過ぎてて海水より辛かったので全残しです。こんなの飲んだら死ぬような気がするのですが。

日本食レストラン ふる里

今日はキルギス最後の夜です。明日、北のカザフスタンへ移動することにしました。
今でもキルギスは凄く寒くて、もう夜は宿の中庭ではくつろげない気候です。寒くなり過ぎないうちに中東を回っておきたいのです。

最後はちょっと贅沢に。日本食が恋しくてDスケさんと日本食レストラン「フルサト」に来てみました。バスで来たのですが、暗すぎてお店がどれか分かりませんでした。

中は高級感溢れる内装です。外のこの席は今はかなり寒いかも。19時に行くとギリギリカウンターの席に潜り込めました。外装からは想像もつきませんでしたが、中は満席、人でいっぱいです。

Dスケさんが頼んだお寿司。
大将は日本人です。カウンターで握っているのはキルギス人。凄いですね、この美しさ。キルギスで魚なんて見なかったのですが、どうやって仕入れているのでしょうか。
大将に私たちが関西出身だと言うとなんと!ビールを2本サービスしてくれました( *´艸`)ありがとう~

私が頼んだ天ぷら。
久々のビールです。いや、そんなことよりびっくりするのがこのお店のクオリティーの高さです。

お世辞抜きで、まじで、日本で普段食べる天ぷらや寿司よりはるかに美味しかったです。日本でも結構美味しいところに食べに行ってるのですが。
衣はさくさくで何か味がついています。つゆも薄味で美味しかった~
お値段は一人4千円とお高めですが、もっと高くてもいいんじゃぁ・・・位の味でした。

Dスケさんもずっと「めちゃ美味しい」を連発。
食が引き起こす幸福度の力は圧倒的ですね。
本当に幸せな気持ちになった、キルギス最後の夜でした。

明日はカザフスタンへ。明日からまた一人旅です。

アルティンアラシャン2日目にして下山(2023.10.11)

アルティンアラシャン2日目

おはようございます。
昨夜はネットが繋がらないのですることがなく、早々に寝たので早起きです。
さ、寒い!!

夜は電気が止められるので暖房なしです。

夜中、トイレに起きるとウズベキスタンのユルタキャンプ同様、星がびっしりで綺麗でした。
そして外にあるトイレに行くとき、ここで飼われている看板犬ワンコがずっと吠えながらついてくるのが可愛すぎます。

しかし寒さとこのトイレは辛い。これは公共トイレですが宿のトイレも似たような感じ。
寒い・ネットなし・ビールとコーラなし・トイレの質。これらに耐えられる人だけが山に来れる・・・

8時。絶景を見ながら宿の朝食。かなり寒いので暖かい食事がありがたいです。
入院していた時も思いましたが、日々の楽しみのピークは風呂と食事。これに尽きます。

海外の人って夜7時位に寝ても起きて来るの遅いですよね。9時を過ぎてやっと皆揃いました。
そして今日はどうするのか、もう1泊するのか?もっと先へ行くのか?
皆に聞いてもまだ決めあぐねているようです。

私はこんな絶景を目の前にしても落ち着かず、気になることがあります。
昨日の昼からネットが繋がらないためニュースとか家族の安否とか・・・ちょうどイスラエルでの攻撃のニュースが出ているところでしたし。
ネット中毒、勿体ないですね、こんな絶景を目の前にして。

朝食後もすることがないので、
「ゲストハウス エルザの前に無料の温泉が4つもあるよ~」とヨルダン人のお姉さまに教えてもらったので来てみました。

お湯が流れて混んでいるタイプではないので汚い・・・水面に何かいっぱい浮いてる・・・
やはり自分のところの温泉に入ることにします。寒いので。

なでろ。と要求する看板ワンコ。

11時。ミラたちは今から乗馬して14時位にここを出ると言っています。
私とDスケさんは特にすることもなくなったので、先に2人で下山することにしました。

帰りも同じ道。景色は同じだけど日の当たり方が違うので楽しめました。
途中、ミラ以外の後から来た旅の仲間全員に抜かされました。皆さんも早目に下山することにしたようです。

途中、現地のガイドを連れた日本人男性1名とすれ違いました。ガイドさんも往復10時間一緒って大変だなぁ・・・私が行った感じではGoogleのGPSは繋がりますし、私たちが間違えた分岐点以外は1本道なのでガイドなしでも大丈夫そうです。

ツアー会社の車とも2台すれ違ったので探せば車でも行けそう、1万円以上するでしょうが。
そしてカラコルで同じ宿にいた韓国人カップルと、15時頃にスタート地点から3分の1進んだ辺りですれ違いました。えっ到着夜になるんじゃ・・・この折れ曲がった遭難しますよ、大丈夫なんですかね。

登りよりは下りの方がかなりマシです。それでもきっちり5時間かかりましたが。
昨日タクシーを降りた場所で、やっとかなり遅れてきたミラと合流出来ました。
乗馬体験はどうだったか聞いたら、宿のおじさんが全く馬を操縦出来ず、またがって一瞬写真を撮っただけで終わったそうです。
Dスケさん、憧れの乗馬体験は諦めて良かったと思います。

タクシーを降りた場所ではYandexタクシーが捕まらず、マルシュ乗り場へ。
アゥンティンも合流して4名でいつ来るか分からないマルシュ待ち。
夕方から飲んでいる地元のおじさまたちにずっと「カリア?カリア?(コリア?韓国人?)」絡まれまくります。何度「ヤポーニャ!(日本人)」と言っても全然人の話聞いてないんだけど。

しかし1台の車が通りかかったら、おじさまたち3名が一斉に車を停めてくれ、その車が私たちを4名をホテルまで乗せてくれることになりました。
最初タクシーかと思ったのですが、これもまたウズベキスタンでの体験と同じく無料のヒッチハイクです。
いくら払ったらいいか聞いたら一人30ソム(50円)しか要求されませんでした。

その日の夜はカラコルで贅沢にもカフェでお寿司。
クリームチーズのお寿司は南米で慣れたし結構好きです。右はDスケさんが頼んだウナギなんですが、ほとんど入ってないような・・・
久々ビールが飲みたいですが、キルギスってビール置いてあるレストランないんですよね。ウズベキスタンでは置いているとこ多かったのに。

キルギスの絶景に満足しつつ、おやすみなさい。

キルギスの秘境、アルティンアラシャンへ。トレッキング6時間で温泉に辿り着く(2023.10.10)

おはようございます。本日は宿をチェックアウトし、アルティンアラシャンへトレッキングで向かいます。

せっかくキルギスに来たので絶景を見たい。
私が30歳の頃、同僚が「バックパッカーでシルクロードを周遊した。」と言っていて「どこの国が良かった?」と聞くと「キルギス!絶景!」と答えてくれました。
その時初めて聞く国名に興味深々。いつか私も行ってみたいとずっと思っていた国です。
首都のビシュケクでは絶景感が感じられませんでしたが、アルティンアラシャンなら、同僚がその昔見たような景色が見れるのではないでしょうか。

アルティンアラシャンへのトレッキング

荷物は1泊分の最低限だけリュックに詰め込み、他は宿に置いていきます。宿のオーナーはいつも別の場所にいるので奥の部屋に入れただけですが。
近所の市場で大きな水とランチ用のパンを買い込んで、いざ出発!

上記のスタート地点のアスクー村までは、カラコルのバスターミナルからマルシュで行けます。
しかし今回は宿の人らと総勢8人で行くのでタクシーでトレッキングのスタート地点まで行くことに。
タクシーならここからもう15分位歩いた先まで行ってくれます。

9時にホテルを出発。同じホテルのベトナム人のアクゥンティンとマレーシア人のミラがホテルのオーナーに電話して荷物を預かって貰えるよう手配し、他の宿の人6名を集めてタクシーまで手配してくれました。何から何までありがとう。26歳でしっかりし過ぎで感謝、感謝。
他のメンバーも全員一人旅の国籍バラバラ。韓国人男性2名、ジョージア人女性1名、ロシア人女性1名、アクゥンティン、ミラ、Dスケさん、私の8名です。

タクシーからの景色。交渉して1台800ソム、4人で乗ったので1人330円です。

キルギスではこんなハリボテのような教会をよく見ます。
色は違えど全部同じ形なので、工場大量生産とかなのでしょうか??

アスクー村入口、ここから14㎞

9時半、30分でトレッキングの入口に到着。
タクシーが行けるのはここまで。ここで道が2つに分岐しています。ブログじゃ「1本道なので絶対迷わない。」とあったのですが・・・
私はGoogleMapを見て「左の道だと思う。」と言ったのですが、筋肉ムキムキで語学ベラベラの韓国人アチェがMapsMeを見ながら「いや、右の道だ。」と言います。そしてタクシーのおっちゃんは「右の道だ!」と言ったので皆で右の道を進むことに。

これは帰りに撮ったのですが、正しい道は左の道です。看板が壊れてゴミ箱の裏に倒れて見えなくなっていました。これから一人で行かれる方は迷われぬようご注意。ここから14㎞。

そんな壊れた看板を見落とし、間違った右の道を行く御一行。

紅葉が綺麗だなぁ。

20分位歩いて、もう一度GoogleMapを見るとやはりメインの道から外れている気がします。道もどんどん細くなっていくし・・・そのタイミングで軍服を着た男性の車が通り掛り、降りてきてこう告げました。
「お前らアルティンアラシャンに行くの?この道じゃないよ。分岐点に戻って左の道へ行け。」

がーん。やっぱりね。GoogleMapは最強なんだから。8人で話し合い、来た道を戻ることにします。
後ろからずっと付いてきていた野生の馬たちが、私たちがUターンすると「まいった」という感じで同じようにUターンして引き返しだします。
臆病で私たちとすれ違うのが怖いようです。ごめんね~・・・

分岐点から左の道を歩き出します。40分位時間と体力をロスしました。
トレッキングが大嫌いな私は、20~30代の皆に付いて行けるか心配でこれに参加するかかなり悩んだんです。少しでも体力は温存したいのに、この40分は痛い・・・

しかしこのトレッキングコースは、そんな心配も吹き飛ばしてくれる癒しの絶景コースです。

これがキルギスかあぁぁぁぁ~

気持ちええええぇぇーーーー。来て良かった!本当に良かった!
Dスケさんはずっと「僕、これまで生きていて本当に良かったです。」を連発しておりました。

遅れた人を待つために、ちょくちょく休憩を挟みます。各々持ち寄ったお菓子やフルーツを交換。
どうやらマレーシア人のミラは私より体力がないのか、めちゃめちゃゆっくりだし、ロシア人のおば様は57歳とのことでこの辺りでかなりしんどそう。自分が体力なくて迷惑かけるかも・・・という心配は杞憂でした。

13時。3時間半歩きました。Wi-Fiはトレッキング入口付近以外は入りませんがGPSで自分の位置は見れます。なんかまだ半分位しか来ていないような・・・・

しんどい・・・と思っているとツアー会社の車が通りがかり、すかさずロシア人のおば様が運転手とベラベラ話して速攻で空いてる席に乗り込み、車で行ってしまいました。
待って・・・私も乗せて欲しかった(´;ω;`)

いや、ここで車に乗ったら負け、負けたことになるっ。
何に負けるのか分かりませんが、絶景を堪能するためにひたすら体力との勝負で歩くことにします。
やっと「あと7㎞看板」が見えました。この時点で体力ボロボロなのに、ここでやっと半分・・・

Dスケさんは途中、私の荷物を持ってくれる程、心の寛大な人でした。アルゼンチンで出会った日本人らと全然人種が違うぞ。
そしてだんだん人もバラバラに。
もうミラは「ひとりで行くから。」とかなり後ろをひとりで歩いています。
私も段々遅れ、ひとりに。
でも皆で登るのも楽しいし、ひとりでこの絶景を独り占めも楽しい!
一人で歩いている韓国人女性にも会いました。トレッキングポールはツアー会社からレンタルしたそうです。あれがあるのとないのとでは楽さが全然違うんだよな~羨ましい・・・

14時45分。やっとあと1km地点に来ました。
ここまでの道は勾配はなだらかなのですが、道に岩がごつごつ出ていて、足首グねりまくり・靴と足首が擦れて痛いのが辛いです。

そしてあとこの最後の1kmから急にすごい勾配が急に。空気もめちゃ薄いです。
標高2,600m。肺が痛い。

アルティンアラシャン到着

あと1km地点から1時間もかかって到着しました!
麓に見えるのがアルティンアラシャンの宿泊所です。
トレッキング大嫌いでしたが、やり遂げました。途中の車にも乗らず。
マチュピチュと同じく、20年間ずっと行きたいと思っていたキルギスの絶景。
達成感が凄いです。そしてあまりのしんどさに、きっとこれがもう人生で最後のトレッキングだと思います。

皆で動画や写真を撮りまくっていると、やっとミラが追い付いてきました。
ここから下ってホテルに辿り着くのも、結構時間がかかりましたよ

アルティンアラシャンの宿(GoogleMapになし)

16時。やっとアルティンアラシャンに到着です。5.5時間かかりました。
ネットに5時間と書かれていたので道を間違えなければその位でしょう。

ホテルやユルタが数軒ありましたが、9月までがシーズンのようで、ホテルは2軒しかやっていませんでした。奥のゲストハウスElzaは人気でいっぱい宿泊者がいましたが、手前のこの無名のホテルはガラガラ。
そしてとっくに先に着いていたロシア人のおば様が、宿の人と交渉して4人1部屋を2つ、朝食と夕食と温泉付きで1人1800スム(3,000円)にしてくれていました。

男性4名、女性4名なのでちょうど2部屋に分かれられていいですね。
宿(村?)全体が夜の8時から朝の9時までは電源が切られて充電が出来ませんでしたが。

体が疲れ切っていて、ミラと「コーラが飲みたいよぉぉ」と騒ぎます。この宿は水しか置いておらず「あっちのゲストハウス・エルザに売ってるよ。」とのこと。エルザに皆で行ってみますが、水以外ほとんど何も売っていません。ビ、ビール・・・(´;ω;`)
びっくりするほど美白肌の韓国人男性、ヨンさんは1本だけ売っていたウォッカを買われていました。

日が傾いてくるとめちゃめちゃ寒くなってきました。
この宿に付いていた無料温泉。2つあってもう1つの方はもっと広くて、ずっと絶え間なくお湯が注ぎ込んでくるのでまだ綺麗です。女性4人で広い方に先に入りました。温度は39度位しかないですが寒すぎるので天国~(*´ω`*)

アルティンアラシャンって黄金温泉って意味だそうです。どこが黄金??って感じですが。
生まれて初めて温泉に入るミラは、裸で入るというのが信じられないらしく服を着て入っていました。
男湯の方は相当熱かったらしく、ベトナム人のアゥンティンは入れなかったそう。
ベトナムとマレーシアって温泉ないんだ・・・

シャンプーとバスタオルを持ってきていましたが無駄でした。シャワーは水しか出ないし石鹸が使える雰囲気ではなし。バスタオルは宿から貸してもらえました。
女湯ではロシア人おば様の過去の恋愛話の独壇場でした。早口過ぎて何言ってるか分からないし温泉ってそんな30分以上もつかっている場ではないような・・・(;^ω^)私だけ先に退散。

宿の看板犬と戯れる。ずっと付いてくるのでめちゃめちゃかわいい。

夜ご飯です。18時に夜ご飯と言われていたのに、なぜ皆さん18時を過ぎても全く用意しないのでしょう??
ミラに「まだ夜ご飯行かないの?」と18時5分に聞くと「日本人って本当にパンクチュアル(時間厳守)ね♪」と言われました。いや・・・私だけ間隔おかしいんかな・・・

夜ご飯の頃には天真爛漫のミラのキャラにメロメロのアクゥンティンヨンさんでのミラ争奪戦!になっておりました。そっちの席のアジア人同時の会話だと私の下手な発音も通じるのですが、私が座っている方の席は後から来たフランス人男性も交えて旅情報交換会。ここから30㎞行くとアラコル湖に行け雪が積もっていますが、絶景だそうです、30㎞、絶対行かね~
そしてヨルダン人たちとの会話は早すぎて聞き取れません。

フィリピン留学の意味って!笑
1ヶ月の留学位じゃ歯が立ちませんね。セブ島の先生たち、めちゃゆっくり話してくれてたんだな

寒いので先に失礼して寝ます、おやすみなさい。

キルギスの首都ビシュケクから大自然のカラコルへ移動(2023.10.9)

本日は宿をチェックアウトし、キルギスの首都ビシュケクから東に約400キロメートル離れたカラコルへ移動します。

イシク・クル湖(Issyk-Kul Lake)の東部に位置し、マルシュで1本で5時間で行けるキルギスの絶景スポットのようです。同室のDスケさんに教えて頂きました。
彼と一緒に移動します。Dスケさんは31歳で私とかなり年齢差がありますが、穏やかで仏のような話し方をされるので気が合います。(合わせてくれてるのでしょうが。)凄く気を使える優しい方で、文学的な知識もあり一緒にいて楽しいです。

朝10時。ウズベキスタンから来た時に降りた西バスターミナルへYandexタクシーで向かいます。バスは満員で乗れませんでした。Yandexを降りた瞬間にまたも凄いタクシーの勧誘。振り切ってバスターミナルの1番東に位置するマルシュ乗り場へ。

ここからはこれだけの場所へこんな安い金額でマルシュで行けるようです。読めないんですけどね。読める人は活用してくださいな。

マルシュは満席になったら出発するシステムです。この経路はすぐ埋まるようで、乗ったらあっという間に満席ですぐ出発。料金は5時間以上乗るのにたったの500ソム(840円)です。

1番後ろの左側の座席に座りました。日が当たらなくて正解です。ずっと絶景で興奮。
眼の保養&癒されまくり。

2時間位走って1度トイレ休憩。

絶景トイレ過ぎる!キルギスに来て良かった~。

トイレ休憩は長かったです。小売り店でジュースとパンを買いました。これなんの像だろう?

進行方向右側に座ると湖側なんだけど、暑そうだし湖はちょっとしか見えなかった。
因みにイシククル湖は世界で2番目に標高が高い塩湖だそうです。

マルシュからの景色。
さくらゲストハウスに宿泊されていたカップルやマリアはビシュケクだけで次の国へ向かっていたけど・・・この絶景の場所に来て初めてキルギスの良さが実感出来るのではないでしょうか。
勿体ないなぁと余計なお世話を考えます。

カラコルという町のバスターミナルに到着。しょぼすぎてGoogleMapを見ないとここだと分かりません。

Yandexタクシーで5分位で本日のホテルへ。

Capsule Hostel

町の中心近くにある、私のお気に入りのカーテン付最新ドミトリーです。

数百円位高くても、このタイプのドミトリーはプライバシーが守られて満足度が高いので、この手のドミがあれば速攻で予約。

キッチンもとても綺麗です。
ベトナム人の男の子が泊っていて「明日皆でアルティン・アラシャンに行くんだけど、どう?」と誘われました。ここにはアルティン・アラシャンにトレッキングをしに来たので参加したいですが、一緒に来たDスケさんは「キルギスの草原を馬で駆け巡りたい。」という野望があるらしく、馬に乗れるツアー会社に参加したいとのこと。
「ツアーで行くから。」と断って今からツアー会社を探しに町へ出かけます。

すぐに端まで歩けてしまうめちゃめちゃ小さい町です。
車も人も少なく、向こうに見える景観が美し過ぎます。
ここで生まれ育った人は毎日こんな景色を見ているですね。毎日癒されているんでしょうか、それとも飽きるんでしょうか。

宿の目の前の建物。

ロシア正教会

すぐ近くにロシア正教会。
ロシア帝国時代に建てられた木造の教会です。
キルギスはイスラム教が主宗教なため、少数派の教会。

裏側。中も外観と同じくとてもかわいくて芸術的でした。撮影禁止なので中の写真はなし。
ロシア系の顔の子供たちが庭園で遊んでいました。

お決まりのモニュメント。
この後、Dスケさんの望みを叶えるべく、カラコルのツアー会社(CBT Karakol)やインフォメーションセンターをいくつか回ったのですが、全部閉業しているんですよね。
1ヶ月前には口コミが投稿されているので、たぶんどこもシーズンの9月で営業を終了して、寒くなる10月は全部閉まっているのではないかと・・・

失望のDスケさんとホテルの近くに戻って来ました。
一緒に回りたかったけど・・・私は一人でアルティン・アラシャンをトレッキングした人の記事を見たので、その通りに一人で行こうかな。馬に乗りたいわけではないし、ツアーって高いからなぁ。

この店を右に曲がると商店街になっていて、食堂があるので入ってみます。

1軒だけめちゃ繁盛しているお店があります。凄い回転率です。
ここでカラコル名物、アシュリャンフーという麺料理が食べられるみたい!

70ソム(117円)。ジャガイモ入りのナンも付いてます。美味しそう~と一口ぱくっ。
つ、冷たいーーー
麺=熱いと思い込んでいて口に入れるまでその意外性にびっくり。
酸味があって美味しいけど・・・麺は熱い方がいいなぁ。夏に食べるものなんだろうな。

パンチングマシンで遊ぶ地元の子供たち。北の方だからか、首都よりロシア系の顔の子が多くなりました。

なんでしょう。ホテルの入口らしいのですが。

Karakol Coffee

ここが目抜き通りかな?という通りでカフェに入ります。

ラテとチーズケーキ340ソム(530円)。キルギスではお高め。美味しそうでしょ。
しかしチーズケーキは全く味がしません。食感だけ楽しみます・・・

スマホに付けてる紐は100%ネコホイホイです。なんで紐ごときでこんなに猫が釣れるんでしょうか。メキシコでもやられまくりました。

暗くなると寒い!
10月はシーズンオフのようで静かなカラコル。
ホテルに戻るとまたベトナム人のアクゥンティンくんが話し掛けてくれます。
「ツアー会社どうだった?」
「全部閉まっていたよ(´・ω・`)明日は何人で行くの?」
「ここに宿泊している3人と他のホテルの人らも呼んでるから分からないけど・・・」

ここのホテルにミラというマレーシア人の陽気なお喋りな女の子もいて、彼女も行くようです。彼女らと一緒に行ったら楽しそうだなぁ。Dスケさんに尋ねてみると彼も馬は諦め、一緒に行こうかなと。
「一緒に参加していい?」
「もちろん!!」

なんて感じのいい子なんでしょう。
明日はキルギスの大自然を堪能するためアルティン・アラシャンへトレッキングします。
体力のない私がずっと避けてきた、大嫌いなトレッキングです。

ビシュケク観光。博物館、図書館、オシュ・バザール、モスク(2023.10.7~8)

おはようございます。さくらゲストハウスの朝です。私が宿泊しているのと別の建物は、バングラデシュ人のおじさんが長いこと宿泊していてナシをくれました。月末にタイへ飛ぶそうですが、ここに観光するでもなくなぜ長居しているのか不明です。

昨日に続き、本日も曇りです。ウズベキスタンがずっと晴れていたので久々じゃないでしょうか、こんな天気は。曇りの日はおとなしく博物館にでも行きます。同じ部屋のDスケさんに誘われて行きました。

キルギスSIM情報

ウズベキスタン到着時に、空港で買ったBelineのSIMカードがキルギス入国後も2日間使えていたのですが、急に使えなくなりました。少しだけローミングサービスが付いていたけど、それも使い切ったのでギガを追加購入しないといけないみたいです。追加購入はネットで出来るようですがロシア語で意味不明なため、またBelineのSIMを490ソムで買い直しました。

マミルバイディン・サムサシ(レストラン)

まずは朝食。近所のサモサがとてもジューシーで美味しいとカップルの方に聞いたので。彼らは今朝カザフスタンのアルマトイへ向かわれました。男性の方はYoutuberです。最近多いですね、そういう方。

入口の窯の中を覗くとこんなパンが張り付いていました。昔ながらの作り方でしょうか。

メニューはいつもロシア語しかなく読めません。Google翻訳でも意味不明なメニューも多いです。

そしてサモサ小をオーダーするとこんなのが。(お茶も入れて300円)
確かに中身は美味しいんですが、外のパンが固すぎて歯が折れそうです。ここで歯が折れたらまた帰国です。

キルギスの公立図書館

博物館へ行く途中に一般市民の図書館があったので入ってみることにしました。旧ソ連の図書館がどんなのか興味津々です。銅像は肩に服を掛けているおっさんでおしゃれさんですね。

しかし中へ入ると同時に受付に呼び止められ、パスポートを見せて少額のお金を払い、地下に荷物とスマホを預けさせられました。中は外国人は撮影禁止なのでしょうか。
3階まであって各個室が「トルココーナー」「韓国コーナー」「イスラム(?)コーナー」などに分かれています。キルギスに縁のある国々なんでしょうか。そして静か過ぎだし個室に入る度に受付のおばさまに呼び止められたりして緊張感が半端ないです。何か機密文書でも隠しているのでしょうか。

図書館は本当に静寂で、ほとんど人もなく、とても集中できそうな感じで羨ましかったです。人口密度が日本と全然違うんでしょうね。
公園に喫茶をやっているゲルがあり、Dスケさんが興奮されていました。ゲルに泊まりたいみたいです。

博物館の向かいの政府機関。

State History Museum(歴史博物館)

歴史博物館に来ました。もう一つ絵画など飾ってある博物館もあるようなのですが、今回はこちらだけにします。入場料は200ソムで330円です。キルギスはウズベキスタンより物価が安いです。

中も本格的なゲルの展示。

ゲルジグゾーパズルもあり。Dスケさんと頑張って完成させました。旦那さん、料理か子守手伝えよっって感じの図ですが。

その後は映画館へ寄ったり・・・

夜はまた朝と同じレストランで牛串とマンティです。羊のシャシリクはないと言われました。この牛、美味しい!明日もビシュケク観光します。

さくらゲストハウスの近所のデパート

次の日、今日は晴れています。宿の裏のバス停通りに中華系のデパートがあるというので入ってみます。

相変わらずこんな造り。人がいなくて買いにくい。

こんなとこに三菱のエアコンが。

そしてそのままバスに乗ってオシュ・バザールへ行ってみます。YandexGoというアプリを入れたら、どのミニバスに乗ったらいいか、そのバスが今どこを走っているのか表示されるので、方向音痴でロシア語が全く話せない私でも、ウズベキスタン・キルギス・カザフスタンでは好きな所へ行けるんです。

大きいバスが先に来たので4番のバスに乗りました。

バス停から降りてバザールまでの道。昔の大阪の天王寺もこんなの売ってましたね。

まあ、大きいバザールでしたがウズベキスタンで行きまくったので同じような感じです。できたてのパンを買いました。30ソムってこんな大きくて50円なんですよ。もちもちしていて美味しいです。

ナッツ類も買ってみました。230円です。H山さん、ウズベキスタンでめっちゃ値切っていたからキルギスの方がだいぶ安いのかな。この後このナッツは量が多くてなかなか減りません。

バスに乗り慣れたので、モスクも2つ行ってみることにします。
こっちの金色のモスクは日曜日なので閉まっていました。教会は日曜が大繁盛だというのに。

著作権。

Imam Sarahsi Bishkek Central Mosque

宿の近くのモスク。これはトルコのイスタンブールにあるブルーモスクとそっくりです。口コミをみたらトルコ政府の支援で10年前に建てられたそうですね。

がっつりスカーフで髪を隠して入っても、女性は本堂には入れてもらえませんでした。観光地でもないし男性のお祈り場ですもんね。女性は裏口から入って2階のお祈り場へ行けと。

2階へ上がる途中の廊下から天井が見えたのでパチリ。こういう時男性の方が得ですよね。はぁ。

宿に戻り近所のレストランへ行ってみましたが19時だと全然メニューが置いていなかったので、中華に変更。ビールが置いてあったのはいいけどチャーハン、全然おいしくないんですが。醤油を使っていませんね。

まだ日本を出てから1ヶ月も経っていませんが、醤油が恋しいです。

隣の席の中国人のおっちゃんがやたら話し掛けてきて電話番号を渡してきたのですが、あなた「成田、エアポート、グッド!」しか話せないのにどうやって私と会話する気ですか??

明日はせっかく自然豊かなキルギスに来たので、キルギスの大自然にもう1度アタックしてみます。カラコルという北東の街へ移動です。

何もないキルギスのビシュケクでグムとかチュムとか百貨店。アラ・アルチャ国立公園も(2023.10.5~6)

キルギスの西バスターミナルから街中へ移動

早朝、キルギスの首都ビシュケクのバスターミナルに着きました。
なぜかウズベキスタンの空港で買ったBeelineのSIMが、国境を越えたカザフサタンでも、このキルギスでも使えYandexアプリで目的の宿「さくらゲストハウス」まで行けそうなのですが・・・

なんと。私はキスギスのお金を持っていません。

バスを降りた人たちは、到着と同時に一斉に散り散りになって去って行きました。えっ皆両替は??え?私だけ準備なし?
残ったのはYandexアプリでタクシーを呼んでる途中の男性親子2名のみ。そして優しく私に「どうしたの?困ってるの?大丈夫?」と声を掛けてくれました。

「キルギスのお金を持っていないんです・・・
「そう。ホテルはどこ?近くなら僕たちのタクシーで一緒に行こう。」
若くてかっこいい、優しいドイツ人親子に町の中心までタクシーに乗せてもらえました。
ドイツ人って素敵

キルギスの首都は道路が広く、早朝は誰も歩いていなくて新鮮です。

さくらゲストハウス

20分歩いてさくらゲストハウスに到着。日本人のご主人とキルギス人の奥様がやっているホステルですが、宿泊者はいろんな国籍の人がいます。

ブザーを押して入れてもらえましたが、早朝過ぎて奥さんの機嫌が悪いwww
中庭はこんな座敷があります。昼過ぎに部屋が空くまでここで仮眠しました。バス12時間は疲れた~

部屋数はシングルやドミなどいっぱいあって広いです。男女混合6人部屋。女性専用部屋ないんですよね、同室のアラビック系の男性がずっと大声で部屋で電話していてうるさ過ぎる(ー_ー;)

水回りは掃除の女性2名が凄く毎日掃除してくれていて綺麗。そして1泊6$という安さ。

早速、キルギスのお金をgetしに街中へ行きます。建物が旧ソ連感満載。

あれ・・・ウズベキスタンではサンダルの外国人がいっぱいいたのに、ここでは皆スニーカーとか革靴とかちゃんとした靴履いてる・・・私だけ貧乏人っぽくて恥ずかしくなってきました。
標高がウズベキスタンより高いのか寒いので、皆さん服装が冬仕様です。

チュム百貨店とグム百貨店

GoogleMapを見て栄えてそうな場所に来ました。新し目のグム百貨店と・・・

ロシアにもあるチュム百貨店です。

新しいグムの中はこんな感じですがエスカレーターの並びがぐちゃぐちゃですんなり上の階や下の階へ移動出来ません。日本でこんな建築デザインしたら、避難経路不明で1発アウトでしょうね。

お腹が空いたのでケンタッキー。チキンに味が付いていないんですが・・・ロシア語がおしゃれです。英語は全く通じませんが今のところジェスチャーだけで困ることなし。

ぱっちも日本グッズショップ。メキシコにも「メイソウ」がありましたが「ゆうやと」ってなんやろ・・・

古いチュムの方はこんな感じです。行ったことないけどロシアの百貨店もこんな造りなんでしょうか。
チュムの地下駐車場前にATMがいっぱい並んでいるコーナーがあったので、キルギスソムはキャッシング出来ました。画面に手数料の表示はありましたが、後日明細を見たら引かれていませんでした。キルギスのATMはどこも手数料無料。

しかしこの周辺に両替屋やいっぱいあって、3軒聞いたのですが「ウズベキスタンスムを両替したい。」と言ったら3軒とも断られました。隣の国なのになんで??どうしよう余ったスム3,500円(´・ω・`)

ホステルに戻ると、日本人3名とご主人が外のテーブルを囲んで夕食を食べながら雑談していたので、ビールを買って来て混ぜてもらいました。ご主人は若い頃から色んな国に行っていてお話が興味深いです。
本日はこれで就寝。

アラ・アルチャ国立公園

朝、庭に出たら昨日一緒に飲んだカップルの日本人と、今朝同じ部屋に宿泊に来たドイツ人のマリアが話し込んでいます。今からYandexタクシーを呼んでここから1時間の自然豊かなアラ・アルチャ公園へ行くらしいので混ぜてもらうことに。マリアから誘ってきたらしいです。

マルシェ(乗り合いバス)だともっと手前の入口までしか行かないらしいので、タクシー一択です。
料金はYandexで一人315スムで500円位、入場料は車1台700スムでした。

国立公園の入口。タクシーを降りた瞬間、寒い〜寒すぎる!あの、私だけタクシーでもう帰ってもいいですか?と言いかけた程寒い(´Д⊂ヽ

キルギスには自然を満喫しに来たので、喜んで参加させてもらったのですが。

自然満喫というより…鬱蒼とした山々??

コースはこんな感じ。1番奥までは5時間以上かかるみたいなので泊まりですね。私たちは寒過ぎて1番手前の1時間のトレッキングコースのみ。

マリアは馬を見てはしゃいでおりました。休暇が3週間のみで、明後日にはもうビシュケクを出るので今日こんな天気でも決行したようです。職業はなんと私と同じ建築士。

野良なんでしょうか?怖がりなのか近付くと逃げます。

1番奥の方。キルギスって感じですが、晴れてたら凄い綺麗だったんだろうな。でも帰りはYandexは捕まらなかったので、たった1台だけ停まっていたタクシーと交渉したし、タクシーが居なかったらヒッチハイクしか帰る手段がないので、1人で来るのはハードルが高そうです。

凍えた身体にインスタントラーメンのパクチー添え。日本人カップルの方がオシュ・バザールで買ったお肉詰め合わせを分けてくれ、新しく入ってきたDすけさんも入れて今日も4人で夜ご飯です。

キルギスの夜、少し寒くなってきました。